ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

チャンスかも・・

2009年05月25日 22時08分41秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
本来は、23日土曜日が少林寺拳法の本山・本部少年部委員会でした。

しかし、新型インフルエンザの関係でその会議も中止になりました。

また、24日日曜日は滋賀県大津市で「少林寺拳法関西フェスティバル」が開催される予定でした。アグネスチャンを招いていの講演も組まれていました。

しかし、これもインフルエンザの関係で中止に。

さらに、来週、30日(土)、31日(日)の全国道院長研修会三次も7月に延期になりました。


その分、体と時間が空いたので、仕事や少林寺拳法のことが捗りました。


夜は、少林寺拳法を指導している児童養護施設の子どもたちと先週の大会の打ち上げ。

お菓子とジュースでのさやかなものですが、和やかに過ごしました。

少林寺拳法でも育夢学園でも、一般家庭の子どもたちは、指導が難しく感じることも多くなりましたが、(少林寺拳法などにも発達障害や境界性知能の子どもたちが増えていると思います。)

児童養護施設の子どもたちは、10年ぐらい前に比べると随分と落ち着いてきているのです。

指導がうまくいっているからそう感じるのかもしれませんが、なにか原因はあると思っています。おそらく、全国的にそうなのではないかと。

昔は、施設から脱走するぐらいの元気な子どもたちが多かったようですが、いまは、そんな子どもたちはいないと施設の先生たちもいいます。

昔に比べて、施設の子どもたちの生活環境が安定しているからでしょうか。

だとしたら、いまが施設の子どもたちにも高い教育を受けさせてあげるチャンスかもしれません。

私が少林寺拳法を指導している施設の子どもたちは、やはり学力的には非常に劣る子どもたちが多かったです。

勉強どころではなかったということでしょう。親も子も。

だから、いまがチャンスかもしれません。

何をしあげられるかをよく考えてみます。

教育的価値

2009年05月25日 22時02分58秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
現在、発達障害(軽度発達障害)をもつ子どもたちは、全体の10%といわれる


5年ほど前は、まだ5~7%といわれていた。

発達障害とは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)や広汎性発達障害(高機能自閉(アスペルガー)など)や微細運動障害など。

また、その境界性知能といわれる子どもたちが、全体の14%といわれる。

全体で24%が何らかの特別支援を必要とする子どもたちである。

4人に一人の計算。

この子達が悪いのではない、親が悪いのでもない。時代の環境変化である。

だから、そのような子どもたちを指導していく方法や教育観を指導者は持たないといけないということ。ただそれだけ。

そして、そのような指導ができてこそ、そこに教育的価値はあるはずだ。


【ご機嫌だぜ!】

2009年05月25日 01時08分58秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

特定非営利活動法人(NPO法人)こころとからだの総合教育 育夢学園

学童教育「ドリーム学童」

“和顔(わげん)” No.37

2009/5/14(木)  

発行・文責 理事長 長坂徳久    

 【ご機嫌だぜ!】 

 昔から、「七つほめて、三つしかる」といわれます。

 いいかえれば、「三つほめて、一つしかる」ということにもなります。 

 叱ることで子どもがよくなると思っている人たちは多いです。

 当然、叱らなくてはいけない場面も多々あります。

 長坂も叱る(注意すること)はよくあります。

 しかし、ほめることで子どもたちは「自主的に意欲的に動く」ようになります。

 学童でのある一年生の○○くんの例。

 「集合!」をしたときの座り方をほめました。

 そのことで二つのいいことが起こります。わかりますか? 

 一つは、彼自身がほめられることでさらによくなることです。(ますますやる気になり ます。気分はご機嫌です。大人でもそうですよね?)

 もう一つは、他の子どもたちが、「よいことをまねする」のです。

 集団では、一人をほめるのと、集団自体がよくなっていきます。 

 そのあと、「グッド&ニュー」をしました。

 ○○くんは「いま、先生にほめられたのがうれしかったです。グッド&ニュー」と発表しました。 

 その後、五色名句百選カルタと五色百人一首をしました。(1年生の今の時期でもう百人一首ができるなんてすごいでしょう!?)

「同時に手が出ること」があります。そのとき、○○くんが自ら「相手に札を譲ってあげたのです。」

それを長坂は見逃しません。

「○○くん、さすがですね。自分からゆずってあげたね。やさしいな~。」

すると、次の同じような場面になると、今度は、○○くんの相手の□□くんが、譲りました。これもほめます。

次には、お互いに譲り合いをしていました。

先日に、物の取り合いで大げんかをした2人とは思えませんでした。 

今日も長坂は叱りたいのをぐっと我慢して、ほめるところを探し続けるのです・・・(笑) 

裏面は、長坂の拙著「ドリーム」(文芸社)より


【音楽トレーニング】

2009年05月25日 01時05分33秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

特定非営利活動法人(NPO法人)こころとからだの総合教育 育夢学園

学童教育「ドリーム学童」

 “和顔(わげん)”

 No.36

2009/5/7(木)  

発行・文責 理事長 長坂徳久    

 【音楽トレーニング】

 これは、長坂がいまから13年前に作った音楽に合わせて動きを変えて行くというトレーニングです。 

 いくつか音楽のパターンがありますが、その一つをご紹介します。

 生徒達にも大好評です。

 ①行進曲A(線の上を歩く。他人と出合ったらジャンケン。負けたら下がる。)

 ②行進曲B(線の上を走る。同)

 ③行進曲C(長坂の後ろをついてくる。スキップ、ギャロップなど。)

 ④ユーロビート(ダンス。)

 ⑤クラッシック(バランス感覚運動。)

 ⑥ラジオ体操第一(長坂体操⇒長坂がつくった体操。)

 ⑦ロッキーのテーマ(絶対に当てない距離でボクシング。)

 ⑧ルンバ(足運びの練習(最近は「なんば風で」))

 ⑨ポケモン(おにごっこ)

 ⑩α波音楽(ストレッチングと内功など)

 ⑪タイミング[ブラビ](その日によって変わる。たとえばドッヂビー。)

 ⑫クラッシック(ストレッチングと呼吸法)

 これで約20分間です。

 主に「運動の基礎感覚・基礎技能」を養うことを目的として作られています。

 13年前に作ったので、音楽は古いです。(笑)


具体的な目標の設定

2009年05月25日 00時58分28秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

【橋本西支部 今年の県大会目標】

拳士、指導者共に一丸となって稽古に取り組み、また方向性を統一するために、 

次の目標を決めました。

 

支部として今年はどんな演武を目指すのか?

 

 「痛い音の鳴る演武!」

 

 です。

 

「迫力のある演武」や「本気の演武」という表現よりもイメージしやすいと思います。

 

そのためにやることは何か?

 

①本気で相手の顔、体を狙って攻撃する。(攻撃が本気になれば受けはそれに準じて本気になります。)

 

②受けないと危ない攻撃。

 

③少林寺拳法そのものの技(法形といいます。)をしっかりマスターする。

 

今年は、腕、すねに一杯青あざをつくってがんばりましょう!

 

人はスローガンでは動きません。

 

明確な目標をイメージして、最終場面を描けたとき、

 

人は動きます。(動けます)

 

ちなみに、この目標は、若い指導員達が考えました。

 

最初は、「本気の演武」とかでしたが、

 

長坂が「より具体的な表現で」と指示して、これが出ました。

「痛い演武」と「音の鳴る演武」を合わせました。