新潮新書から出ている室谷克美「日韓がタブーにする半島の歴史」を読んだ。大変面白い。「三国史記」という朝鮮半島最古の史書をベースに「三国遺事」に書かれた日本(倭)との関係を描いたものだ。
これを見ると、韓国のなんでも韓国が教えてやったという主張が政治的なものにすぎないこと。日本の朝鮮史学者の視点にひどいバイアスがかかっていること。よく思われたくて、彼らの主張に与しているのではないかという疑問が湧いてくる。
原文に「王の姪」と書かれている個所を「王族」と改めるなど歴史の改竄を行っているのではないか。「三国史記」にしても後世になってあの本はズサンだなどという批判をするのがいるが、昔の史書、特に正史というものはそんなにいい加減なものではない。
「三国史記」の執筆を命令した高麗17代王仁宗は「全てを曝け出した」史書の編纂を命じたのに、後世の人間は仁宗の意図を砕くような、朝鮮は素晴らしい歴史を持っているという史観で都合の悪いところを隠して行ったという印象である。
これを見ると、韓国のなんでも韓国が教えてやったという主張が政治的なものにすぎないこと。日本の朝鮮史学者の視点にひどいバイアスがかかっていること。よく思われたくて、彼らの主張に与しているのではないかという疑問が湧いてくる。
原文に「王の姪」と書かれている個所を「王族」と改めるなど歴史の改竄を行っているのではないか。「三国史記」にしても後世になってあの本はズサンだなどという批判をするのがいるが、昔の史書、特に正史というものはそんなにいい加減なものではない。
「三国史記」の執筆を命令した高麗17代王仁宗は「全てを曝け出した」史書の編纂を命じたのに、後世の人間は仁宗の意図を砕くような、朝鮮は素晴らしい歴史を持っているという史観で都合の悪いところを隠して行ったという印象である。