大津の事件を考える

きっと日本では、教育学者とか、カウンセラーと呼ばれる人たちが、連日モーニングショーなどで、コメントする朝が続いているのではないですか？


私も、子供たちとかかわっているので
この事件のこと、ネットを通していろいろ調べてみました。

今ネットの個人情報というのは、怖いですね。
この事件の加害者と呼ばれている男子生徒の顔まで出てきちゃうんだね。

それはおいといて・・・

大人がしっかりしないといけないんじゃないか？って思いました。
あの先生に相談してみようとか
お父さんに話してみようって
そんな大人が周りにいてあげなかったんじゃないかって思います。

ほどほどにしとけよっていう担任だったり
いじめられるのはあなたにも悪いところがあるからじゃ？(その子のお父さんが
そうであったかどうかは知りません。一般論です）
なんていう大人には、子供は何も打ち明けてくれない気がします。

いじめは何が何でも許さないって態度の先生だったり。
どんなことがあっても、あなたを守るって親じゃないと
子供は、いじめられていること言わないんじゃないだろうか？

私が尊敬する日本の小学校の先生は
4年生のクラスで
クラスの立ち上がりの日に
今まで自己紹介させていた穏やかな顔と一転して
こうおっしゃった。
「俺のこのA学級ではいじめはゆるさない。
　いいか？俺はいじめを見過ごさないぞ。
　そして、いじめを見つけたら、許さない。いいな。
　いじめなんかあったらいかんのだ」
とおっしゃった。
みんなのせすじがぴき～～んと伸びた瞬間だった。

一度、私はその先生がJという少年の襟をつかんで
めちゃくちゃ怒っている現場に遭遇したことがある。
Jがある女子の悪口を言ったらしいが
学年一いじめっ子といわれていたそのJも
泣いていた。
そしてその先生は、子供たちにとても人気があった。
担任発表の時に、その先生の名前が呼ばれると
みんなイエ～～～イという歓声がおきたほどだ。

ご両親も
どんなことも守ってあげるという態度を見せることがとても大事だって思います。
あなたも悪いところがあるんじゃない？ではなく
学校に相談して
「対処をしてください。どんな対処をしたか、連絡してください。
　いじめが収まらない限り、うちの子を学校に行かせるわけにはいかない」
っていたっていいと思います。

とにかく、私たち大人が
信頼される大人にならないと・・・
話してみようか、聞いてもらおうかっていうおとなにならないと
ダメだって思いました。

子供をようく見ていると
SOS出しているものです。
いつもと違うはず。
それをキャッチできる大人にならないと・・・

そして、子供たち・・・
私たち大人も不正をするから
いつも正しいことができるって限らないんだけれどね・・・
でも、周りの大人を頼ってみて。
先生でも、両親でも、塾の先生でも…誰でもいいから
大人に話してみて。

自分で自分の命を絶つことをしないで。