
きょうは、30数回目の結婚記念日です。
結婚が決まってから、いろんなことがたくさんありすぎて・・・
ちょっとブルーな気持ちで迎えたあの日でした。
お奉行さまの父上が
”これ以上の日はない。絶対にこの日でなければいかん!”と決めた日でもありました。
来年の夏頃に籍を入れて友人たちと一緒に食事会でもしよう・・・
来年だったらお金も貯まるだろうし、
と思っていたわたしたちとそれを納得してくれた我家族は、
結婚式と披露宴までするというお奉行さまの父上の申し出に
上へ下への騒ぎでした。
お奉行さまの説得は空しく終わり・・・
貯金をはたいても足りず・・・とあるところからの借金をしての結婚式となりました。
つまり・・・新婚生活はローンの支払いから始まりました。(*´▽`*)
そんなこんなの始まりは・・・
そうあの人・・・お奉行さまの友人の
あべちゃん からはじまりました。
お奉行さまが転勤で秋田市に来て、
職場の寮に入ったときに知り合ったのが親友となった彼なのでした。
或る日 お奉行さまからの電話で呼び出されたところに行ったらなんと彼がおりました。
お奉行さまでさえわたしの名前を呼び捨てにしないのに、
まるで妹でもあるかのようにわたしを扱う彼なのです。
ずぅ~と年下のわたしが、
年の離れた妹のように気になったのでしょうね・・・
そんな彼がお奉行さまが席を離れた時に、ぼそっと言いました。
”あのなぁ~・・・○○子。女は容姿がいいとか、何処に勤めているとか、給料がいいとかでいい男というかもしれないけれど、いい男ってやつはなぁ~男からみてあいつはいいやつだ!と言われる男がほんとにいい男なんだぞ・・・だから○○はいい男なんだぞ!あいつと一緒になれ!”
と言ったのがあべちゃんです。
とってもとってもうら若かった当時のわたしは、
まるで呪文にかかったかのようになってしまったものでした。
この話をふと思い出したので、お奉行さまに話したら
”あいつはそんなことを言っていたのかぁ~”と当時を懐かしそうに思い出しておりました。
わたしたちより数ヶ月早く、わたしたちがしたかった手作りの結婚式をあげて
愛する奥様と娘さんをふたり残して、あちらの世界に逝ってしまいました。
あべちゃんがいてくれたら、お奉行さまもずいぶんとこころの拠り所となったでしょうに・・・
いつかわたしもあべちゃんのところに行くことになったら、
きっとあべちゃんは”俺の言った通りだったろう!”と言うことだろうなぁ~・・・
その時の答えはどうなのかぁ~ (*^^*) フフ
その答えを出すために・・・
こちらの世界に居たいと思いますので、
しばらく・・・しばらく・・・ずぅ~としばらくそちらでお待ちくださいませ。
さてさて・・・答えはいかに?うふふっ(*゜v゜*)
そうそう・・・新婚旅行から帰ってきたら玄関に人影がふたつ・・・
お奉行さまの寮の仲間が待ち受けておりまして、
カバンを玄関においたまま買い物に出かけ夕食の支度をしたものでした。
それが良かったかどうかは知りませんが・・・
それからお奉行さまの寮の仲間が数人でなにかにつけて、来宅となり宴会の日々となったのでした。
あの頃の彼たちも今ではお父さんになり、お奉行さまと同じくしっかりと年月を重ねております。
結婚記念日にあたり、ずいぶんと昔のことを懐かしく思い出しました。
あべちゃんがいたら・・・
どんな話をしていたんだろう・・・いくつになってもわたしを妹扱いをしていたんだろうなぁ~・・・
みんなそれなりのおじさんになったけれど、あべちゃんはいつまでもあの時のままのあべちゃんです。
おじさんになったあべちゃんにも会いたかったなぁ~・・・