ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

佐賀の旅 ―2012/7/14 鳥栖―

2012-07-18 20:32:04 | 旅行記

鳥栖駅にキックオフ3時間前に着いて、さてどうしようかな?と思って駅前をぶらぶらしてたら、「奮闘中」と書いてある看板をかけてるお店がありました。奮闘中ってwと思い、裏はなんて書いてあるのかな?と興味がわいたので近づいて見てみたら、「思案中」ってw。

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なんともしゃれっけのあるお店だなと思って入ってみることにしました。外見は普通のお洒落なカフェなんですけど、入ると違和感が。店内もカントリー調のカウンターバーでお洒落です。でも、そこかしこに、さりげなくライトブルーとピンクが主張してます。どうやらサガンサポのお店にまぎれこんだらしいw。Cafe風さんです。

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マスターが気づき、いらっしゃいの前に「東京からですか?」
「はい。大丈夫ですか?」
「ええ、ちょうど買い出しから戻って開けたところなんです。」
ケーキセットをいただきました。お若いマスターで、笑顔が素敵な、印象がとってもやわらかいかたです。

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「今日はどうでしょうね。いい試合になればいいんやけど。」
「鳥栖も調子が戻ってきたし、いい試合になると思いますよ。鳥栖のコンディションしだいでしょうね。」
「あー、丹羽くんがはっきりせんですよ。」
「丹羽って、DFの?」
「そう。次の試合はどう?って聞くと、いつも大丈夫です!と言ってくれっとですが、F東、あ、東京(いいですよ。F東でw)戦どう?って聞いたら、うーんって歯切れ悪かったんです。」
「コンディション良くないんですかね。夏場は厳しいですよね。選手よく来るんですか?」
「ええ、小さな街やけんね。あんまり(食べるところが)ないから。」
「いえいえ。いつも試合日もお店開けるんですか?」
「ええ、終わってからね。試合始まる時間になったら閉めて、スタジアムに行きます。終わったらすぐ戻ってまた開けます。」
「スタジアム近いっすもんね。じゃあ鳥栖のサポさんが集まるんだ。」
「そうやけど、大丈夫ですよ。アウェイのかたがいても。アウェイのかたもいらっしゃいますよ。」
「J1に昇格してスタジアムにお客さん増えました?」
「増えました。九州のJ1は鳥栖だけなんで、アビスパだけでなく、たまにはJ1もみたいという人がきます。それでも1万人はなかなかいきませんね。」
「そうなんですか?。鳥栖はいいサッカーしてるのに、もっと見に来ればいいのに。子供たちにも見てほしいですね。」
「丹羽は神戸にいた時学校訪問をしてたそうなんですよ。鳥栖でもやりましょうってクラブに言えばって言ってるんやけどね。いいことだから。鳥栖市は小さな街ですけど、それでも6万人いるんだし、近隣に佐賀や久留米や大牟田があるんやし、もっと集客がんばらないと。サガンのおかげで知名度も上がるやろと思うけど。」

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「自前の練習場なんでしたっけ?」
「とんでもない。市の練習場の横にプレハブの掘っ建て小屋があります。シャワーとか、かわいそうやけんね。それでも、ようやく今度クラブハウス作ることになって。」
「クラブハウスが綺麗だと選手も集まるでしょうからね。イタリアちっくに言うとプラビンチャって言うんですか。」
「あははw。そんなお洒落な街ではないですよ。」
「いえいえw。地方の街のクラブを運営していくには、行政との連携が必要なんですね。」
「そやねー。市長が久光寄りの人で、バレーが好きなんですよ。で、ボールを蹴るスポーツはけしからんって。市長選のとき対抗に出た人がサガンを応援してくれる人だったんやけどね。」
「そうだったんすか?」
「たとえば駅の改札って北側(ベスアメの反対側)にしかないでしょ?。スタジアムに行くには跨線橋をわたんないといけん。不便だし、毎試合1万を超えるようになると、試合後の混雑が大変なんです。子供やお年寄りが危険だし、足の不自由な人もね。だから、南口を作ればって意見もあるんですけど。」
「よく知らないんですけど、ベストアメニティはどうゆう縁で作られたんですか?」
「バブルの遺産というか、九州にサッカークラブがないってことで、鳥栖の青年団が企画したものに、鳥栖市やあと福岡県も賛同してくれて、とりあえずハコを作ろうとなったと聞いてます。その後、福岡がアビスパ作って、鳥栖からしたら約束が違うじゃないかと。」
「それでダービーが熱いんですね。」
「どうやろねw。」
「そうですかー。アウェイのサポで印象に残ってるとこあります?。まだ半分だけど。」
「広島かなぁ。近いからね。浦和はまだなんだけど、楽しみやね。この前の試合惜しかったし(4-0から4-3に盛り返した試合)、浦和のファンが入って、スタジアム大丈夫かなって心配でw。」

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と、ここでお客さんがひとりやってきました。ごく普通の格好をして、しばらくビールを飲んでいたのですけど、いきなり「今日は勝つかね?」
マスターは気を使ってくれて、「どうやろねー」
「いやぁ、いい試合になるといいですね。自分は東京から来たんです。今日はおてやわらかにw。」
「あー、東京からね。遠いところから。わたしは福岡から。福岡じゃJ1見られんとやろ。わたし、渡邉応援しとっとよ。渡邉。」
「はぁ。」
「渡邉は長崎やろ?(あ、千真か。)。わたし長崎の出なんですよ。渡邉は国見やろ?。」
「そうですそうです。ついでに徳永と平山と北斗もよろしくお願いしますw。」
「この前の浦和との試合、わたし見に行ったとです(え?。このおじさん熱烈なサガンサポ?)。たまたま仕事で東京に行く用事があってJリーグの日程を調べたら、ちょうどサガンがやるってわかり、これは見らんと、ということで(あ、なるほど。でも出張先でJリーグ見るって、かなり好きなのね)。そしたら、すごい試合やった。勝ちたかったなぁ。」
「やね。」
「浦和の応援はすごかね。地鳴りか思った。」
「それにしても、スタジアムのすぐそばに、サポが試合前と後にちょっと一杯できるバーがあるのは素敵ですね。」
「(ビール二杯めのおじさん)そうね。みんなどこで飲むと?」
「ま、だいたいスタジアムですかね。スタジアムで飲むのもいいですけど、こちらのバーってなんだかイングランドみたいでかっこいいっす。」
「(お二人)あはは。」
それから大雨の話とか三人でして、「今日は勝つけんね」と言いおいて、おじさんはベスアメに先に行かれました。マスターがアイスカフェオレをご馳走してくれました。

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「そういえば、宏太はどうですか?」
「うーん。この前食べに来てくれたときは、「大丈夫です。切り替えてがんばります」っていいよっとですけど、本心はどうかなぁ。」
「複雑ですよね。昔から鳥栖サポなんですか?」
「いえいえ。自分は福岡から来て3年前にこの店始めた新人なんですけど、鳥栖にいてしかもスタジアムのすぐそばに店出しとるんなら、いっぺん試合見ないとって友達に誘われて行ったんです。そしたら、サッカーってこんな面白いんかと。それまではどっちかと言うとホークスだったんやけど、それからはもう、ね。」
「わかりますw。サッカーってとりつかれますよね。ボク思うんすけど、応援するクラブによってサポのサッカーの好みや見方って変わってくるんじゃないかなぁ、と。たとえばボクらは東京の上手なパス回しを見慣れているから、パスの善し悪しでサッカーを評価する傾向にあるんじゃないかと。鳥栖サポはいかがですか?」
「そやね。やっぱりはやいプレスいうんかな。どれだけ走れるかっていうのを見てるかもね。あ、これはお世辞じゃないんやけど、F東のサッカーは面白いですよ。味スタの試合もテレビで見ながら、コイツらうめーなぁって思いましたもん。」
「ありがとうございます。シュート撃たないんですけどね。」
「あはは。」

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そろそろ開場時間になりました。楽しくって楽しくって、時間のたつのがあっという間で、気づいたら1時間以上お邪魔してました。 ありがとうございます。

マスターは次節アウェイ仙台戦に行くんだと仰ってました。お気をつけて。今日の試合見れたかな?

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