ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

「あなたと夜と音楽と」 #5 (2012年5月5日放送)

2012-11-30 04:11:48 | ラジオ「あなたと夜と音楽と」

BSN新潟放送ラジオのジャズ番組

「あなたと夜と音楽と」(毎週 土曜日 PM 10:00~)

2012年5月5日の番組で放送した2曲の楽曲とその収録アルバム、

そして「マイ・コレクション」のコーナーで掛けたアルバムと

曲目を紹介します。



■ Lulu's Back In Town
【Vocal】
The Four Freshmen / The Swingers
(Capitol ST-1753)
大好きなジャズ・コーラス、今回はフォー・フレッシュメン。

 

【Instrumental】
Jimmy Smith / Plays Fats Waller
(Blue Note BLP-4100)
オルガン、ギター、ドラムスのトリオです。




■ Poinciana
【Vocal】
Caterina Valente / Greatest Hits
(英 Decca SKL-4737)
ラテン音楽界のスター、カテリーナ・ヴァレンテのベスト盤。

 

【Instrumental】
Dave Brubeck Quartet / Bravo! Brubeck
(Columbia CS-9495)
メキシコでのライブ録音です。




■ My Collection
Art Pepper / Meets The Rhythm Section
(Contemporary S-7532)
ペッパーとマイルスのリズム隊が共演した大人気盤。

・You'd Be So Nice To Come Home To
・Straight Life
・Tin Tin Deo

 

 

 



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3 コメント

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コメント欄でリクエストさせていただきます (ライブ大好き)
2012-12-01 14:13:32
ポン酒猫さんに、リクエストです・・。

ジャズのラジオ番組を持たれているDJポン酒猫サマに、ぜひとも放送で取り上げて頂きたい作品があります、アイリーン・クラールの最後の作品となった『Gentle Rain』です。聴けば聴くほどじんわり胸に染み込んでくるようなシットリとした歌唱が実に心地よく泣けてくるのです。人生の喜びも哀しみも味わい尽くしてきた、これぞオトナなジャズ・ヴォーカル。amazonで試聴(mp3)もできます、この中から一曲流して頂けたら・・。それで初めて彼女を知るリスナーも少なくないと思うのです。もっと知られていい、否、知られなくてはならない「和み系」ジャズ・シンガーです。

http://www.amazon.co.jp/Gentle-Rain-Irene-Kral/dp/B000056UO6/ref=cm_lmf_tit_16_rdssss0

レビューにもあるように、この作品はまさしく「私を忘れないで」という彼女の聴き手へのメッセージに他ならないように思えるのです。同じ方がキャンディド盤『Where Is Love』にも達意のレビューを書かれていますが、やはり粋人は本物を知るということでしょう。アイリーンはご存じのように、お洒落で楽しいジャズ・コーラスを堪能させてくれる「ジャッキー&ロイ」のロイ・クラールの妹ですよね。コーラスものはポン酒猫さんの独壇場、そんなお洒落なジャズ・コーラスの隠れた名演ばかりを流される日があっても若いリスナーには喜ばれるんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう。
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お世話になりました。。 (ライブ大好き)
2012-12-04 01:41:53
ポン酒猫さま、こんばんは。

ご迷惑のようですのでこれを最後にコメントを控えます・・(詫)。発言の場を与えて頂きまして有難うございました。つい書きすぎてしまいましたが、僕がこれまで聴いてきた、どんなに美しい音楽よりも美しいと感じる女性に出会って、すこし気分が高揚していたということもあります・・、馬鹿ですね(自嘲)。まあビル・エヴァンスのアルバムではありませんが、『How My Heart Sings !』といったところでしょうか・・。

昨日はディスクユニオン高田馬場店でCDを十枚ほど買ってきましたが、その中にとんでもない傑作があり、いつものように「この感動を誰かに伝えずにいられようか」という思いが抑えきれません。ポン酒猫さまはとうに御存じかと思いますが、一応紹介させて頂ければと思います。

その作品とは、JAZZ-HIP TRIO(ジャズ・ヒップ・トリオ)が遺した『スターライト・スターブライト』(1967)、『ポートレイト』(1968)の2作品です。いずれも同時期の未発表音源からのボーナストラックが前者は8曲、後者は5曲も入っており、これは本CDでしか聴くことができませんが、本編にいずれ劣らぬ溜息モノの快演ばかりです。

端的に言えば、耽美なメロディズムを極限まで追求するとこうなる、というユーロピアン・ジャズ・ピアノのひとつの到達点を示してみせた畏るべき名作じゃないかと思うのですが、なんでもっと騒がれないのか不思議でなりません(僕が知らないだけか・・)。ドラムスにセンス抜群のダニエル・ユメールを起用したのが絶妙で、甘めのジンジャーエールを甘いだけに終わらないピリ辛風味のオトナの味わいに引き立てています。

amazonなどで試聴できますので、さわりだけでもお聴きになって頂ければ、その淡麗な美しさは充分に伝わるものと思われます。ジャズ・ピアノ・トリオのマニアを自認されていて、これを買わずにいられる方がいらしたら教えてほしいです、ふつう我慢できません・・笑。HMVのリンクはこちらです。

http://www.hmv.co.jp/artist_Jazz-hip-Trio_000000000219924/item_Starlight-Starbright_1221889

http://www.hmv.co.jp/artist_Jazz-hip-Trio_000000000219924/item_Portraits_2796385

この盤を発掘し再発してくれたのは、偏愛するレーベルceleste(セレスト)。ここの名盤発掘&再発にはお世話になってばかりで、アグスティン・ペレイラ・ルセナを初めほとんど全ての作品を聴いていますが、(個人的な好みで言うと一部フュージョン系の作品以外は)どれも素晴らしいものばかりです。カフェなどで流れているお洒落で小粋な音楽をお望みの方にはまさしく宝の山、セレストのホームページはこちらです。

http://www.celeste-coltd.com

さて、JazzHipTrio『Starlight Starbright』のCD末尾を飾るのは僕の好きな「My Favorite Things」でした。ポン酒猫さまが紹介されていたアニメ「坂道のアポロン」のハイライトでビル・エヴァンスの風貌をモデルにしたとされる薫と、喧嘩別れしていた千太郎が丁々発止の熱演を繰り広げたあの名シーン、思い出しながら聴くと感慨もひとしおで、すっかりシビれてしまいました。

最後になりましたが、ポン酒猫さまの一層のご活躍・ご健勝を心よりお祈り申し上げます。
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Unknown (ポン酒猫)
2012-12-04 02:53:02
>ライブ大好きさん
Irene Kralの「Gentle Rain」ですか良いアルバムですね。彼女のChoiceレーベルに残した作品はどれも水準の高いものです。ラジオ番組で放送出来るかどうか検討してみましょう。
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