あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

ばあちゃんの七回忌

2017-02-20 22:40:22 | 日々雑事

このところずっと春日和だった天気も、暗雲が立ち込めて
朝から寒いは、昼間も風に乗って細かい雪が吹いていたり
底冷えするとはこういう事を言うのだろうかと思った。

まだ2月だもん、会津じゃ真冬だって事を思い知らされる。

日の出と枯れた紫陽花

この土曜日の18日は、亡きばあちゃんの七回忌となった。
早いもんだねえ~ やっとこの間だったような気がするけど
日々の暮らしに追われているうちに
あっという間に丸っと6年も経ってしまってた。

今更ながら…生きてるものの過ぎて行く月日の流れは早いものなのだと
改めて実感させられた日だった。

 思い起こせば、あの日あの時
静かに眠るように逝ったばあちゃん…。
いざって時の事を考えておいてくださいって、よく病院で言われてたっけ。
人間らしく最後を迎えるか、医療機械に頼って少しでも生き長らえるかって。
いろいろ考えて人間らしくを選んではいたけど
実際には、もっと長生きで来たんじゃないだろうかって思った事もあった。

ムクドリのなる木

あれから、今年はもう七回忌
一回忌と三回忌は親戚の方をお呼びして行ったけど
七回忌は身内だけでお寺へ出向いて法要のお経をあげていただく事にした。

夫に早くお寺さんへ行って日を決めるようにって言っているのに
なかなか雑用に追われたりで、ようやくご住職様にお伺に行ったのは
3週間ほど前の事で、日にち取れるかな~と心配だったけど
なんと偶然かどうか、ばあちゃんの命日にお経をあげてもらえることになった。

なかなか命日にお経をあげてもらえるって事は少なく
たいがいは命日よりも何日か前に行われる事が多いって聞いていたけど
これは神の思し召しか、いや仏様のお導き…だな仏教だもの。

まだかなりの雪が残っている金剛寺

18日はこの法要の為に長女・次女一家が集まり
午前10時からお経が始まる為、それに間に合うように
次女夫婦は前日からのお泊りで、それで餃子パーティとなった。

当日も寒い日だったけど、10時少し前にお寺に付いて
中に案内されて、ご住職様の奥さまがお茶とお菓子を出してくれ
5分ほどで支度が出来たのでと本堂に案内された。

お経が始まる前に焼香について3度お願いしますと
過去現在未来と言う事で3度。
噛み砕けば…逢いに来たよ…みんな元気だよ。
これからも見守っていてくださいと言う意味の様だ。

焼香の3度は同じ宗派でもご住職によって
いろんな解釈の仕方があるらしい。

ちなみに!!
真言宗のお焼香は「3」を大事にして
焼香の回数は3回で、仏教において3という数字は特別な意味を持っているようで
3回の焼香を行うということが三業(身・口・意)を清めるという説や
三宝(仏・法・僧)に捧げるという説
三毒の煩悩(貪・瞋・癡)を一つずつなくすという説があるいう。

また、塔婆をいただきお墓に立てるまでは
仏壇の右側に…本尊から見て右側(仏壇に向かって見て左側)の方が位が上なので
すぐにお墓に持って行けない時は仏壇に立てておき
新聞紙に包まっているのだが、お墓に持って行くまでは広げてはならないのだそうだ。

夕暮れに物思うツグミかな。

故人はいつも残してきたものが元気で生きてる事を願って
そうした姿を見せる事によって安心するのですよ…とご住職。
ありがたいお経を聞きながら、在りし日のばあちゃんを思い出していた。

ばあちゃん、あの時は夫と息子と私と3人だったけど
今はお嫁さんと可愛い孫が二人家族が増えて
当時、よく来ていた孫太郎は、この春になると小学校も4年生になる。
次女も女の子を一人授かって、大変ななりにも幸せに暮らして
みんな元気だから安心して、これからも見守っててね。

そんな思いの七回忌だった。

 

 

コメント (18)
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