習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『亜人』

2017-10-06 20:23:00 | 映画
  アクション映画にした。最初から最後までアクションに徹した。その結果とてもつまらない映画になってしまった。本広克行監督の意図が空回りしている。このお話の面白さをまるで理解していない。アニメーション映画版を見た時の感動がここにはまるで再現すらされない。アニメは3部作として映画化されたが、第1部が圧倒的に面白かった。   何が何だかわからないまま、「亜人」と認定され、ただた . . . 本文を読む
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『ドリーム』

2017-10-06 20:22:06 | 映画
  この夏、飛行機の中でこの映画を見た。(往復の20時間ほどで合計8本の映画を見た。相変わらずバカだ)帰国の直前までこの映画を見ていた。たまたま最後にまだ時間があるから時間つぶしに見始めたのだが、完全嵌まってしまい、こんなことなら、もっと最初にこの映画を選んでいたらよかったと、後悔した。   小さなモニターで40分見たところで関空に着いてしまったので、とても残念だった。そ . . . 本文を読む
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『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

2017-10-06 20:21:08 | 映画
  いくらなんでもこんなタイトルの映画はあり得ない、と思う。原作漫画がこのタイトルなのでそのままこのタイトルでGOサインを出したのだろうが、これはかなりの冒険なのではないか。僕にはわからないけど、常識的に考えると、インパクトは凄いけど、商品として、タイトルがこんなに長いとなかなか覚えられないし、「奥田民生」なんていう固有名詞を映画のタイトルに入れるのは、凄すぎる。略称である『民生ボーイ . . . 本文を読む
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金蘭座『弟よ』

2017-10-06 20:19:22 | 演劇
  これはとてもオーソドックスな芝居だ。「ザ・演劇!」とでも言いたくなるようなクラシック。それに若い女の子たちが挑む。と、いっても金蘭会高校の公演ではなく、創立20周年を迎える金蘭座として挑むわけだから、決して若い女の子集団、というわけではない。しかし、彼女たちが演じると、いくつになっても10代の頃の輝きを失わない。   それは演技メソッドが金蘭会高校と同じ(というか、そ . . . 本文を読む
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『上海的處女 SMオペラ』

2017-10-06 20:16:57 | 演劇
  鏡は何を映すのか。鏡売りによる象徴的なシーンから始まる。「娼館」という狭い世界とそこを囲む上海租界という同じように狭い世界。だが、その背後には茫洋とした巨大な「世界」が広がる。これは、「未来のない男」と「未来を知らない女」とのラブストーリーとしても読める。彼女は、言葉だけではなく、目も奪われる。2人の女のナレーションにより話は展開していく。テンポがよくなり、ドラマに弾みができる。説 . . . 本文を読む
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