組織委員会のレベルが低すぎ?

　ついに、オリンピックのエンブレムが使用中止になった。デザイナーは「パクリはない」とか言っていたけど、トートバッグでパクリが判明。その後も続々と怪しい話のオンパレードだ。ついには、マルシーマークのついたものまで、細工して流用していたというわけだ。トートバックと違い、オリンピックマークは自分でやったと言っていただけに致命的だ。いい加減な仕事をしていると思われてもやむを得ない。

　組織委員会も審査した人間たちも商標だけチェックしたみたいだが、商標以外でも似たものはあるのにそこは法律的に大丈夫だとタカをくくっていたのでは? 組織委員会の実務レベルが低すぎるのではないかという気がしてならない。見た印象で似たものがあれば、法律とは別の観点からとがめられるのは当然だ。

　pochiも出版社で編集をしていたとき、よく写真を探しに行った。そのときは、netはそんなに発達していないから借りに行くしかなかった。写真を探すのはホントーに手間がかかる。テーマは決まっているからイメージに合いそうなものを探すのだが、なかなかないのだ。それでも、どうにかピックアップして会議で説明するわけだ。加えて、やむを得ず自分でヘタなイラストを描くこともあった。これは、適当なものがない時に「こんなイメージ」として使うわけだ。

　それにしても、デザイナーを擁護した人たちは今度のことをどう思っているのだろうか?色が違えばOKというのだろうか。見た印象で似ていると思われたらお終いだろう。そういうことは考えないのだろうか。
　現実的に、内部で検討するときにnetを利用することはあるかもしれない。しかし、外へ出すときにそれをそのまま使っては問題外だろう。単に常識がない人ということになる。