なんともシンプルなタイトル。そして内容はもっとシンプル。一枚の写真と500字程度の短文。それは写真の光景を説明しているもの。それを見開き2ページに収める。旅先での一枚であり、さりげないスケッチ。『旅の窓』の続編である。
改めて、これっていいなぁ、と思ったから、僕もマネをしてみよう。インスタで一枚の写真に200字程度の短文をつけよう。（インスタで500字は長い。たぶん）沢木さんのマネして毎週１篇のペースでupしよう。習慣ヒロセだもんね。週刊は守ろうね。このブログは毎回見た映画、芝居と読んだ本があれば書いているけど、インスタは面倒だからたまにしか、しない。旅に行ったら、毎日書くけど、ふだんは面倒だから書かないし、スマホ写真も撮らない。
だけど、この沢木さんのさりげないエッセイを読んでいると、やはりマネをしたくなる。カバーの写真の女の子のエピソードはほぼ最後の方にある。イタリアのヴェニスで出会った少女だ。キューピー人形を抱えているキューピーのような女の子。エッセイのタイトルも『キューピーさん』。81篇のラストは仕事場から見える富士山の話。
ただのスケッチで備忘録。だけどそれは見過ごしてしまいそうな、旅の一コマ。だから記憶に（記録に）残す。旅はこんな小さな出来事の積み重ねで出来ている。
