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映画・演劇のレビュー

『わが母の記』

2012-04-07 08:54:59 | 映画
 原田眞人監督が、こんなタイプの文芸映画を手掛けるなんて、なんだか不思議だ。それくらい彼も歳を取ってしまった、ということなのか。でも、彼が手がける以上、ふつうの文芸映画なんかにはならない。これはまず、戦いのドラマだ。そういう意味では『タフ』や『ガンヘッド』の頃と変わりない。母と子が対立しながらも、お互いと向き合い、家族という大きな枠のなかで、それぞれが甘えることなく、自分を貫いていく。ここに母と息 . . . 本文を読む
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