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「常任理事国入りが目的」 日本の影響力警戒 中国・TICAD (時事通信)

2016年08月29日 | 国連・国際社会
「常任理事国入りが目的」 日本の影響力警戒 中国・TICAD

時事通信 2016/08/28-17:41)

  【北京時事】

 中国メディアでは、初めてアフリカで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)首脳会議について「日本の国連安保理常任理事国入りに向けた支持獲得が目的だ」との見方が出ている。中国はアフリカ各国と関係を深めてきており、日本の影響力拡大を警戒しているようだ。
 
 27日付の中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、ケニア・ナイロビでのTICAD開催を「安倍首相の派手な援助ショー」と批判的に報道。国営新華社通信も28日、専門家の分析として、常任理事国入りのための協力、資源や軍事拠点の確保を狙った「経済、政治的な『雑念』と軍事拡張の野心を隠し難い」と伝えた。 
 
 中国が日本の動きを注視するのは、経済面だけでなく、国際政治の面でもアフリカ各国との連携を強めてきたからだ。南シナ海問題についても、中国外務省はアフリカの30カ国以上が中国を支持していると説明し、日米などの批判に反論してきた。
 
 一方、中国のアフリカ支援に対しては「資源獲得が目的」との批判もある。これに対し、中国は2015年12月に南アフリカのヨハネスブルクで開かれた「中国アフリカ協力フォーラム」首脳会合で工業化支援を強く打ち出すなど、アフリカ発展への貢献をアピールしている。



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