そのまえに今まで住んでた家に感謝をする儀式をしたのが27日の事。
その感謝祭とは解体前祓 建物を解体するに先立ち、暑さ寒さ雨露を凌いだ御礼と
解体工事の安全を祈願する御祭りで…団欒の場を提供してくれた家に対して
長い間ありがとうの思いを込めての儀式となる。
まず準備するものとしては地鎮祭に準備するものと同じで
米一合 塩一合 尾頭付きとするめ 3枚 昆布 一袋
野菜と果物コップに一杯の水と…お神酒、そこに感謝料とお車代
テーブルに半紙を敷いて、その上にお供物を置く。
神主さんがお見えになったのは、約束の12時を少し回った時分で
陰陽師にも似た衣裳に着替えた後に祝詞をあげてもらった後
私が塩を夫がお神酒を持って、まず水周りからトイレ浴室キッチンと
左右左の順で塩とお神酒で清めた後に、神主さんの持ってきた
紙吹雪と麻の切れ端に米を混ぜたものでしめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/f1/48558c9ab20ab4e3c72e67f2578b7fa9.jpg)
今度は外に出て東北から東南、南西西北へと同じ様に塩とお神酒とで清め
そうして最後にもう一度祝詞をあげての終了となる。
長年住みなれた家を解体するという事は、実際に体験しないと分かり難いものかと思うが
けっこう万感尽きるものがあって…住み慣れた家に感謝の意を表するのは
壊されていくものに対しての礼儀なのだろうなぁ。。。
だが本当に胸にこみ上げるものを感じたのは
仮住まいへ最後の冷蔵庫の中身だとか、調味料や食器など
夕方薄暗くなる頃まで運んで…ふと振り返った時
薄暗い中に立つ家の悲壮感を見た時だった。
ごめんな…ありがとう。姿かたちは変わっても、いつまでも私達の家だからね。
そしてようやく仮住まいへの入居となる。
最初は広く感じていたが、残った荷物を運び込むごとに
雑然と狭苦しい感じで…今度は仮住まいの中の整理となり…
ようやく落ち着いてきた。
さすがに夕食の仕度はしたくなく…外食するには疲れ過ぎ
かと言ってコンビニ弁当も如何なもんかと…けっきょく冷凍してあったお赤飯と
冷蔵庫の残り物で夫のお酒の肴で、ちょいちょいと住ませて
ちっちゃい仮設のお風呂に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a4/723f2405a40d93fae24f479703245d78.jpg)
見渡せば…こぢんまりとしたキッチンに、食器が二組
窓際にカエル模様のマグカップにピンクとグリーンの歯ブラシが…。
長年親との同居で…二人暮らしたいなぁ~と思っていたのだが
何十年か振りの新婚気分でも味わおうかなぁ~~って、今さらね( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
という事で、庭先の植物たちの仮住まいで見つけた~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/66/a62ef2e9d6db0cdd0be09d112237d994.jpg)
セイヨウヒイラギ【クリスマスホリー】小さな車形で
つい見過ごしてしまいそうな地味な花だったけど寒い花冷えの中で花が咲いていた。
花言葉 神を信じます、将来の見通し。