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映画・演劇のレビュー

『デッドプール2』

2018-06-03 08:15:59 | 映画

 

評判になった前作には乗り切れなかったので、あまり見る気はしなかったのだが、監督が『ジョン・ウイック』のデヴィット・リーチなので、もしかしたら、と思ってしまったのが大きな間違いだった。

 

でも、これはジョン・ウイックではない。そんなの当たり前のことだ。デッドプールのコンセプトに則り、その線でエスカレートさせるのが、本筋で、この映画自体は間違ってない。前作以上におふざけはエスカレートするし、アクションも過激になる。残酷度もパワーアップと、期待した人にとっては、期待通りの作品になっているはずなのだ。

 

だが、前作に乗れなかった人は更に困惑させられること請け合いだ。このくだらないノリについて行けないし、あまりにスピードが速すぎて何をしているのかわからないアクションシーンは目が疲れる。最近のこの手のヒーローものはスピードを上げ過ぎ。アクションシーンが目にも止まらないようでは、見ることが出来ない。ゲームに慣れた目にはこの程度は問題ないのかもしれないけど、僕は無理。『アベンジャーズ』とか『トランスフォーマー』とか、あまりに目まぐるしくてもう見ていて疲れるばかりだ。

 

凄いアクションシーンを怒濤の展開で見せてくれているのはわかるのだが、反対にそれが単調に思えてきて、だんだん眠くなる始末だ。また、やってるよ、と思う。2時間ただただ疲れるばかりで、せっかくスカッとした娯楽映画を見て疲れを癒やそう、と目論んだのに、疲れが更に更に追い打ちをかける。見終えた時にはぐったりしていた。だから、なんなんだよ、としか思えない僕は、もうこの手の映画を見るべきではない。

 


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