ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2013J1リーグ第12節FC東京vs清水エスパルス@味スタ20130518

2013-05-19 15:22:52 | サッカー

ウチの近所には、薔薇が綺麗なお宅が幾つかあります。毎年綺麗な薔薇を楽しませていただいています。手入れが大変だろうと思いますから、ホント、感謝です。

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にょきにょき生えてました。カラフルでかわいいですね。何の花でしょう?

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覚えていますか?。昨年のホーム清水戦。それからナビスコカップ準決勝アウェイ清水戦。なんだか昨年の清水との巡り合わせは、あまりいい想い出がありません。昨年の流れを切るために、なんとしも勝ちたい対戦です。

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今年も相性がよくない流れは変わらず、ぐだぐだした試合でしたけど、彰洋の活躍?で勝ちましたw。

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東京はアーリアが新潟戦で負傷したため欠場。その試合で好調だったナオも負傷し、出場できません。千真と忠成の2トップです。慶悟がサイドハーフに入るます。モリゲの相棒は、今日はヒョンスです。

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清水は苦しい台所事情です。俊幸が負傷のため欠場です。翔が変わりに入り、今日はバレーとの2トップです。ヨン・ア・ピンも負傷で失っていますので、清水は最終ラインに苦労しています。いまのところ杉山が平岡の相棒として入っています。村松と竹内がボランチ。SBは吉田とイ・キジェです。サイドハーフに河井と石毛が入ります。

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清水の苦しい台所事情がこの試合をグダグダにしました。ゴトビさんの清水は、杉山が作り、サイドアタックにこだわった、最終的にはアジリティの高いちびっ子選手がゴールするサッカーです。元紀がいなくなった今シーズンは、ストライカーのバレーが加わり、得点力を維持しながらフィニッシュのバリエーションを追加する計画だと思います。守備を支えるヨン・ア・ピン、バレーとともに攻撃のキーマンである俊幸を失ったうえ、オーガナイザーの杉山を自らCBに下げる選択をすることで、攻撃を組み立てる術を失います。ですから、清水の攻撃は一本調子です。最終ラインで時間を作って両SBを押し上げます。高く位置取ったSBとハーフが絡み、クロス。中央のバレーで勝負という形です。しかも、右サイド偏重です。攻撃のほとんどは吉田と河井の絡みで組立てます。ただ、残念ながら吉田にしろ河井にしろ、クロスの精度がとても低いです。

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一方左サイドのほうは、キジェも石毛も1on1に弱いです。東京がダブルチームを仕掛けると、あっさりボールを奪えます。つまり清水の攻撃は、アバウトにバレーに渡し個人技に頼るしかありません。それであっても脅威を感じるのは、バレーの実績と資質でしょう。

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もう一つグダグダの理由は東京にあります。清水の守備はマンツーマンを加味したゾーンです。プレッシングはあまり厳しくないです。村松と竹内はただでさえ個人の守備力が優勢なわけでもないうえ、ボールフォルダーに寄せる動きをしますから、よほどコレクティブでないとギャップが生まれやすいやり方です。その上、最終ラインは高めです。プレッシングもなく守備の連動性もなくラインが高いということは、バイタルエリアもゴールエリアも、東京にとって美味しいスペースができるということです。ですので、東京はやりたい放題できます。組立てまでは。

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バイタルエリアではパスをさばけますし、ロングフィードでラインの裏を狙うこともできますから、攻撃の始点はいっぱいあります。そこまでは行けます。そこからの守備に清水は重点を置いていたのでしょう。東京にボールを持たれることを許容し、さらに杉山の攻撃力を放棄してまで、最終局面の守備固めを図ります。東京の攻撃も単調でした。バイタルエリアの選手にボールが渡るところまで行くのですけど、そこから先、ゴールに向ったプレーができません。チャレンジはするのですけど、アイディアと強引さが足りないのです。東京の攻撃シナリオを見極めると清水の守備も容易です。東京は選手の連携と意外性あるアイディアで勝負するチームですから、選手の組合せはとても繊細です。春先、千真と忠成の2トップを試して以降、レギュラーが固定していましたからちょっと不安でした。ナビスコでオプションメンバーを試すときも、まとめて複数の選手を変えているので、もはやレギュラーベースから離れている状態でのテストになっています。今日は、不安が現実のものとして現れてしまいました。

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千真と忠成のコンビと慶悟のサイドハーフは問題があるという結論が見えているのですから、草民やたまを使ってみてもよかったんじゃないかと思います。

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東京が完全に試合を支配しつつも、シュートにすら持ち込めない展開のまま前半が終了。ある意味、清水の思惑通りのような気がします。

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新潟戦のレポートで後半15分までの優位性を書きましたけど、今日は意外な形でその時間帯に先制しました。後半8分。ヒョンスのロングフィードを最前線でルーカスがDF3人と競ります。こぼれたボールをルーカスが拾い、後方の秀人に戻します。秀人は寄せてきた翔を引き付け、慶悟にパス。慶悟はサイドに開いて基点になろうとしているルーカスに縦パスを送り、そのまま前線に侵出します。ルーカスは上がってきた慶悟とタベーラしようと戻しますけど、これが石毛と村松を引きつけた慶悟の背後を抜け、スルーのような形になります。そこに秀人がどフリーでいました。秀人はダイレクトでシュートします。これを彰洋がトンネルし、ゴールイン。東京1-0清水。

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もっと意外な形で立て続けにゲットゴールです。後半16分。竹内が逆サイドの石毛に届けようとしたグランダーのパスをルーカスがいとも簡単にカット。横にいたヨネとパス交換してから前方の忠成にポストし、そのまま上がってタベーラ。竹内はヨネをマーク。村松はルーカスにつこうとして振り切られます。ですから、バイタルエリアがぽっかりあきます。ルーカスはそこに侵出します。清水最終ラインの注意を引き付けて、左サイドどフリーで待ち構える千真にパス。千真はルックアップしてアーリー。ゴール前に飛び込む忠成に合わせようとします。これを彰洋が弾きます。でも、そのボールは彰洋の目の前にいたルーカスの胸にあたって跳ね返り、ゴールに吸い込まれましたw。東京2-0清水。

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ゴトビさんは、村田、瀬沼、白崎を相次いで投入しますけど、スピード感が増しこそすれ、ベースがすでに東京と圧倒的な差がありますから、流れを変えるまでには至りません。

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対するポポさんは、新潟戦と同じような交代です。草民、たま、容平を投入します。作戦変更ではなく、単にチームをリフレッシュする意図でしょう。時間を上手く経過させることができた東京は、終盤コンサバティブモードにチェンジします。とりたてて危険な予兆もなく、そのまま試合終了。東京2-0清水。

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守り切りたい清水と攻める術を一部無くした東京は、マイナス方向にかみ合ってしまいました。偶発にしろゴールが生まれていなければ、ひょっとするとスコアレスドローも有り得ました。そうなると名実ともにグダグダ試合です。勝ってホントによかったです。

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個人的に、ゴトビさんの清水は相性が悪いです。珍しく辛辣になってしまいますけど、いつも面白くない。エンターテイメントに欠けるのです。魅力的な選手が少ないだけじゃなく、考察に値する意図も少ない。もちろん経済的なエクスキューズは承知しているんですけど、健太さんのときは相手チームとしての魅力がちゃんとあったんです。クラブにはちょっと考えてほしいです。

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秀人はすっかり、いじられ愛されキャラになりましたね。相太みたいな。チームのなかにはそういう選手も必要だと思うのですけど、秀人は最も縁遠い存在だと思っていました。秀人はとてもよくサッカーを知っているし、プレーもロジカルです。でも、プレーの精度と判断スピードに課題があります。それから、チャレンジやアイディアに欠けます。ロジックを突き詰めると、アンチ・ロジックに至る部分もあると思うんです。秀人のことですから、もっともっとサッカーを考えて近い将来そこに到達してくれると思うんです。課題は明確ですから。

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千真と忠成の2トップは、互いの良さを消しているような気がします。千真は前後左右を柔軟に動いてビルドアップに絡むプレーを得意としています。忠成は直接ゴールに近づくプレーを重視しているようですから、理屈のうえでは成立するコンビのように思いますけど、実際はプレーがかぶったりしていました。

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サイドハーフとしての慶悟は魅力が半減します。慶悟は試合の組立てにこそ力を発揮します。ラストパスやシュートの確実性を求められません。言い換えると、それを身につけたらスーペルなアタッカーになれます。

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今日は宏介の日でした。ボールを持つと清水サポーターから激しいブーイングがありました。けど、宏介自身は冷静でした。終盤こそ、2度ほどゴール前でシュートに絡む積極的なプレーをしていましたけど、それ以外は普段着のプレーでした。頼もしいです。すっかり東京の子ですね。

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次のホームゲーム7月6日までずいぶんあります。昨年と同時期に不調期を迎えましたけど、今年は復調がとてもはやかったようです。毎年夏場は好調ですから、勝ち点10差のいまのポジションは十分満足できると思います。中断前ラストの鹿島戦を、しっかり勝ち取りたいですね。

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