フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

行川さをりを聞く 10年ぶりにばったり SAORI NAMEKAWA

2006-03-26 01:22:30 | MUSIQUE、JAZZ

夜、行川さをりさんのボサノバ・サンバを聞く。パーカッション以外は前回と同じメンバー。

ヴォーカル:行川さをり
ギター:小畑和彦
ピアノ:パウロ・ゴメス
パーカッション:今福健司

彼女のよいところは、音楽に素直に真摯に楽しみながら向かっているのが滲み出ていることだろう。それをメンバーが感じ取っているようで、皆さん気持ちよく演奏していて前回にも増して乗りがよかった。特にギターの小畑さんは最高に乗っていた(ように見えた)。そんな様子がお客さんにも感染するのだろう、終わりに向かって熱気が噴き出していた。Sのご主人のブログでその雰囲気がよく伝わってきます。

最後から2つ目のナンバー (Caminho das Águas?) が素朴で、少しアフリカの音楽のようにも聞こえて、はっとした。帰りにピアノのゴメスさん (日本在住20年、記憶に間違いがなければブラジルは Campinas の出身ということを今回知る) に聞いてみたところ、曲名は忘れたが、マリア・ヒタ (Maria Rita) が歌っている、彼女は有名なエリス・へジーナ (Elis Regina 1945-1982) の娘だという。少し聞いてみたくなっている。

店を出て、体をいじめてみたくなりラーメン屋を探すもどこも満員。あきらめかけていたところ、バス停の前に中がよく見えない店があったので思い切って入る。入った途端に、やあー、と言って私の名前を呼び、びっくりしましたよー、と言う。しばらく、狐に摘まれたような状態で相手の顔をじっくり見るも思い出さない。少し話しているうちに記憶が繋がってきた。もう10年ほど前になるのだろうか。私が以前住んでいたKにあったイタリアレストランで奥様と一緒に仕事をしていて、その店でしばしば会ったことをはっきりと思い出した。話をしてみると、奥様は先日パスポートの証明写真を撮ろうとした場所でカメラマンとして働いているとのこと、そこの料金がお安ければ旦那以前に遭遇していた可能性もあったわけである。不思議な出会いが続くものである (2/04/2006)。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ポランスキーの 「赤い航路」... | トップ | お堀のカフェでミカエル・フ... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
有難うございました。 (いの)
2006-03-26 13:31:23
Paulさん、昨夜は有難うございました。

行川さをりヴォーカル、、グッと進化してましたね~、、バックのメンバーも素晴らしいメンバーで、いいライブを聴いて頂けて良かったと思います。ジャズのみならず、これからはブラジル音楽にもどんどん力を入れていきますので、今後とも宜しくお願いします。
返信する
よかったです (paul-ailleurs)
2006-03-26 21:37:40
行川さんのヴォーカル、よかったです。ポルトガル語訛りの英語の歌も可愛らしく感じました。今回、彼女の横顔を見ていて、えくぼとそこから伸びる線が顔に何ともいえない安定感を与えていることに気づきました。更なる進化を期待したいと思います。

返信する
そうですね~ (いの)
2006-03-27 07:07:35
~横顔は私も印象的でした。Stringsのブログにも横顔写真UPしましたので覗いてみて下さい。この横顔から、彼女に自信が生まれたことを感じました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

MUSIQUE、JAZZ」カテゴリの最新記事