孫太郎もお休みだった長女の旦那さんが子守りしているからって。
久々に開放感を~と言いたいところだが、我が家の夫がお休みときてる。
なかなか 上手い具合に休みは合わないものだと…。
それでもジャガイモを植える畑を耕運機で耕してもらえた。
こんなにいい天気なのに、どっかへ出かけたいと思いながらも
市役所へ、ばぁちゃんのオムツ券をもらいに行ったっきりで…。
何だか、すぐに帰るのも勿体ないような気がして足を伸ばしてみた。
以前にも行った事がある、市内の滝沢町にある滝沢不動滝。
せめて早春の流れ落ちる滝を見たいと…ひょっとしたら山野草なんかにも出会えるかも
そんな淡い期待を抱いて、車は市役所からものの10分も行けば着いてしまう不動滝へと。

眩しいほどの春の陽ざしに、曲がるくねった山裾の道を走らせて
他の車の邪魔にならないように、道の端に停車をした。
以前来た時と同じように不動滝へ降りる石段には赤い幟と渓流と。


デジカメだけを持って、ゆっくりと石段を降りる中ほどに…見つけた白い花!

キクザキイチゲ…かな、白

同じく薄紫…花色には薄青紫と白色の株があって群生していても色は混じらないらしい。

えんれい草も咲き始めたようだ。

遠くにキブシ。

名前もしらない虫だが、日差しの暖かさに姿を現したのかな。

私の好きなショウジョウバカマ♪
まだ カタクリの花が咲くには時期は早そうで
あの独特の斑点の葉っぱだけが、沢沿いを撫でるような風に少しだけ揺らいでいた。
頭上には、なんの鳥だろうか、切り裂くような鳴き声や
聞いた事がある声だとか…けど姿を見つけることは出来なかった。
流れる滝の音が大きく聞こえる。
滝の落差は、約25m。夏の間は水量が少なくないが
この時期は水量が多くなるようで、お堂の上から流れ落ちる滝は途切れる事なく
白い水飛沫をあげて、かなりの勢いで流れ落ちている。

滝の流れは上部で二つに別れ、滝つぼのところで再び一つになる。
水量状態により白糸をたらしたように見えるところから「白糸の滝」とも呼ばれ
かつて、戊辰戦争の際白虎隊の隊士が、戸の口原で西軍との戦いに破れ
飯盛山に逃れてくる途中に通ったところでもある。

「滝沢の落ちて流るる滝の水 かかる末々弥勒なるらん」と、ご詠歌。
掌に飛沫を受けてみた…ひゃ~~ ひゃっこい!!
その指先に感じる水の冷たさはかなりなものだったが気持ちがシャキッとする。

しばらく佇んで、その流れを見るともなく水音を満喫した。
こういうところに来たかった!
日々の気忙しさから逃れるように、自然に浸りオゾンを胸一杯に
一瞬だけど解放された~~!! そんな気分に! そして深呼吸。
たかだか 30分ほどなのに、体にいっぱいに気力が満ちた気がした。