桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

2009年回顧

2009年12月29日 | omoi
日本人もすなる2009年回顧というものを
AmericanのPinkもしてみんとてすなり。

2009年、この年は私にとって最高と最悪を二つ味わった一年でした。
最高があるから最悪もあってこれはこれでevenなのかもしれません。

先日母がこんなことを言いました。
母の友だちのお嬢さん(日本人で日本在住)が高校3年生だけれども、
不登校になってしまって、ようやく卒業日数がたりるという程度。
来年早々のセンター試験なんてうけられるわけもなく、最近は、お嬢さんが母親(母の友だちに当たる人)を
なぐったりけったりするようになってきた。
昼夜逆転し、パソコンだけする日々。

このお嬢さん、とても勉強ができたらしく、ご両親からすると
今のこの姿が信じられないということだそうだ。

Sを不登校から立ち直らせたんだからいいアドバイスないか?という母の話だった。

Sは小学生だったし、私は未だにSなぜ学校に行かなかったのかと聞いていないので
原因はやはり不明のまま。
よって別にこのやりかたが効いた、効果があったというのもわからない。
研究者としては、お粗末だったとおもう。

ただ、Sは私と出会って楽になったのではないかと思う。
がんばらなくていいんだよ、無理する必要はないし、立派にならなくたっていいんだよって言い続けてきたことが
彼が、背負ってきた親の期待みたいなものを少し軽くしたかもしれないと、今になってみて思う。


最悪を知った私が、最近考えること。
最悪を知ったとき、私はまず自分を責めた。
自分を責めて、責めて、責めて・・・。誰も責める相手がいないので、自分しか責める相手がいなかった。

そして立ち直ろうとしたとき、
Sに言い続けていたことを思い出した。
がんばらなくていいんだって。
人生は、自分の思い通りに行かないことだらけかもしれない。
思い通りにならないことに気がついたとき、もしかしたら人生ってつまんないって思うかもしれない。
最悪を知った私が、そう思ったから。
でも、思い通りにいかないことやつまらないことの間に、きらきらすることや
楽しいこと、笑顔になることがはさまっているようにおもった。

波のように押し寄せてくるテストテストテスト・・・でもその間にある、お友だちとの会話や家族とのおしゃべり。

はさまっているきらきらしたものは、もしかしたらきらきらしているとなかなか気がつかないものかもしれない。
でも、そこにアンテナはっていけば、必ずきらきらしたかけがえのないものだと気がつくはず。

がんばらなくていいんだよ、無理しなくていいの。
立派にやろうと思わなくていいんだよ。自分を認めてあげようよ。自分は自分のままでいいって。
そう思えたとき、間にある小さいけれど、きらきらしたものに気がつくのかも・・・とりとめもなくそんな話をしたよ。

きらきらしたささいなものに、気がついてよかった。
また私は、自分を信じてみることができるよ。


そんな2009年でした。