本の修復をする魔女のお話。そんな魔女に弟子入りする少女。坂の途中にある洋館。黒猫工房では、不思議なことが起きる。誰にでも行ける場所ではない。たまたまそこに辿りつける人だけが、彼女に会える。そして、大切な思い出の本を再生してもらえられる。
こういうファンタジーは苦手だな、と思いつつも、読む本がなくてたまたま手にしたこれを、えいやぁ、と読むことにした。最初はよくある児童文学みたいで、大丈夫かな、と思ったけど(児童文学を差別しているのではないよ! あまり出来の良くない児童文学は悲惨だということね。)これは正解。読んでよかった!!
心に傷を持つ少女が、不思議な女性と出会うことで、自分の痛みと向き合い、成長していく。よくあるお話なのだが、とても心地よい。この工房を訪ねてくる人たちのエピソードも胸に痛い。そんなお話を通して、今度は彼女が自分の痛みと向き合うことになる。4話からなるエピソードは、最初は遠いところから始まり、徐々に彼女の内面へと肉薄していくという構成。クラウディアさん(その工房の魔女のような女性のことね)との別れまで。
魔法とか、500年生きた魔女とか、お話の骨格にあるものは、現実ではないことばかりだけど、それをここに登場する人たちはみんな疑わない。世の中にはたくさん不思議なことがあるから、それもまた、そんな不思議なことのひとつとして受け止めることができる。なんだか、ほっとする。
こういうファンタジーは苦手だな、と思いつつも、読む本がなくてたまたま手にしたこれを、えいやぁ、と読むことにした。最初はよくある児童文学みたいで、大丈夫かな、と思ったけど(児童文学を差別しているのではないよ! あまり出来の良くない児童文学は悲惨だということね。)これは正解。読んでよかった!!
心に傷を持つ少女が、不思議な女性と出会うことで、自分の痛みと向き合い、成長していく。よくあるお話なのだが、とても心地よい。この工房を訪ねてくる人たちのエピソードも胸に痛い。そんなお話を通して、今度は彼女が自分の痛みと向き合うことになる。4話からなるエピソードは、最初は遠いところから始まり、徐々に彼女の内面へと肉薄していくという構成。クラウディアさん(その工房の魔女のような女性のことね)との別れまで。
魔法とか、500年生きた魔女とか、お話の骨格にあるものは、現実ではないことばかりだけど、それをここに登場する人たちはみんな疑わない。世の中にはたくさん不思議なことがあるから、それもまた、そんな不思議なことのひとつとして受け止めることができる。なんだか、ほっとする。
奈良県葛城市の市民劇団「くすのき」で
この「ルリユール」を舞台化します。
確かに「ほっとする」、希望のある物語ですね。
EVKKとは違って……(^_^;)
劇団くすのき2014年度公演『ルリユール』
3/29(日)14:00
當麻文化会館ホール(奈良県葛城市竹内256-9)
一回だけの無料公演です。
(詳しくはEVKKのHPをご覧ください)
大阪からは遠いですが、ひとまずお知らせまで。