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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県今帰仁村・名護市 「 ワルミ大橋と羽地内海 」

2014-03-05 00:03:41 | 沖縄の橋



「 ワルミ大橋と羽地内海 」
























































ワルミ大橋から見た運天港方面の眺望











ワルミ大橋(ワルミおおはし)は沖縄県の屋我地島(名護市我部)と
本部半島(国頭郡今帰仁村天底)との間のワルミ海峡に架かる橋である。

橋長315.0メートル、アーチ支間210.0メートルの上路式RC固定アーチ橋で、
沖縄県道248号屋我地仲宗根線の一部を構成する。
2010年(平成22年)12月18日に開通したもので、
合成鋼管アーチ巻立工法によるアーチ橋としては日本国内で最長、
アーチ橋としても日本国内で5番目の長さの橋梁である。

ワルミ海峡(ワルミ水路)は、屋我地島の西側で東シナ海と羽地内海とを隔てる海峡で、
本部半島と屋我地島に挟まれている。
この海峡は運天港の一部で、荒天時の避難泊地である羽地内海に出入りする船舶が通過する。
ワルミ大橋の下に2,000トン級の船舶を通すために、橋の構造としては上路式アーチが採用された。
クリアランス高さは37.2メートルである。

ワルミ大橋の発注者は沖縄県、
設計者は建設技術研究所・中央建設コンサルタント(本社:浦添市)の共同企業体、
施工者は錢高組・竹中土木・國場組の共同企業体である。
ワルミ大橋の工事費用は45億円で、
県道248号屋我地仲宗根線全体の整備にかかる費用は80億円である。

ワルミ大橋は、2005年(平成17年)開通の古宇利大橋とセットでの整備が予定されていたが、
用地取得問題で着工が大きく遅れた。
2009年(平成21年)12月8日に連結式が行われた。
2010年(平成22年)12月18日、開通式が行われ、橋は午後5時から一般に開放された。

2011年(平成23年)6月10日に公益社団法人日本コンクリート工学会作品賞を受賞している。




熊本県美里町 「 桑野橋 」

2014-03-05 00:02:41 | 熊本の石橋



今も橋の上を通行している








粗い割り石が目立った造りをしている







山の中の小さな谷に架かっている







裏側輪石の部分は目が詰まっている







壁石には粗く大きな石が使われている




所在地 / 熊本県美里町甲佐平・川越
架橋 / 不明
石工 / 不明
長さ / 不明
幅  / 不明  高さ / 不明


桑野橋は、小さな小川に架けられた橋である。
またの名を「 境ノ谷橋 」 というが、由来は桑野地区と貫平地区との
境に架けられた橋ということが言われ、
荒い割り石を組んだ素朴な魅力のある橋である。


桑野橋へのアクセス
桑野橋へは、途中まで下用来橋を参考にしてもらいたい。
その下用来橋を川越方面に行くと200mほどで県道321号線のT字に指しかかる、
そこから左折してガソリンスタンドの先を今度は右に折り返し登って行く道があるので
更にその道を200mほど行き、突き当りを右に曲がって200mほど行った右下にある。
駐車は、道幅が狭いので、道幅の広い場所を選んで駐車した。



大分県宇佐市 「 トーチカを思わせる 貝掘り監視塔 」

2014-03-05 00:01:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



トーチカを思わせる 「 貝掘り監視塔 」



























防波堤から1.2キロの沖合に設置された標的










その出で立ちは、まるで軍事施設を連想させるような造りであった。
ここは 「 宇佐海軍航空隊 」 が置かれていた場所で、
艦隊射撃を訓練した標的が海に設置されている場所でもある。
最初、その戦争遺産を見るつもりで海辺に行くと、
その標的よりもこの 「 貝堀り監視塔 」 の方が目を惹いた。

この貝堀り監視塔は、鑑札がない者が漁業組合に無断で
貝を獲らないように監視するために造った塔である。
それにしても大がかりなことをやったものだと思う。



「 身体拘束の禁止 と 安全管理 」

2014-03-05 00:00:41 | 介護関係
身体拘束の禁止

禁止対象となる具体的な行為

1  徘徊しないように車いすや椅子、又はベッドに体幹や四肢を紐などで縛る。
2  転落しないようにベッドに体幹や四肢を紐などで縛る。
3  ベッドから自分で降りられないように周りを動物園の折のように柵で囲む。
4  点滴、経管栄養などのチューブを抜かないように四肢を紐などで縛る。
5  皮膚をかきむしらないように手指の機能を制限するミトン型の手袋などをつける。
6  車椅子からずり落ちたり、立ち上がったりしないようにY字型抑制帯や腰ベルトや
   車椅子テーブルを付ける。
7  立ち上がりを抑制する椅子を使用する。
8  脱衣やオムツ外しを制限するために、介護衣 ( つなぎ服 ) を着せる。
9  行動を落ち着かせるために、向精神薬を過剰に服用させる。
10 自分の意志で開けることが出来ない居室などに隔離する。



身体拘束の弊害

身体的弊害としては、体の拘縮 ( こうしゅく ) や筋力低下を招き、
食欲や心臓機能の低下につながる。
精神的弊害としては、不安や怒り、屈辱、諦めなどの精神的苦痛によって、
かえって認知症などを進行させる。
社会的弊害として、社会的な不信感が募る。



安全管理

介護をして行く上において危険性の除去を考えた安全安心な管理をするとなれば、
以下のような危険性を伴う行為を未然に防止しなければならない。
そのためには、状況に応じて拘束ということも考えなければならないと思う。

勝手に歩き回って転倒して骨折したり、意識が無くなったりする。
徘徊したまま施設を出て行って行方不明になったりする。
徘徊して出て行った際に転落や追突、あるいは交通事故などの不慮の事故に遭うこと。
オムツや異物を口に入れて咽喉に詰まらせたり、誤嚥性肺炎を起こしたりする。
かきむしった場所からばい菌が入って化膿したり、それがもとで高熱を出したりする。
点滴や経管栄養などのチューブを勝手に抜いたため、そこから出血したり、
十分な栄養が行き渡らず衰弱したりする。

マンツーマンのように朝から晩まで付きっ切り、という訳にはいかないので、
ちょっとした隙にというのが事故につながる。
適切な介護をするには、 「 弊害の除去か安全管理か 」 を問われるところであるが、
人間の尊厳を考えた場合、
「 拘束はしたくもなければ、されたくもない。 」 というのが偽らざる心境であろう。