○広島と長崎で被爆祭が開かれた。この両日というか、この近くになるとやたらと戦争のことが報道される。視点は毎度同じで食料を手に入れるのに苦労した…に代表される大変だった、苦労したという話が主体だ。大体、敗戦近くになっているのだから苦しいのは当然だろう。それだけを取り上げて戦争は悲惨だというのはいただけない。悲惨なことは確かだが、それよりも、日本が勝っていた時は結構軍需成金だとかで儲かっていた、おいしい思いをした人間もいるのだ。そのあたりに全然触れないというのは片手落ちだと思うのだ。
○核兵器反対と言いながら、中国や北朝鮮やロシア、さらにイスラエルやインド、パキスタンなどへの核兵器反対とは言わないのか。イスラエルやパキスタンとの人たちとの討論会でも企画したらどうなんだ。国内で反対反対と騒いでいるだけでは効果なんてない。一番、確実に核兵器が退場するのは、さらに効果的できれいな兵器、あるいは核を無力化する兵器が開発されたらどこの国も核に対する熱意は減っていくだろう。それが現実だと思う。
○朝日記者が安倍総理に質問を断られたさわいでいるが、Yu Terasawaという人のツィッターに「朝日新聞記者が白石草さん（女性フリーランス）に、「記者クラブの通告（質問禁止）を無視して質問した」として、記者会見後、暴行を加える（頭をつかむ）という事件がありました。……」と書いている自分たちか暴行を加えたのは無視かい。朝日の言う記者とは記者クラブに所属している人間だけ指すらしい。エリート意識だね。昔々、朝日の女性記者でとても感じの良い人がいたが、そういう人は極少数ということらしい。