アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

安倍首相ロンドン講演要旨 (時事通信)

2013年06月20日 | 国連・国際社会
安倍首相ロンドン講演要旨
時事通信 2013/06/20-03:18)


 【ロンドン時事】安倍晋三首相が19日夕(日本時間20日未明)に行った経済政策に関する講演の要旨は次の通り。
 日本の雰囲気は、大胆な金融政策と機動的な財政政策という私の射込んだ1本目、2本目の矢で大きく変わった。しかし最も大切なのは、3本目の矢である成長戦略だ。日本は第一にデフレからの脱却、第二に労働生産性の向上、第三に財政規律の維持という構造課題を同時に解かなくてはならず、それには成長が必須の条件だ。
 
 2020年までに、外国企業の対日直接投資残高を今の2倍、35兆円に拡大する。
 この秋、税制に大きな変更を加える。税をインセンティブとして使い、企業の事業再編を促進する。リスクを取って設備投資をする企業がインセンティブを持てるよう投資減税も実行する。3年間で国内民間投資の水準をリーマン危機以前のレベル、70兆円、7億ドル以上に戻すつもりだ。
 
 健康や高齢者介護の市場規模を今の約420億ドルから20年までに1060億ドル以上に拡大させる。医薬品、医療機器、再生医療といった医療関連ビジネスの市場規模を同じ期間に1270億ドルから1700億ドルまで増やす。
 
 日本の信頼を確保し、経済を持続的な成長の軌道に乗せながら、日本の財政規律が堅牢(けんろう)であることを世界に示さなければならない。
 国と地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の対国内総生産(GDP)比を15年度までに10年度の半分にし、20年度までには黒字にする。
 
 帰国するとすぐ、東京都議選と参院選に走り回らなくてはならない。どちらでも自民党に勝利を与えたい。これからの3年を、集中的な改革の期間と位置付け、持てる政治力を投入する。勇敢で果断な判断、実行こそが苦境を乗り越える唯一の選択だろう。日本の将来に、どうぞ投資を続けてください。一緒に強い日本をつくっていくことをお願いする。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。