あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

春の訪れ…大般若

2008-03-02 23:41:59 | 日々雑事
我が地区では、毎年3月最初の日曜日に春の訪れと共に行なわれる『大般若』
うちの地区には20の隣組があり、毎年交代で世話係をする事になっている。
今年はうちの隣組の担当で、20年に一回という大きなイベントで
住職さんのお膳だとか地区民に渡すお護符の準備だとか
けっこう前日から忙しく…だが思いがけずに晴れの一日で良かった。

そもそも大般若とは六百巻を転読することにより
『般若経』の空の教えを体得し、すべての苦厄を消しさって
内外の怨敵を退散させ、五穀豊穣や国家安寧を祈念し
人びとを幸福な生活にみちびいてゆくことを目的とした大法要なのだ。
と、まぁ 調べた結果でのコピペなのだが…^^;

大般若とは  ポチッと!! 

前日の夕方6時に集まり、お護符として地区民に渡す菓子袋を作る。
なんせpochiko地区、200軒近く軒数があるのでけっこう時間がかかって
その他にも各自煮物だとか天ぷらなどの精進料理を準備しなければならなく
春の初めの一大イベントなのだ。

 

当日 8時集合で外注でお願いした赤飯6升を各家庭に渡るように
少しずつ分けて、前日に作っておいたお護符の菓子袋と一緒にドッキング!
そして住職さんと区長さんのお膳作り&お経をあげる場所に座布団を用意したり
仕事はいくらでもあるなか、申し訳ないが時々ばぁちゃんの世話に抜け出させてもらった。

午後一時ジャスト! 住職さんの大般若が始まる。

住職さんとお弟子さんの張りのある読経が響き渡る。
お葬式の時のお経はボソボソって感じのお経なのだが
大般若は願い事のお経なので、元気で大きな声で唱える。

大般若は分かる、途中の三蔵法師も分かった…般若心経も!
でも後は☆×◎□?★○※…状態で、それでもありがたいお経だって事は分かった。
大きな声で勢い良く、大般若経の六百巻を頭の上からパラパラと流すように
いくつもいくつも…それは見事な技とも言えた。




ひととおりお経が終わると、住職さんが一人一人の頭上にお経を当ててくれ
お経を唱えてくれるのだが、運が良かったのか私と隣の人は2回ずつ当ててもらえた♪
お互い顔を見合わせて…ニヤリ!

お経が終わって、恒例の住職さんの説法があり
いろいろ為になる話を聞いたのだが一杯あり過ぎて…^^;
ただ、お墓参りでお供えしたものをその場で食べると
脳病みしないと言われていたのだが、重大な間違いがある事が分かった!

脳病みとは脳を患う事と思っていたのだが、脳を悩めるという事で
正しくは脳悩み…悩みや苦しみ事をしない様に…という事が分かった。
…っても、そんなふうに脳病みと思っていたのは私だけかもしれないが^^;

お膳の正しい並べ方なんかも聞いて、こういう事がないと分からずじまいになってたんだろうな。

こういう行事は年々廃れていく傾向にあるが
代々廃れる事なく受け継がれていって欲しいものだと思った。

無事大般若も終わって、住職さんと地区の役員さんへご馳走をして
そして自分達の慰労会へと…ようやく終わりとなる。
長い一日だったが普段関わる事が少なくなりつつある
隣組さんや役員さんとの交流が持てた事は貴重な体験になった一日だった。


という事で、ようやく夕方には解放された。。。





コメント (20)
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