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政府、辺野古で本体工事着手 沖縄県は不服審査申し出へ (時事通信)

2015年10月29日 | 安全保障と東シナ海紛争
政府、辺野古で本体工事着手 沖縄県は不服審査申し出へ
時事通信  2015/10/29-08:19)

 政府は29日朝、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設のため、名護市辺野古沿岸部で埋め立て本体工事に着手した。一方、同県の翁長雄志知事は政府が埋め立て承認取り消しの執行停止を決めたことに対抗し、同日中にも国地方係争処理委員会に不服審査を申し出る方針で、政府と県の対立は決定的となる。
 予定工期は2020年10月末まで。当面は資材置き場や搬入用道路の整備など、陸上部で作業を行い、中断していた海底ボーリング調査も再開した。年明け以降に、埋め立て予定地を囲む護岸部分から海上作業に入る見通し。
 また、承認取り消しを知事に代わって政府が取り下げる「代執行」に向け、国土交通省が発送した是正勧告の文書が29日、県に到達する。翁長氏は「取り消しは適法だ」として勧告を拒否する考えで、代執行をめぐり政府と県が法廷闘争に突入するのは不可避の情勢だ。 


辺野古沿岸部で埋め立て工事に着手 (NHK NEWSWEB)

2015年10月29日 | 安全保障と東シナ海紛争
辺野古沿岸部で埋め立て工事に着手
NHK NEWSWEB 10月29日 8時07分

普天間基地の移設計画を巡り、沖縄防衛局は、29日午前8時、名護市辺野古沿岸部のアメリカ軍基地の中で埋め立て工事を開始しました。工事は当面、陸上部分で行われる見通しで、29日朝は基地の中の海岸沿いで、建設用大型機械を使って、資材置き場の設置に向けた作業を行っています。

これに対し、沖縄県の翁長知事は強く反発していて、国と地方の争いを調停する総務省の「国地方係争処理委員会」に審査を申し出る方針です。

普天間基地の移設が持ち上がって19年がたつなかで、移設計画の中核となる埋め立て工事が開始されることになりますが、沖縄県内の反発は根強く、国と沖縄県の対立は法廷での争いも含め、さらに激しくなることが予想されます。