ブラムハウスのホラー映画。この2月に劇場公開されている。何度か予告編は見た。なんだか不思議な映画みたいで、少しだけ気にはなっていた。配信が始まったからさっそく見ることにした。なんと懐かしいメアリー・スチュアート・マスターソンが意地悪な叔母さん役で出ているのには驚いた。あの『恋しくて』の彼女が、である。
映画自体はなんだかよくわからない内容で、納得しない話。まるで怖くないし、へんに無意味に理屈っぽい。誘拐された5人の子どもたちが可哀想だけど、悪の手先のまま終わるのはなんだかなぁと思う。弟の失踪事件の犯人は誰かとか、主人公はそれがトラウマになったことや、幼い妹の誕生から、今なぜふたりなのか、とか。わからないことばかり。説明しろ、とは言わないけど、疑問だらけで放置プレイ。このレストランだって、営業してないのに夜間警備員を雇うとか、訳がわからん。あの婦人警官も謎。無意味な謎だらけ。回収不可。アメリカでは大ヒットしたらしいけど、これではなんだかなぁと思う。久しぶりのホラーだけど、これもガッカリ。