ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

国宝 源氏物語絵巻に挑む―東京藝術大学 現状模写―

2011-09-25 22:54:49 | アート・文化

藝大に行ってまいりましたよ。美術館ですけど。

出迎えの執事。

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この作品のタイトルは、「砂場」。ぽいでっしょw

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以上、これは上野恩賜公園のなか。

藝大美術館は藝大の美術学部側キャンパスを入ってすぐ。

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チケットを買おうと並んでいたら、知らないご婦人がチケットをくれました。「あなた?チケットまだ? これ、あげる。招待券。余ったの」。以上をめちゃ早口で。あっけにとられる自分をおいて、颯爽となかに入っていかれました。ありがとう。

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さて、なにをしに行ったかというと、藝大の学生が源氏物語絵巻を現状模写した作品を展示した美術展に行ったのです。現状模写は、文字通りいまの状態を写しとるもので、剥落やシワなんかも忠実に再現するのです。徳川美術館や五島美術館のワークスが有名だそうですけど、藝大は学生の修練を目的として、平成15年から取り組んでいるんだそうです。今回はその一部を公開。あわせて徳川美術館と五島美術館ワークスの作品も展示。

模写ですから、もちろん歴史的な価値はありません。本物のオーラもありません。でも、模写だからこそ、細部のディテールを存分に楽しめます。原本の絵の表現方法や紙のデザインを見て、こうなってるのかーっていうフィーチャーの仕方ができます。簾の向こうが透けて見える表現は、色使いと線の表現でできてたりします。

文字にしろ剥落にしろ、模写のときはすべて絵の一部として扱うんだそうです。だから、文字のトメ・ハネは意識しない。模写の場合は右利きのひとの場合、左から右に書いていくんだそうです。通常文字は右から左に書きますが、これだと右手で書いたそばから汚してしまうからなんだそうです。

工程は、まず古紙の雰囲気を出すために美濃紙に下色を塗り、その紙に原本をトレースする作業。これが一番大変なんだそうです。原本を写した写真のうえに美濃紙をおき、めくりつつ写しつつ。髪やシワの表現をすべて完璧に写しとらないといけないわけですから、神経を使うでしょうね。写し終えたら、今度は色の準備。種類だけじゃなく、濃淡や塗り厚まで指定してました。細かな作業。ここで、国宝原本と見比べて色をチェックするんだそうです。緊張するらしい。そりゃそうだw。美濃紙をパネルにはって着色。金箔や表装を整え、完成。ひとり一幕(文章3面と絵2面)を担当し、2年で完成させるんだそうです。一日の進行が1cm四方だとか。いやー、できねーw

藝大美術館の2階にはホテルオークラのカフェもあって、いい雰囲気ですよ。


2011J2リーグ第29節FC東京v横浜FC@国立競技場20110925

2011-09-25 22:09:38 | FC東京

台風12号、15号と続き、四国、近畿、東海地方に大きな被害を及ぼしました。東北の被災地でも仮設住宅が浸水したとか。ことしは厳しい。岡山の実家でも、敷地が崩れたらしく、被災が身近なことになってしまいました。

夏が過ぎ行きますね。毎年のことですが、ほのかに寂しいです。

Jリーグもデーゲームが始まりましたー。秋初戦は、国立のデーゲーム。ナビスコ決勝かのような待機列w

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MXの「F.C.TOKYO 魂!」のジョナサンくん。スミマセン、番組をみたことないんですけどねw

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ドロンパが一日eco検定大使やってました。採点中。

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今日は、茨城と福島の物産展をやってました。がんばろう茨城・福島。あかべえでございます。

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今日はフリエ戦です。キングカズ、先発です!

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さて、キックオフでございます。

横浜FCは亀さん作戦できました。はっきりとしたリトリート。東京対策のトレンドは、中盤へのプレッシングなんですけど、横浜FCはやってこなかったですね。理由はわかりませんが、選手のタレントの問題なのかもしれません。プレス作戦は、攻撃時に手数をかけられないので、少人数でスピーディに攻めきる能力が必要。カイオもカズもスピード系の選手ではないので。それに、東京はここ数戦、プレス作戦を攻略していますからね。そういうことなのかもしれません。

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というわけで、東京はボールを持ち放題w。最初のうちは、ここ数戦と同じく主導権をとるためにモリゲからのロングボールを使ってましたが、梶山も高橋もプレーをさせてもらえるから、ポゼッションに切り替えます。まずサイドに出して基点を作ります。ポゼッションの時、ボールを受けるSBのポジションがポイント。例によってCBが開く分SBを押し上げます。今日はむっくんサイドを基点にするイメージだったようですが、むっくんの位置、高い高い。横浜FCの守備は、東京の基点にプレッシャーにきますが、ここを抜けると両サイドとも緩い。中央もルーカスが優位で、ボールが納まる。さらに横浜FCの守備を東京の左サイドに寄せるということは、右があくということ。徳永の前に広大にスペースができ、ほぼ1on1状態の走り放題。ちなみに東京のファーストショットは、今日お誕生日の徳永のミドル。ハッピーバースデー♪。徳永に限らず、高橋も積極的にミドルを狙ってまして、初夏の好調時に戻った印象ですね。

試合が早々に動いたのも強く影響したんでしょう。前半8分、CKをファーでフリーに構えた梶山がのけぞりながらゴール。

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これでも横浜FCは前に出ることなく、むしろいっそう亀になりました。東京も無理に攻めませんから、膠着状態に入ります。東京のほうの要因は、中盤の3人です。例によって梶山、高橋、草民は流動的ですけど、ボールを持てるだけにポジションチェンジでおんなじところをグルグル回ってるイメージなのです。これだとポゼッションは高まるんですけど、前への推進力が無くなってました。

そこで、後半16分、草民に変えてナオ。これで東京は突破口を得ます。ナオを右サイドに貼り付かせてボールを預けます。前半は左サイドで作ってましたけど、それを省略した感じ。もう一つは横浜FCが守り方を変えたこと。後半に入ってラインをあげてきました。点をとるためだと思いますが、結果的に、東京にとってカウンターを仕掛けるためのスペースをもらえたわけです。そこにナオがハマった。で、後半21分、梶山が絶妙なひと貯めしてから出した裏へのパスをナオがうけ、中央にクロス。走りこんだ羽生が決め、2点目。一気に加点モードに。続く28分、テクニカルなパス回しで中央を崩し、ふたたび羽生のゲットゴールで3点。羽生の1試合2得点以上はプロ初だそうです。

事実上、終戦。3-0で東京。首位に返り咲き。

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この試合、怪我の塩田にかわってひさびさに権田がGKに入りました。東京は、U-23レギュラーGK、A代表GKを控えにもっているんですよw。完封しましたし、権田らしいビッグセーブもありましたが、やはり試合に出てないとキビシイですね。ミスフィードが数本ありましたし、なによりも、ポゼッションに絡むことがなかった。塩田は攻撃時に高く位置取り、パス回しに参加します。今日は高橋やモリゲが下がってこの役をやっていて、権田は絡んでませんでした。ただ、これは試合に出ていないがゆえの問題で、権田の技術的な問題ではないと思います。権田がポジションをつかんだのは塩田の怪我でしたし、今シーズン塩田がレギュラーなのも権田の怪我から。権田サイドで見たら、ある意味チャンスです。がんばって欲しいです。

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キングカズ!。ことしも元気でした。カズフェイントも見せてくれました。やっぱキレキレ。交代するとき、東京ゴール裏のカズコールに応え、手を振ってくれましたー。

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栃木が負けちょっと抜け落ちた感じがしますが、以前勝ち点5差のなかに5チームがいる混戦。東京は、内容的には常に圧倒していますし、試合を安心して見られるようになりましたが、余談を許さない状況にはかわりないです。自分は、東京スタッフの計算だと思っているのですが、いい時期に復調してきました。このまま秋を一気に駆け抜けたいものです。