フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー2020年11月

2020年08月30日 | しゃちょ日記

 

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2020年11月30日(月)その4191★百難を迎えるころ

東京新聞朝刊『運勢(ひつじ)』より
「自分が自分を整頓すれば、百難も恐れる事なし」
私個人の経験からすると「七転び八起き」くらいまでは順調だが、
「七転八倒」が常態化してくると若干の疑心暗鬼が生じる。
だが百難を迎えるころには
「恐れる事なし」のほんとうの意味合いがわかってくる。

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2020年11月29日(日)その4190★プラテーロ

ヒメネス『プラテーロとわたし』。
図書館で読んだのは高二のころ。
血気盛んな十七歳にこうした世界を慈しむ感性はなかったが、
どこか引っ掛かりは残したようで、
テデスコ作曲の『プラテーロ~メランコリア』は後によく弾いた。
突如テーマを長調に転じる終曲近くの光彩の正体を探っていたような気もする。
近ごろは石井崇画伯『再生/プラテーロとわたし』を眺める。

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2020年11月28日(土)その4189★峠の茶屋のすいとん

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豚バラ、里芋、大根、にんじん、青菜の色鮮やかなすいとん。
かつおと味醂がいい味出してる。
組織の追っ手を振り切り、ようやくメシにありつく山奥の峠の茶屋。
東京に戻って即反撃に転じるか、それともしばらく潜伏するか。
そんなことより、このうめえすいとんのレシピ解明が先決だ。
中野のコープで材料を仕入れるのだが、里芋が見つからない。
目覚ましが鳴り出し飛び起きる。とりあえず顔を洗ってコープに向かう。

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2020年11月28日(土)その4188★未来は暗くない

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コロナ前もコロナ中もコロナ後も変わらぬ真実
すべてのアフィシオナードに変わらぬ指針を

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2020年11月27日(金)その4187★フィエスタの楽しみ方

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経験者は語る。
ギターの小倉誠司さん、さすがに会心の一撃!
コロナ明けあたり、深く静かにフィエスタブームか!

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2020年11月27日(金)その4186★メディア選び

政府や専門家の見解、テレビ新聞などの報道からは、
全体を俯瞰しようとする姿勢が視えないので、そこは困っている。
従順な市民をやりながら、さしあたり
信頼性の高いデータに基づく俯瞰視点を複数チェックしている。

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2020年11月26日(木)その4185★運命

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これを読んでカサ月に通えば、
おそらく運命は・・・

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2020年11月25日(水)その4184★三人会

今宵は中野〝すず木〟で三人会。
目当ては馬刺しと新ソバ十割。
不良ゲストどもの熱烈リクエストで編集部井口も参戦。
二時間呑んでも『相棒』に間に合う段取り。
抜け目はないが抜け毛はある。

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2020年11月24日(火)その4183★GoTo未来

土俵際の目玉記事(今井翼とアルテイソレラの邂逅/
石井崇画伯のスペイン絵画新連載)もどーやらクリア。
ややくたびれて今日は半ドン、午後から久々のGoTo都電トラベル。
バランスを回復させる東京下町・時間旅行(早稲田⇔三ノ輪)の不思議な癒し。
好ましいノスタルジーは好ましい未来にきっと直結している。

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2020年11月23日(月)その4182★三連休は

三連休はGo To パセオで
締切トラブル一挙解決!
けっこうナウい毎日です

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2020年11月22日(日)その4181★復活の翼

フラメンコ界を温めながら後押ししたいパセオのフラメンコ公演忘備録。
この状況下、一時は休載もやむなしだったご長寿連載だが、
アーティストと主催者、そして執筆陣の心意気から、
来年2月号では5本掲載の見込み。

10/30★静岡・沼津/久保田晴菜帰国記念フラメンコ公演『風を掴んで羽ばたくとき』(石井拓人取材)
11/08★埼玉/大野環フラメンコ活動20周年記念公演『EL SUEÑO』文化庁文化芸術活動支援事業(白井盛雄取材)
11/08★埼玉/KADAKAWA presentsアルテイソレラ『Golpe』今井翼特別出演(羽多野美輪子取材)
11/10★東京・国立劇場/小松原庸子スペイン舞踊団『フラメンコ生きる クラシコ優雅に舞う』(石井拓人取材)
11/29★東京・浅草橋ラ・バリーカⒷ福岡由理/鈴木旗江/篠崎麻由美 Ⓒ遠藤郷子 Ⓖ菅沼聖隆(白井盛雄取材)

(↓)2月号を飾る大和田いずみ画伯の新作『青い情熱』

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2020年11月21日(土)その4180★タンゴの絶句

タンゴの絶句!

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2020年11月20日(金)その4179★バクハツ君

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賢い部分も二、三あるので、全体97%ほどのおバカである。
身体能力の高さと旺盛な好奇心がリンクすると、
お決まりのバクハツ君となり、家中は毎度祭りの賑わいをなす。
代々木の勤務先スタジオではやたら愛想のいいよゐ子の番犬らしいが、
どーにも信じ難くござるよ。

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2020年11月19日(木)その4178★ほんわか番組

水曜21時からは『相棒』にかじりつくが、その前の20時から
TV神奈川『鉄道ひとり旅』を観るのが近ごろの定番。
鉄道マニアの気のいいあんちゃんがローカル線に乗る、
ただそれだけの1時間番組。
途中下車して昼めしを食うくらいで、ほとんど何も起こらない。
ディレクター(兼カメラマン兼音声)1名が同道するだけで、
編集も極めてシンプル。
ギャラを含む1本の全制作費は30万程度じゃなかろうか。
面白いわけでもなくて、鉄ちゃんでもないただの都電好きのおっちゃんが、
風呂上がりにほっと脱力する好ましいひと時。
途中から見ても途中でやめてもまったく困らない。
単に歳のせいなのか、それともこうしたヤラセ皆無の番組への好感なのか。
淡々とするこのフシギなスタンスにほんわかした未来性を感じたりもする。

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2020年11月18日(水)その4177★意思表示

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やって来て半年。
すでに二種類の意思表示をマスターしている。
「よお、なんかくれよ」
「なあ、遊ぼうぜ」

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2020年11月17日(火)その4176★快感の記憶

とびらを開けば、さわやかな秋風がすり抜ける一瞬の快感。
おろそかにするには惜しい郷愁が足を止める。

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2020年11月16日(月)その4175★正体

「おまえは誰だ」
懐かしい過去とまだ見ぬ未来をさまようワルツが云う。
やがて目を醒ます現在が応える。
「俺はおまえだ」

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2020年11月15日(日)その4174★さくさくっ!

宗教や主義が超えられぬ壁を
さくさくと音楽が超えるひと時

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2020年11月14日(日)その4173★ちょと恥ずかしい

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床屋前と床屋後。
早く毛が伸びてほしい。

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2020年11月13日(金)その4172★命運

なるほど、「運の分かれ目」とはここか

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2020年11月12日(木)その4171★女王の貫録

パセオフラメンコ11/20発売号。
女王の表紙撮影は大森有起。

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2020年11月11日(水)その4170★配役ごっこ

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主人公は新人公演の奨励賞ギタリスト。
昨晩イッキに読み切ったのだが、超多忙作家・鳴神響一の作品は、
毎回毎回面白さとリアリティに拍車が掛かる。
爪ヤスリのアイデアにはぶっ飛んだわ。
二時間ドラマの原作にも最適、主役は西島秀俊さん、
上司役にはバイレも踊る山口智子さんとかね

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2020年11月10日(火)その4169★お相撲さん

「肉豹」。
肉ジャガーと読むのだそうだ。
お相撲さんならドヒョーと叫ぶところだ。

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2020年11月9日(月)その4168★golpe

土日の追い込みで増ページするパセオ新年号(12/20発売)も九割方入稿。
残すは佐藤浩希の特別寄稿『今井翼とアルテイソレラの邂逅(仮題)』のみ。
フラメンコに歴史を刻む11/8『golpe』はどのように響いたのだろうか?!

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2020年11月8日(日)その4167★潔い勝負

敗戦近い昭和20年1月、
昭和天皇の出家・隠遁が検討されたという
京都・仁和寺(世界遺産)が舞台、
豊島竜王に羽生永世竜王が挑戦する七番勝負の第三局。
先ほど報道された羽生九段の封じ手は▲9五同歩。
深夜じっくり読みを入れた私の予想は(▲2四歩)軽くハズレた。
それにしてもこの好ましい興奮、
潔い勝負に飢えている自分に気づく。

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2020年11月7日(土)その4166★暗愚独裁

それでも暗愚独裁よりは
まだマシだと想える。

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2020年11月6日(金)その4165★読み違え

月曜の健康診断で気づいたこと。
右上を「シー」と読むのは誤りである。

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2020年11月5日(木)その4164★混沌の末

世の中にはこんなにも美しい音楽があるのか。
早朝ラジオでこの曲を知り、
いわゆるバロック音楽にのめり込んでゆくわけだが、
ほどなくパコ・デ・ルシアを知り、
江戸っ子高校生の魂は混沌を極めることになる。
で、現在に至る。

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2020年11月4日(水)その4163★カツ丼ダイエット

朝めしをガッツリ喰うと、
その後ほとんど腹の減らない年齢に達したことも大きな要因だが
(よって65歳未満の若者にはこの研究論文は有効ではない)、
先月7キロ減量できた直接の勝因は、
朝めしにカロリーの王者カツ丼を選んだことにある。
官憲の尋問にすらすら答えた場合のご褒美として有名なカツ丼だが、
実はダイエットにも最適だという事実があまり知られていないのは残念なことだ。
さあそして11月はいよいよ、
云うまでもなくあの「カツカレー・ダイエット」の季節でござる。
あと5キロばかり絞るのも朝めし前のことのように思えてきた。

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2020年11月3日(火)その4162★あれはあれで

およそ四十年前、1981年のリリース。
ギターを弾く者ならば、ジャンルを超え誰もがこのトリオの超人性に熱狂した。
当時リアルタイムでこのレコードにやられたオールドファンそれぞれの人生は、
何らかの影響を与えられたものと思われる。
あの頃二十代半ばだった私の場合も、
その三年後にパセオフラメンコを創刊、
能力を度外視する選択だった。
代表曲『地中海の舞踏』は青春のテーマソングみたいなものだから、
それを聴けば否応なく、若き日のさまざまなシーンが脳裏を爆走する。
「何やってんだオレ......」
スリリングかつホロ苦い想い出ばかりだが、
今の私がそこにタイムスリップ出来た場合、
同じ失敗を繰り返すことはないだろうが、
別の失敗をやらかす自信がある。
今度こそ命はねえだろう、あれはあれでよかったんだ、
素直にそう胸を撫でおろす。

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2020年11月3日(火)その4161★十年あれば

「あなたの〝存在感〟は、技術論的に可能か?」
 いきなりの質問に対し、彼女はこう答えた。
「可能です・・・十年あれば」

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   (撮影/川島浩之)

あれからおよそ十年。
パセオ新年号からスタートする大沼由紀の連載
『D線上のアルテ』第二回目の原稿が届き、
冒頭の回答詳細と実践論が惜しみなくそこに記されていた。
それは秘伝とも云うべき精緻な踏み込みだが、
なるほど「十年あれば」という彼女の目測に狂いはないと思った。
二読して、いつも通り修正なし、直ちにデザイン出し。

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2020年11月2日(火)その4160★焼け石に初詣

すでに半世紀、不健康ライフを維持する老いぼれが
今さら健康診断でもなかろうが、
ここ数年は初詣の気分で、今朝もご近所診療所へ。
今宵は久々の大吉呑み、明日は何とか宣言以来の遠足なり。

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2020年11月1日(月)その4159★私的国民栄誉賞

井上尚也はケタ違いに強く美しかった。
あまりに凄すぎて、まだ夢を見てるよう。
乾杯したいが明日は健診、拝むにとどめる。

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2020年11月1日(月)その4158★不二家礼賛

ペコちゃんの不二家が将棋タイトル戦のスポンサーになった。
なのでこの先のケーキは不二家で固定。
明日の健診終えたら〝金と銀〟を買って帰ろう

 


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