『サニー 永遠の仲間たち』のカン・ヒョンチョル監督最新作という、ただそれだけで見に行く。それくらいにあの映画はすばかしかったし、あれを撮った彼なら何を撮ろうと信用できる。
1951年、韓国。朝鮮戦争時、巨済島捕虜収容所を舞台にしたダンス映画なのだけど、単純な映画ではない。こんなにも様々な要素を投入しながら、基本は明るい音楽映画。一応は、タップダンスに心惹かれていく少年と、彼にタップの楽しさを教え . . . 本文を読む
元気の出る映画が見たかった。音楽があればそれだけで生きていける、これはそんな高校生たちの群像劇だ。好きになった女の子に取り入るため、バンドを組む、なんていうベタの話なのだけど、それだけではない。彼らはまず、音楽が好きだ。女の子は後づけ。初めに音楽ありき。転校してきた学校でイジメにあう。これもまぁ、よくあるパターン。だけど、彼には音楽がある。そして、仲間がいる。もう書いていて恥ずかしくなるような設定 . . . 本文を読む