20円で崩壊する文化って?

●昨日、いつものように肩の腱板損傷のリハビリのために病院に行き、受付まで待合室で新聞を読んでいると
軽減税率に活字媒体を組み込めなんていう記事が載っていた。要するに、よく言われることだが文化を守るた
めに軽減税率が必要だという趣旨だ。
　読んでいて、ふざけるなんじゃないという印象しかなかった。わずか、2％で崩壊する文化ってなんだ!　
っていうことだよ。1000円の本だったら20円の違いだよ。その程度で絶滅とか崩壊とか危機だなんて言葉を
使うな!　っていうことだ。なんて甘やかされているんだ。活字媒体だけを聖化するのは大疑問だ。

●国立大学の授業料の値上げにしたって、北欧の国のように大学の授業料等をタダな国もあるが、条件が
違うだろう。進学率の違いや歴史的経緯を無視しての訴えは意味がない。
　ひと昔前は産学連携の反対意見が大手を振っていた。いまだってそういう面はあるだろう。ノーベル賞を
取った大村さんの爪の垢を煎じて飲めということだ