フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2015年02月②

2015年02月01日 | しゃちょ日記

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2015年2月28日(土)その2038◆地球に優しい

保守的な人でもないんだが、地味好きではある。

趣味はクラシック音楽、将棋、落語、古典文学、下町散歩。
ほとんど電力も使わない。
仲よしタイプも、男女ともに地味好きが多い。
惚れた女は100%地味。

争いごとは嫌いなので、極力避けて通る。
自分が悪ければペコペコ謝る。
理不尽なイチャモンは、短時間でぶっつぶす。
できるだけ地球に優しいタイプで在り続けたい。

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2015年2月27日(金)その2037◆キーワード

久々に後輩ヨシオと呑む。

論点はバッハの二声と乙川優三郎。
共通する何かを探る作業が楽しい。

連日聴くヨシ&ダイのカルリが
ずっと脳裏をこだましている。
  
共通する何かを探る作業というのは、
どうしてこんなにも楽しいのだろう?

レモンを添えたウィスキーソーダの表面に
〝孤独〟というキーワードが浮かんでいる。

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2015年2月26日(木)その2036◆過激なエレガンス

フラメンコファンにもお馴染みのファリャ、アルベニス、グラナドスを含む
西欧の多彩なポピュラー名曲を、タイプの異なる真の実力派名手二人は、
果たしてどんなアンサンブルで聴かせてくれるのだろう?
                          
かねてより敬愛する二人のクラシックギタリスト、原善伸さんと鈴木大介さんによる
初のデュオアルバム『Guitarra × Guitarra』(ALM record )。

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このデュオ録音の必然性と大成功を印象付けたのは、例えばカルッリ「ラルゴとロンド」。
二人の名人における資質の共通性と相違性は、絶妙のバランスで自立協働し合う。
ソロ演奏では不可能なアンサンブルの楽園を造形していることが、
社会的動物である我ら人間の生理的・精神的快感をストレートに覚醒させる。
その対話の豊かな広がりと奥行きある響きは、国境さえも楽々と超える。

この素朴な名曲にはジョン&ブリームの歴史的名演があるが、
その二重奏が「スリリングな耽美性」を極めているのに対し、
ヨシ&ダイスケのそれは「エレガントな信頼性」を極めている。
エレガンスの正体はなんと、この世の真実に迫ろうとするストイックな男気である。
つまり双方とも、相当に業は深い。

彼らの共通項は、ギタリストである以前に音楽家であるという点。
普遍性あふれる底なしに深い音楽的教養は、あらゆるケレンを排し、
音楽そのものに内包される本来的魅力を純粋に抽出する。
頼りになるそういう分母を共有しつつ、原さんは花も実もあるオーソドックスな王道を、
大ちゃんはオールラウンドでシャープな感性をそれぞれ発揮しつつ、
ツーカーに心の通い合う、穏やかにして清冽な至高の対話を繰り広げる。

個を全面的に打ち出すことの多いフラメンコには馴染みの薄いアプローチだが、
例えばカニサレスあるいはイスラエル・ガルバンやロシオ・モリーナ、
もっと云うなら森田志保の如く、個的あるいは民族的観点などを超える、
このアルバムのような地球的・宇宙的アプローチはフラメンコにも僅かに実存する。

こうしたアートが国際紛争の解決に、
実に重要なヒントを与え続けていることはもっと強く自覚されていいと気づかされる、
とんでもなく過激なエレガンスを内包する今宵の激旨CD。

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2015年2月25日(水)その2035◆火星人敗れる!

先ごろのベレン・マジャ取材にて、
梅干おにぎりに加え、彼女の好物が寿司であることを知る。
  
「どんなネタが好き?」と問うと、
じっと私を見つめながら、すかさずベレンは答える。

「タコは嫌い!」

なぜかグッタリ落ち込むオレ(←実は火星人)。

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2015年2月24日(火)その2034◆宇宙人

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早起きしてバッハを聴く。

今日は力技の仕事を二つばかり片付けるので、
あらかじめエネルギー満タンを目論んでいる。

こんな時には決まってブランデンブルグ協奏曲を、二番、三番、五番の順に聴く。
さわやかなリンデ盤か、それとも重厚なサヴァール盤か?
仕事の性格に合わせ、今朝は筋肉質な後者を選ぶ。
十代で始めた習慣が、まさか四十年も続くとは。

さてブランデン五番は、アメリカのNASAが宇宙生命体との交信用に選んだ曲である。
消去法で選んでゆくなら、きっとおれもこれを選んだことだろう。
ひょっとして選んだ奴らは、実は別の星の生命体なのかもしれんなとふと想う、
実は火星人のおれ。

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2015年2月23日(月)その2033◆ほわっつ・まいける

家から歩いて12秒の居酒屋〝まいける〟。
中野五差路のちょっと裏手にある。

看板の鶏の皮焼きと新鮮なモツ鍋、これが抜群にうまい。
客単価は@3,000~3,500円てな感じ。
土曜の晩に出掛けたが、三度目なのでまだ全体の様子はようわからない。

生ビール、ハイボール、焼酎ストレートに続き、
何かパンチの利いたのが呑みたくなってメニューを見ると、
生ビール欄に「男割り」というのがある。
聞けば「生ビール7:焼酎3」のカクテルだと云う。
まあ、ちょっと危ねえ感じではあるがコレにしよう。

さすがに用心しながら二口ばかりやったところで、
なんだか急にやたら愉快な気分になってきて、
大丈夫?と、連れ合いが袖を引っ張る。
おゐおゐ、こんなんでオレが酔っぱらうわきゃねーだろギャハッハ、
と笑ったところで何故か記憶が途切れちゃってるとゆー笑えない話・・・フォー!( ̄∇ ̄)

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2015年2月23日(月)その2032◆自給自足

「不平家とは、自分自身と決して折合わぬ人種を言うのである。
不平家は、折合わぬのは、いつも他人であり環境であると信じ込んでいるが」
                                            (小林秀雄)

ショーバイ柄、この手の不平家と会話するのは日常茶飯事だ。
パセオがフラメンコ協会の階上に移転し、また、
フラメンコライヴをプロデュースし始めてから、そんなウツ系茶番がめっきり増えた。

「あんた、頭おかしい」なんてふうには、
このたそがれ広報係(私)は決して云わない。
だが同じ業界の一員同士として対等に向き合うときには、こう云う場合もある。

「不満がありゃあ、自分で変えなよ」。
まあ、おれもそうして来たし、この先もそうするからさ。

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2015年2月22日(日)その2031◆怪しいレシピ

テレビで知り、こりゃ美味そうだと早速試した。

豆板醤とマユネーズを合わせただけのソース。
硬めに茹でたパスタにこれを絡め、きざみ海苔を多めに振って完成。
カイワレ大根を添えるともっといい、明太子パスタ風。

案の定、早い旨い安い!
月に一度は喰おうか!

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2015年2月22日(日)その2030◆なんのその

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「走れメロス」に刺激され、中学までは学年ナンバー3で疾走したものだが、
現在は「はしょれメロス」の異名をとってる。( ̄▽ ̄)

なかよし高校同期が二人、旧知の音楽仲間が一人、
新たなフラメンコ仲間が二人(トモ&タッキー)、それぞれ完走をめざす。

本日・東京マラソン。
あいにくの天候だが、彼らは「なんのその」と笑って走るのだろう。
永く孤独な道のりを、己のみを頼りに前進する快感。

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2015年2月21日(土)その2029◆ココロの毛生え薬

「自己嫌悪とは自分への一種の甘え方だ。
 最も逆説的な自己陶酔の形式だ」

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辛(から)くて痛い小林秀雄。
ま、たしかに、余分な自己嫌悪欲は
ムダな自己顕示欲と同じくらいキモい。
と、ケンジは云った。

アホ過ぎた若き日、ともかくもこのアホらしい自己嫌悪ごっこから開放されたのは
小林師匠のおかげであり、彼の著作というのはココロの毛生え薬とゆーか、
特に十代二十代のバカにつける薬としては、現代でも充分有効なのではなかろうか。
と、ケンジは云った。どこのケンジだか、ようわからんが。

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2015年2月20日(金)その2028◆ベレンの好物

「オニギリっ!」

好きな日本食は?
間髪いれず、来日中の大物バイラオーラはそう答えた。
で、おにぎりの中身は?

「ウメボシっ!」

あっ、はい。

本日午後はベレン・マジャ取材。
ちなみに、彼女のお供は〝日本茶〟である。
スペイン以外で暮らすなら、
日本あるいは南米チリ、とのこと。

う~む、出来るなおぬしっ!

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2015年2月19日(木)その2027◆兼好寸断

明日は待ちに待った健康診断!って、そんなの待つ奴いんのかよ。
兼好診断で徒然草について訊問されるほうが、まだしもマシである。
戻って広告経理を片づけ、午後から麻布台でベレン・マジャ取材。
夜は中野で呑み会と、そこそこおれも忙しい。

今晩は酒も呑めねえし、水を呑み呑みロドリーゴのギターソロ作品を聴いている。
アランフェス協奏曲で有名な盲目の作曲家だが、
奥行きのあるその雅やかな色彩感覚にはいつもドキッとさせられる。

『祈祷と舞踏』いいねえ。
『亀頭の舞踏』だと違う話になっちゃうけどさ。
『ファンダンゴ』。これもいいねえ。一番好きかも。
テーマに入った不協和音のツネりとコミカルな喧騒が妙に艶っぽい。
久々に聴くブリームのこてこてギターがたまらんわあ。
ん~~マッカラン呑みてー!
ま、しかし、再検診はごめんだし、今日だけ良ゐ子は10時半には寝よ。

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2015年2月19日(木)その2026◆新人ライター

(2/13のFB日記より)

昨晩の森田志保ソロライヴでようやくの初対面となった
小田原のFB友・石井拓人(仮名・推定98歳税込)。
気さくで澄んだ笑顔が印象的な、なかなかにイカスおやじで、
ふだん寄こすイカれたコメントからは想像もつかない良好アイレのマラソンマンである。
今朝起きてFBを開くと、その拓人から初メッセが入ってたので、まんまコピペしたのだが、
昨晩おれが書いた忘備録よりはるかにおもろくて断然内容も濃い。
奴にはナイショで、冒頭の「石井拓人です」を「小山雄二です」と書き換えて
パセオに掲載すれば、あらゆる問題は一挙に解決するように想えてきた。(TT)

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とまあ、こんな経緯から、石井拓人がパセオライターズ倶楽部
(通称〝フラメンコ虎の穴〟)に仲間入りした。
いま流行りのゴーストライター(私専用)になってもらおうと思ったのだが、
実際の石井氏はゴーストとゆーより化け物に近いので、
ふつうに化け物ライターとして活躍してもらうことにしたのだ。
(尚、写真は石井氏の生前のイメージ)

氏のデビューはパセオ5月号公演忘備録(森田ライヴ)。
私は褒められて育つタイプだが、彼は罵倒されて育つタイプなので、
皆さま方には精一杯のヤジを浴びせ倒していただきたいと願うものである。

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2015年2月17日(火)その2025◆伸びしろ

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おそらくこれは昭和32年ころ。

東京都江戸川区小松川二丁目96番地。
安藤広重の江戸名所百景『逆井の渡し』の
小ざっぱりした松林にギリギリ入るゾーン。

写真大きいほうが親父、小さいほうが私だが、
登場人物ではなく背景の野っ原に注目している。
あの頃の東京は、やたら原っぱと空き地が多かったっけ。
家は貧しく狭かったが、その暮らしが伸びのびと明るい
開放感に充ちていた記憶に誤りはない。

昨年末の引っ越しでは、およそ七割方のモノを捨て、
ガランとして居心地の良い空間を得た。
居間と書斎の横手はやはりガランとした裏庭で、
さらにその脇にはガランとした桃園川遊歩道が走る。

そうか、これがおれの求めていた環境だったかと、人生終盤で改めて気づく。
詰め込まれた情景というのは、否応なく圧迫感や閉塞感を生じさせる。
それがおれの最も苦手とするシーンだったかと、今さら気づく。

作為の希薄な小ざっぱりとした情景。
自由と開放を象徴するその伸びしろを、何より愛する自分に気づく。
そこへ自分を運んでくれたものがバッハとフラメンコであったことに、今さら気づく。

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2015年2月17日(火)その2024◆しゃちょ対談

きのうは7月号〝しゃちょ対談〟取材で帰宅は深夜。

カニサレスモデル(ビセンテ・カリージョ工房のフラメンコギター)の
日本総発売元である株式会社エスアイイーの林社長の登場である。
林さんは、それぞれが35年の付き合いとなるゆる~い呑み会
(林さんとプリメラのチコさんと私)の中心メンバーである。

取材の最中にひょっこり福田進一さん(クラシックギター界の超大物)が現れたり、
終了と同時にチコさんが現れたり(取材おつかれ呑み会のみ参加)、
取材休憩中にベランダで一服する私が締め出しを喰らってべランダで凍死しそうになったり、
その他いろんな出来事が生じるそこそこ忙しい取材であった。

50%以上「ピィー」が入りそうな内容だったが、
そこを何とかするのが楽しみな対談の編集作業はこんどの土日あたりに。

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2015年2月16日(月)その2023◆真理子の依頼

まあ、いつも想ってることなので、
二日酔いのポンコツ頭ながら朝イチ30分ほどで書き終えた。

スペイン在住の小倉真理子(カニサレス夫人)からの依頼メール。
月初からの放蕩三昧のしわ寄せで実はしっちゃかめっちゃかの大多忙なんだが、
喜んで引き受けた。

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真理子よ、120%あんたを信頼してるので、私の愚答はここからコピペして、
使える部分だけ使っていかようにもアレンジしてください。
また記事チェックも不要です。どーせスペイン語読めねーし。( ̄▽ ̄)

   ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 

スペインにREVISTA CALLE ELVIRAという、40年続く季刊誌があります。
この雑誌は、各号ごとに文化的なテーマで特集を組んでいるのですが、
次号でフラメンコを特集する事となったそうで、
スペインのフラメンコ評論家が寄稿するのですが、
私に日本のフラメンコについての執筆依頼がありました。
写真を添えて、スペイン語で2000ワード程の分量です。
色々な日本のフラメンコシーンを紹介したいと思っておりますが、
その中で是非、パセオフラメンコについても紹介したいと考えております。
つきましては、小山さんに幾つかメールでインタビューをさせて頂きたいのですが、
ご協力頂けますでしょうか?
さて、私の方に依頼があったのは昨日なんですが、
原稿は23日(月)までに送らなければいけないというタイトスケジュールです。
いかにもスペイン的です(笑)。
頂いたインタビューを基に、スペイン語で原稿を仕上げなければいけないので、
出来ましたら来週水曜日頃までにお返事を頂けると大変助かります。

(1)フラメンコという、日本ではまだ当時マイナーだった分野での
 専門誌を立ち上げたきっかけを教えて下さい。
(2)発行部数を教えて下さい。
(3)30年以上、一度も休刊することなく続けられてきた歴史の中には、
 大変なご苦労もあったと思います。
 小山さんにとってそれを支え続けた原動力は何ですか?
(4)踊り手がメインの読者層とはいえ、カンテやギターのメソッドを取り入れたり、
 スペインや海外の情報まで載せる等、幅広い読者を想定した紙面作りには
 毎号感服しておりますが、紙面作りで特に工夫している事、
 時代と共に変えて来た事、などがありましたら、是非教えて下さい。
(5)フラメンコは外国人には難しいといわれる芸能のひとつですが、
 長年日本のフラメンコシーンを間近でご覧になって来られた小山さんからみて、
 日本人にとって一番大きなハンディーキャップは何だと思いますか?
 そして日本人はそれを乗り越えられると思いますか?

 それから、出来ましたら、パセオの表紙の写真を2〜3点拝借できますでしょうか?
 小山さんが、この30年の間に特に印象に残っている表紙を頂けると嬉しいです。
 お忙しい中、恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致します。真理子

  ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇        

★お粗末ながら小山愚答

(1)パセオ創刊の最大の動機は、パコ・デ・ルシアのフラメンコギターに
 在るべき人生のヴィジョンを発見したことです。
 調べてみると、スペインのみならず他の諸外国や日本に
 フラメンコの月刊専門誌が無いことを知って奇っ怪に思いました。
 世界中の大人たちは一体何をやっているのだろう?と呆れながら、
 出版のことは何も知らずに28歳で創刊しました。
(2)創刊号(1984年9月号)の実売が300部。
 以来31年間、ずっと実売10000部を目標に奮闘しています。
(3)ここだけの話ですが、会社員不適合のためどこにも就職できない。
 自分の人生の興味と選択肢が「フラメンコの普及発展」以外に無いことが幸いしました。
(4)昔も今も「バイレ練習生の目先の上達」が最大のニーズです。
 それだけやれば売れることは分かっているのですが、
 フラメンコがそういうものならば、自分の人生を賭ける意味が無い。
 「自分を含めあらゆる人々の暮らしそのものを、フラメンコが改善する」。
 ニーズに応えなければツブれてしまいますが、このテーマを追求しなければ
 フラメンコの出版を続ける資格や面白味はないと考えます。
(5)フラメンコは人生を改善する芸能であり、
 それは世界中の人々にとって最も親しみ易いアートだと私は感じます。
 加えて、あらゆるハンデというのはポテンシャルの裏返しです。
 「血」の存在は認めますが、ほとんどの場合それは云い訳にしかなりません。
 ドイツの生んだあの大バッハだって、現在その演奏の主流は
 ベルギー・オランダ・日本・アメリカあたりですし、
 日本の伝統たる柔道や相撲だって、あるいはサッカーだって
 国際化することで生き残り発展して来ました。
 先ごろ世界無形文化遺産に認定されたフラメンコですが、
 それが実際的なものとして人類の未来に貢献してゆくために、
 世界中のアフィシオナードは力を合わせるべきだと考えます。

※写真はパコ・デ・ルシア(一周忌の追悼号)、カルメン・アマージャなどの表紙号を送ります。
 出社してからコメント欄にアップするので、そこから拾ってね。

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