先日の記事の写真が、アニェス・ヴァルダの映画 「幸福」 の一場面のようだというコメントをさなえ様からいただいたのを機会に、その映画を見てみた。
始まってすぐに池の周りの景色が出てくるが、確かに私の写真と雰囲気が非常に良く似ている。私のいた場所には人はほとんどいなかったが、この映画の池の周りには人が集っている。この映画の中心的な場所と言っても良いだろう。
この監督を始めてみたが、何気ない日常を静かに撮っている。画面の色彩と言い、それぞれの場面が一枚の写真のように撮られているところと言い、私の目には美しくみえた。さらに、音楽は W. A. MOZART。最初から素朴な演奏の Clarinet Quintet が流れ、画面をしっとりと包む。生誕250年の今年に相応しい出会いだ、などと考えていた。絵画のような映画であった。この監督をもう少し知りたくなっている。