ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2011J2リーグ第5節FC東京vギラヴァンツ北九州@味スタ20110928

2011-09-29 01:01:05 | FC東京

Happy Birthday to You ドロンパ

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今日はドロンパの誕生日、なんだそうです。キティちゃんもかけつけてくれました。

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いい雰囲気の二人♪

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ベストカップルを妬んだ怪しい二人組が迫ります。ピーンチ。

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キティちゃんを守るドロンパ△

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ウェディング・セレブレーション・カーが用意されてまして、二人仲良く旅立って行きました~♪

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J2リーグ第5節ですよ。この秋のミッドウィーク開催は、失われた時間を取り戻すシリーズです。

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アウェーで負けてるギラヴァンツ。リベンジでございます。

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この試合の流れは、大きくわけて5パートでした。

[Aパート]

北九州はよく鍛えられた、コレクティブなチームでした。コンパクトな守備ブロックをつくり、バイタルエリアに東京が侵入することを防ぎます。狙いはおそらく、梶山、高橋、草民。東京のコントローラー。すっかり東京対策の定番になったやり方です。とくに草民のドリブルを警戒していたんじゃないかと思います。ここのところの東京は、左サイドで作って右で仕掛ける攻撃が目立ってました。東京のポゼッションを自由にすると手に負えなくなるので、ボール回しが始まるところを潰してしまおうという意図だと思います。さらにはルーカスへのマーク。東京が調子を取り戻した大きな要因は、ルーカスのコンディションが上向いたことに伴い、チームのやり方にフィットしてきたことだと思います。ルーカスにボールが納まることで、バイタルエリアにどんどん選手が侵入できます。北九州はここを許さなかった。東京は打開策として、モリゲからフィードを相手SBの裏に送りこむオプションを持っていますが、チーム全体をコンパクトにしたプレスが東京の中盤にかかってますから、ロングフィードを送ろうにも受け手がいない。結果、試合序盤の東京は、北九州のゴールエリアにまったく侵入できませんでした。

一方、北九州の攻撃もとてもコレクティブです。桑原をアンカーにそえ軸をつくることで、前線の5人がポジションを入れ替えながらパスを回していく、トレンディなポゼッションサッカーです。オシム千葉で衝撃を持ってJに迎えれらたやり方は、すっかりこの国に浸透していて、いまやJ2の地方クラブでも我が物にできているんです。駒陸でみた愛媛もすばらしかったですが、北九州はもっと洗練されていたように感じました。ただし、攻撃の組み立てまでは。点の匂いがまったくしなかったんです。大島と池元はよくポジションメイクしますが、シュートレンジに入ってこなかったです。シュートを撃つことを目指した攻撃の組み立てをできてないんじゃないかと思いました。だから、怖さがまったくなかったですね。

というわけで、攻撃は詰まるけど守備は安心なので、まあ、時間の問題だろうなと思ってました。

[Bパート]

東京が北九州の守備に慣れてきました。ルーカスが相手CBを剥がせるようになってきたし、草民がドリブルをしかけられるようになりました。コンパクトな守備は、押し込まれるとコンパクトゆえに自陣に閉じ込められます。東京は右サイドを破れるようになり、有効なクロスをゴール前に送れるようになります。北九州が徳永に1on1で対処してたのが気になりました。自信があったのか、草民サイドの守備を厚くするためのリスクテイクか、理由はわかりません。いずれにせよ、徳永から何どもいいクロスが入っていたので、作戦上の問題だったと思います。

東京の攻撃力が圧倒するも、スコアレスのまま前半が終了。

[Cパート]

東京の後半の入り方が素晴らしかったです。勝因は二つあると思いますけど、ひとつがこれ。北九州の出鼻をくじくイメージで、攻撃のスピードとパワーを一段あげた感じ。両SBも参加し、圧力を増します。後半2分、右サイドを深くえぐって北九州を押し下げてから、中央に大きくバックパス。ぽっかり空いたバイタルに椋原が侵入しミドルショット。相手にあたってコースが変わり、先制ゴール!

東京は攻撃の圧力を緩めることなく、北九州を攻め立てます。

[Dパート]

北九州は、今シーズンここまで観たなかでのベストチームだと思います。その理由が、ここからの試合展開。東京の先制を許した直後はさすがにガックリきたようですが、心は折れませんでした。正直、最近の東京の攻撃力からいって、このまま一気に押し込み、ゴレアーダで終わるかと思いました。北九州がすごいのは、ここでもう一回気合を入れなおし、コレクティブな守備を取り戻したこと。原動力になったのは、球ぎわに厳しくアプローチする、ひとり一人のアグレッシブな守備にあると思います。疲れからだと思いますが、東京の選手についていけないので、どうしてもファールが多くなりましたけど、けして悪気があってのことではないと思います。

この試合の惜しまれるところは、北九州の激しいプレーに草民が過剰反応し、熱くなり過ぎたこと。シーズン4枚目のカードをもらってしまいました。ナオが得点シーンにも絡みとても好調なことを考えると、草民はスタメン争いのなか一試合も休めない状況だと思います。その意味でも、軽率なプレーでした。

一方で東京のベンチは冷静でした。この試合の、もう一つの勝因はベンチワーク。草民に変えてナオを投入し、ピッチ上の選手が落ち着きを取り戻すことに成功したこと。最近のキヨシは、メッセージがこもった選手交代をします。

[Eパート]

というわけで、仕上げのパートです。落ち着きを取り戻した東京は、疲れのみえる北九州を再び圧倒します。後半30分、ナオが羽生のパス交換から中央の梶山に戻します。梶山は、前線でCBを外してフリーのルーカスに。ルーカスが丁寧にゴールし、2-0。

以降は、フレッシュな選手を投入しながらポゼッションし、完璧に試合を運んで、ゲームセット。

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今シーズンの東京のテーマは、大人のチームになることだと思いますが、今日は実に大人の試合をしました。その意味で、強かった、という印象です。開幕からいろいろありましたが、ゆっくりゆっくり、でも確実に成長してきたんでしょうね。いま振り返ると、そう思います。去年の今頃と比べてみると面白いかもしれませんね。ここ数試合はモリゲのポカもまったくないですし、守備はじつに安定してきた。それから、試合を90分の尺で捉えることができるようになってきたと思います。うまくペースをつかめなくても、慌てなくなった。いまのメンバーなら、J1でも自分たちのペースで試合を進められると思います。当然、J2より相手の守備はうまくなる。そんな時、試合を90分で捉える感覚は、非常に重要になってくると思います。ひょっとすると、J1のリーグタイトルを狙う条件は、そんなところにあるんじゃないかと思います。

課題というか。今シーズンはすべてのポジションで選手の質で優位に立ててるんですけど、特に顕著なのがCBとFW。今日もルーカスがひとりで相手CBに対して勝ててました。FWも、それなりに動けるんだけど、脅威はない(外国人選手は除く)。このあたりが、J1に行くと通用するのか不安なところではあります。

北九州は、ホントに今シーズンのベストな相手でしたね。攻撃の華麗さから、ヤスさんのチームだとは思えなかったんですけどw、気持ちの強さなど、やっぱりヤスさんらしいチームでした。課題はフィニッシュですね。シュートを撃てないと勝てないですよ。このチームはまだJ2で学ぶことがいっぱいあると思います。

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ドロンパに、いいプレゼントができましたねー。

このまま突っ走りたいです。