60年代のB級ホラーを思わせるような安っぽい映画。もちろんわざわざ(わざと)やっている。あり得ないドタバタを見せて笑わせてくれる。これを見てリアリティがないとか言っている人は勘違いです。作り手は思いっきりバカバカしい映画を作るために全力で頑張っている。
2016年の作品で日本では当然ビデオスルーのみだったらしいが、続編の劇場公開が決まったからその直前に急遽こちらも劇場公開が決まってこの5月に2週間限定上映された。Amazonプライム・ビデオではさっそく配信が始まったばかり。
久しぶりのバカ・スプラッターで(スラッシャー・ホラーというらしいが)笑った。今日アート系ホラーの『ボーンズ・アンド・オール』を見た後、口直しでついでに見たが、下品なアメリカ映画の安いホラーはこれくらいやってくれると楽しい。エグいし、クドイし、残酷だから普通の人には勧めないが、マニア垂涎の作品ではないか。続編はなんと2時間以上の大作仕様らしい。調子に乗っている。だがこちらは1時間24分と謙虚でちゃんとB級ホラー仕様。たまにはいいけど、2時間18分はないわぁ。配信がスタートしても続編は無理。たぶん。