習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『恋愛写真 もうひとつの物語』

2007-01-17 23:31:24 | その他
  この繊細な物語を理解できる人は、きっと少ない。市川拓司の『今、会いに行きます』があれだけの大ヒットを飛ばしたのは、あの小説、そして映画がファンタジーとしての衣装を纏っていたからである。誰もあんな話を現実だとは信じたりはしない。  しかし、市川拓司本人は大真面目に信じている。死んでしまった妻が雨の日に蘇ってきて彼らのところにやってきたり、彼女がアーカイブ星から来たなんていうことの、一つ一つを信 . . . 本文を読む
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『悪夢探偵』

2007-01-17 22:32:00 | 映画
 「ああ、いやだ、いやだ」を口癖にして、人の夢の中の入り、事件を解決していく悪夢探偵>というストーリーラインはいかにも、という定番を踏んでいる。塚本晋也監督は自分流のエンタテインメントを目指した本作で、単純なスト-リーと分かりやすさで勝負をしようとしている。  しかし、話自体は単純だが、本人が考えるほどには分かりやすい映画になっていない。単純というのなら、彼の劇場デビュー作『鉄男』だって充分単純 . . . 本文を読む
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ニュートラル『その公園のベンチには魔法がかかっている』

2007-01-17 21:39:55 | 演劇
 DVを受けている女性が、初めて夫に対して、反抗し、反対に彼を殴り殺した。彼女は公園のベンチで放心したまま、座っている。     そこから彼女の地獄巡りが始まる。そしてそこからの帰還を描く物語のはずなのに、芝居はここから、全く思いもかけない芝居となる。まるで印象が違う世界に突入するのだ。あまりに明るくノーテンキなので、これがDVの話であったことすら忘れてしまうくらいだ。  しかも、彼女はここで出 . . . 本文を読む
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BISCO『読15・ご無沙汰しております』

2007-01-17 20:37:45 | 演劇
 幼稚園で飼われている2匹の鶏が見た1年間の出来事、というスタイルで語られていくストーリー部分と歌謡曲に乗って踊ってみせるダンス部分が交錯するBISCOの長編最新作。  長編作品は1年半振りらしい。昨年ISTの水盤舞台で初めて見て、なかなか面白いパフォーマンス集団だなぁ、と思った。コミカルなダンスをかわいく見せる。キッチュでバカバカしいけど楽しい。あれが長編になるとどうなるのか期待した。  軽 . . . 本文を読む
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