そば de そば ♪ ~ 刈り取り ・ 脱穀 ・ 加工 ~

2012-12-07 21:28:29 | 栽培収穫加工体験

 爆弾低気圧に地震、自然のパワーの強さを思い知らされます。

揺れている間はおたおたするだけで、結局、何もできず。

全部の部屋のドアを開きっぱなしにしているので、ドアがバタバタ!

この音でさらに揺れを激しく感じてしまいました^^;

 

すでに銀世界の札幌ですが・・・

まだ、真夏のような暑さだった9月のはじめ、

今年、取り組んでいた “ そばの栽培収穫加工体験 ” の刈り取り作業をしてきました。

グングンと成長したそばを鋸鎌(のこがま)を使って手作業で刈り取ります。

手刈りの場合、黒化率50%以上が刈り取りの目安だそうです。

刈り取ったそばは島立てし、乾燥します。

指導員の方に “ 男結び ” を教えてもらい、その出来に満面の笑みでした。

男結びはキッチリと締まり、覚えておくと冬囲いにも使えて便利だそうです。

この後、お寿司を食べに行ったんだ~♪

お気に入りのお寿司屋さん 『 すし処 しあわせ 』。

作業の後のお寿司はすっごくおいしかったです。

小気味良く握ってくださるので、リズミカルに口に入っていってしまい写真は無しです^^;

 

刈り取りの後、二週間後に脱穀の作業がありましたが

入院中だったため欠席させていただきました。 残念!

 

10月末日、最後の加工をしてきました ♪

加工とは・・・そば打ちです^^

まずは、達人の方のそば打ちを見学。

そして、実践です!

一家族一鉢、全行程をします。

(まだ、お腹に力を入れられなかったので作業は夫まかせ。)

 

今回、打つのは二八そば。

二八はのどごしが良いようです。 二の小麦粉は中力粉。

そば粉と中力粉をふるったら、“ 水回し ” という作業に入ります。

この “ 水回し ” 、そば打ちの中で一番難しい作業なんですって。

水回し3年、のし3ヵ月、切り3日と言われるほど。

指を熊手のようにする “ かぎ手 ” で回し続け、最後の水加減は手水で調整していました。

続いて、 “ 練り ” の作業。

一まとまりにして、空気を抜くように菊練り。

へそ出しをして、円錐にします。

 

せっかく円錐にまとめたものをてっぺんから潰して “ のし ” の作業に入ります。

のし台とめん棒には打ち粉をします。

打ち粉はそばの実の中心部にある花粉。 更科粉よりももっとサラサラとした上質な粉です。

まずは円形に伸ばしていきます。

時計の針の一時間ごとにずらしていき12回伸ばします。

めん棒に生地を巻きつけ、打ち出しをして四角にしていきます。

生地が2㎜ぐらいになったら、本のしが終了。

 

生地が重なるところに打ち粉をしながら畳みます。

こま板をのせて、そばの断面が正方形になるように切っていきます。

 

余分な粉をはらって、大きな鍋で沸騰した湯にほぐしながら入れ、1~2分茹でます。

茹で上がったら、流水でぬめりをとり、氷水でしめます。

そばのできあがり~♪

そばと一緒に育てた長ネギと辛味ダイコンとともに。

そばはよく、挽きたて ・ 打ちたて ・ 茹でたて と言いますが

ホント、こんなにおいしいそばを食べたのははじめてでした!

打っている時から、そばのいい香りがず~っとしていて

茹で上がってからも、その香りはしっかり残っていて。

歯触り、のどごしも最高でした!

打って残ったそばを持ち帰り、夜、家で食べてみましたが

時間が経ってしまっていたので香りは感じられず。

やはり、三たては重要です。

 

そば打ちは材料や道具が無くてはできないことなので

この機会に体験することができて良かったです。

来年はどんな栽培収穫加工体験コースがあるかな~♪