スキポール空港駅は地階にある。
スロープを経て地上階に上ると、そこはセントラル・プラザ。
3日前、この国に着いた時通った所を、日にちも空けず再び通ることになろうとは、その時は勿論、思いもしなかった。
KLMオフィス、早い話が切符売り場。
ストのためか何時ものことか判らないが、チケットを求める黒山の人。
日本人のツアコン、客から預かった大切な旅券で、お腹の辺りが異様に膨らんでいる。(写真上)
女性係員が整理番号の発行に大童、順番が来るまで相当時間がかかりそう。
カタリナをスーツケースに座らせひたすら待つ。
小1時間も経った頃、KLMからかベルギー国鉄からか判らないがパンが配られた。
固いパンにチーズと野菜を挟んだ何時ものサンドイッチ。
カタリナは少し食べてギブアップ。
さらに1時間ほど、ようやく順番が来た。
カウンターに20?から10?果ては5?まで、取り混ぜて40枚ほどのユーロを並べ、やっとブリュッセル・ザベンテム空港への、まさにプラチナ・チケット(写真中)をゲット。
それにしても、JCBカードの役立たずめ!
切符を手に、早速、搭乗手続き。
エコノミークラスの長い列を尻目にスムーズだったが、手荷物検査はフランクフルトよりもさらに厳しい。(写真下)
そういえば、この国は独・仏と違って、英国と共にイラクに軍を派遣していたことを思い出した。
搭乗時間になっても係員は来ない、大幅に遅れているようだ。
またもや、小1時間も待たされようやく搭乗開始。
ゲートからバスで運ばれ100人乗りほどの小さな飛行機に着いた時、機影は長く伸び薄暮が迫っていた。
カタリナが小さな窓の向こう、滑走路の手前で何機もが離陸の順番を待って並んでいる異様な景色を指差す。
機内で、またまた長い間待たされた。
この空港だけに6時間ほども居て、気分はもう最悪、一遍にこの国オランダが嫌いになりそう。
うんざりするものの、糊のきいたシーツがかかったベッドに横になるまでは、ただ我慢するしかない。
苦境は、まだ続くのである。えっ、まだ続くの? はい、すいません。
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