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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

エッセイ・走馬とう 「 別れ 」

2014-03-31 21:05:41 | 競馬・ボート
先日、ヤエノムテキが亡くなった。
ヤエノムテキの写真と馬の詩を掲載しようと思ったが、
写真がどこに仕舞っているのか分からないので、
どうしようかと迷っていたら、探している時に出て来た
エッセイに目が止まった。
ならばということで、ヤエノムテキとは無関係なエッセイに変更したわけである。


 「 別れ 」    引退式は一流馬の証


毎年この時期になると、あちこちで別れのシーンを目にする。
新たなる出発 ( たびだち ) を別れで飾る若者たちにとって、
「 一大決心 」なる心の選択は確かなものだと思う。

別れの日、駅のホームで涙ぐむ恋人たち。
あるいは単身赴任で旅立つ夫もまた、ひとときの別れである。

三月サヨナラ別れの季節。明日があるから別れがある、
別れがあるからまた、出会いもある。
人生は出会い、そして別れの繰り返しである。

卒業の季節、三月。
私たちが所属する日本競輪選手会にも「 代謝制度 」があり、
一期間 ( 四ヵ月 )ごとに得点の下位から順に
35人の選手が辞めて行くシステムになっている。
たまたま、その最後のレースに居合わせると、なんとも感慨深い思いが込み上げ、
涙があふれてくる。
競輪選手としての最終レースをゴールインし、
無事、敢闘門へ引き上げて来た選手に花束が贈られる。
その光景に胸がキュンと詰まったように感動でいっぱいになる。
拍手のなか顔じゅう涙でクシャクシャにした選手を見て、思わずもらい泣きをする。
言葉は、ただ「 お疲れさん」としか言えない。
多くを語れば声をあげて泣き出すのが怖くて拍手を送るだけ・・・ 。


私たち選手は、競輪開催中は4日間缶詰状態だから、
この共同生活が「 別れ 」に対する思いをことのほか大きくしているように思える。
馬の場合はどうだろう。競馬の引退式はハイセイコー、タケホープから始まり、
今では一流馬の証(あかし)であり、種牡馬へのパスポートになっている。
ターフビジョンに思い出のレースが流れるなか、
ゆかりのゼッケン番号をつけた馬が単走で駆けて来る。
『 ワーッ 』 という歓声の中、泣いている人、馬の名前を連呼する人・・・。
東京競馬場で、そぼ降る雨のなか、傘も差さずに女の人が引退する馬を見送ったのは
有名な話である。

引退式をしてもらえる馬は最高にしあわせ者である。
名も売れていない未勝利の馬などは、いつ走って、いつ去っていったのか分からない。
競走馬の末路は寂しく、あわれなものだと思う。
無事引退できれば善しとせねばなるまい。

ターフでこの世を去って行った馬たち。
いつもこの馬たちの別れのシーンを思い出す。
遠い昔は、ハマノパレード、キシュウローレル、テンポイント ・・・。

ふと、歌の一節を思い出した。
『 さよならは別れの言葉じゃなくて、ふたたび会うための遠い約束 』 と  ・・・ 




長崎市 「 それぞれの長崎港 1 」

2014-03-31 05:29:41 | 海 ・ 港 ・ 空 ・ 木々



夜明けの長崎港 ( 稲佐山からの眺望 )








夜の長崎港 ( 稲佐山からの眺望 )







大波止ターミナルからの眺望














大浦天主堂下の 「 四海楼 」 からの眺望







三菱重工業長崎造船所 ( 四海楼からの眺望 )





上の写真は毎回違う時に撮った長崎港の写真である。

長崎港を上空から見ると、
鶴が羽を広げたような形に見えることから「鶴の港」とも呼ばれる。
江戸時代は「鎖国」体制のもとにあって
江戸幕府が西洋・中国向けに唯一公認した国際貿易港として栄え、
明治以降は上海への航路の発地として貿易や旅客の行き来が盛んになった。
現在では観光地長崎の玄関口として、
また離島の多い長崎県の交通の要衝であり港中心部の再開発も進んでいる。



北九州市小倉北区 「 旧東京製綱小倉工場倉庫 」

2014-03-31 05:28:41 | 近代化産業遺産・土木遺産



小倉北区 「 旧東京製綱小倉工場倉庫 」





















































所在地 / 北九州市小倉北区高浜1-3-1
竣工  / 明治39年 ( 1906年 )
様式  / 倉庫 ( 棟瓦造平屋 )
建築主  / 東京製綱
施工業者 / 清水組



平屋妻飾りの倉庫は入り口近くの右手にあり、
事務所の手前に位置している。
東京製綱小倉分工場については、事務所でも紹介したので
そちらを参考にして頂きたい。


「 菜の花の径 」

2014-03-31 05:27:41 | 花・鳥・虫・魚・猫




















あたり一面を黄色に染めて
独特な匂いを漂わせる
菜の花畑

小学生のころ
この匂いが嫌いで
菜の花畑の脇の畦道を
息を止めて走って通っていた
それが
好きな匂いに変わったいまはで
好んでその場所に
足を運ぶ