これはなんとも酷い出来の映画だ。SFホラーコメディーである。それを胸キュンの青春ものとして、仕立てる。まぁ、それも含めてよくあるパターンだ。だが、お話の整合性があまりにいい加減で、ここまでくると、ただの何でもありになっている。お話にはいつもドラマとしてのルールがある。そこをこの映画は完全に反故にして、展開する。あまりのことに後半はもう付き合いきれない。オープニングの幼年時代のエピソードがあまりに長すぎて、なんだか間違って他の映画を見たのか、と思わせるほどだ。でも、ここまでは決してをあるくはなかったのだ。最後までこのバランスの悪さを崩さない(?)のが、問題なのだ。
ネックマシーン(恐怖によって、そこにありもしないはずのお化けを産むというとんでもない装置。じつにくだらない!)の研究をする天才科学者、相武紗季が主人公。大学院生であるにも関わらず教授ですら、彼女には頭が上がらないくらい凄い女、という設定。彼女の幼なじみで、子供の頃彼女に散々酷い目に遭わされていた怖がり男が、今では売れっ子ホラー小説家、平岡祐太。再会した2人と、彼らのそばにいる2人の男女の計4名(相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太)が世にも奇妙な体験をする、というのが筋書き。
バカバカしさが、どんどんエスカレートしてやがては収拾がつかなくなる。後半は呆れてみるしかない。この華宵さが、今までなかったタイプの画期的な映画となるのならいいのだが、ただのなんでもありのバカ映画にしかならない。
あまりのくだらなさに呆れるしかないのだ。なんでもあり、というのは時には観客を醒めさせる。そこがまるでわかってない。これではただの悪ふざけでしかないのだ。それにしても、こういう企画にGOサインを出す企業があるということに驚く。冗談で映画1本を作らないで欲しい。お金は有効に使いましょう。
ネックマシーン(恐怖によって、そこにありもしないはずのお化けを産むというとんでもない装置。じつにくだらない!)の研究をする天才科学者、相武紗季が主人公。大学院生であるにも関わらず教授ですら、彼女には頭が上がらないくらい凄い女、という設定。彼女の幼なじみで、子供の頃彼女に散々酷い目に遭わされていた怖がり男が、今では売れっ子ホラー小説家、平岡祐太。再会した2人と、彼らのそばにいる2人の男女の計4名(相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太)が世にも奇妙な体験をする、というのが筋書き。
バカバカしさが、どんどんエスカレートしてやがては収拾がつかなくなる。後半は呆れてみるしかない。この華宵さが、今までなかったタイプの画期的な映画となるのならいいのだが、ただのなんでもありのバカ映画にしかならない。
あまりのくだらなさに呆れるしかないのだ。なんでもあり、というのは時には観客を醒めさせる。そこがまるでわかってない。これではただの悪ふざけでしかないのだ。それにしても、こういう企画にGOサインを出す企業があるということに驚く。冗談で映画1本を作らないで欲しい。お金は有効に使いましょう。