アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日・トルクメン首脳会談要旨 (時事通信)

2015年10月24日 | 中東・アフリカのニュース
日・トルクメン首脳会談要旨
(時事通信 2015/10/23-19:10)


 【アシガバート時事】

 安倍晋三首相とトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領が23日に行った会談の要旨は次の通り。
 
 【資源開発】
 大統領 日本企業の活動を評価し、経済の発展に寄与することを歓迎する。
 首相 日本の技術や経験をトルクメンの発展に大いに役立ててほしい。事業規模総額2兆2000億円に上る案件に関する文書に署名することができ、大変喜ばしい。

  【物流インフラ整備】
 大統領 運輸・物流インフラの整備に注力している。
 首相 地域の最重要課題だ。年内にも鉄道運輸相を日本に招待したい。日本の知見を参考にしてほしい。
 
 【人材育成】
 大統領 全ての分野で協力を進めていきたい。
 首相 日本型工学教育を活用し、高度産業人材育成への協力を進める。関係者を日本に招請したい。
 
 【国連改革】
 首相 安保理改革を重視している。積極的な支援、参加をいただきたい。
 大統領 日本の国際的分野の提案は全て支持している。
 
 【北朝鮮】
 首相 核・ミサイル開発を継続している。挑発的活動の自制を求めるべきだ。拉致問題解決に向け、理解と協力を期待する。
 大統領 日本側の見解を理解する。



安倍首相、資源外交を展開 中央アジアと関係強化 (時事通信)

2015年10月24日 | 中東・アフリカのニュース
安倍首相、資源外交を展開=中央アジアと関係強化
(時事通信 2015/10/23-19:58)
 

【アシガバート時事】

 安倍晋三首相の中央アジア5カ国訪問には、天然資源が豊富なこれらの国々との関係を強化し、日本の経済成長に不可欠な安定供給を確保する狙いがある。この地域で存在感を増す中国をけん制する思惑もありそうだ。
 「日本とトルクメニスタン両国の関係の地平と次元を引き上げる」。安倍晋三首相は23日、ベルドイムハメドフ大統領との会談後、経済をはじめ各分野での協力を盛り込んだ共同声明の意義をこう強調した。
 
 日本の首相の中央アジア訪問は2006年以来。トルクメン、タジキスタン、キルギスは今回が初めてだ。中央アジアは天然ガスや石油、鉱物資源にも恵まれる。首相は資源確保に加え、トップセールスも展開したい考えで、会談では日本企業による天然ガス関連施設などの2兆2000億円以上の受注を歓迎した。
 
 中央アジアへは、中国も進出を強めている。習近平国家主席は、中国と欧州を結ぶ「シルクロード経済圏構想」を提唱。要衝となる中央アジアへの投資を加速している。今後、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の資金などを活用し、地域への一層の影響力拡大を目指すとみられる。
 
 これに対し、日本は「得意分野」で対抗する構え。首相は会談で「高度産業人材育成への協力を進める」と述べ、関係者を日本に招待した。ソフト面での支援を充実させることで、中国との差別化を図る方針だ。



日中韓 共同宣言発表の方向で調整 (NHK NEWSWEB)

2015年10月24日 | 東アジアニュース
日中韓 共同宣言発表の方向で調整
NHK NEWSWEB 10月24日 5時54分

日本政府は、中国、韓国両政府との間で、来月1日に安倍総理大臣、中国の李克強首相、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領による、日中韓3か国の首脳会議を行ったうえで、3か国の首脳による共同宣言を発表する方向で調整に入りました。

これまでの調整で、共同宣言には北朝鮮情勢を巡って、朝鮮半島の緊張を高めるあらゆる行為に反対するとともに、北朝鮮に対し核開発を放棄し、非核化を進めるための協議に復帰するよう求めることなどが盛り込まれる見通しです。

また、2008年に福岡県で開かれた日中韓3か国の首脳会議で発表された共同声明に基づいて、今後も引き続き、首脳会議を定期的に開くことが明記される方向となっているほか、来年、日本で開催することを盛り込むかどうかについても調整が行われています。

一方、安倍総理大臣と李克強首相との日中首脳会談について、政府は中国政府との間で、3か国の首脳会議に先だって開く方向でほぼ合意に達しました。

そして、安倍総理大臣とパク大統領との初めての首脳会談については、首脳会議の翌日の2日に開催することも選択肢として調整が進められています。