フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2016年09月②

2016年09月01日 | しゃちょ日記

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2016年9月30日(金)その2687◆ガルロチの船出

 

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これから幾つか先約を片づけ、新宿ガルロチのオープニングへ。
内装・料理含め、なんかドキドキするねえ。
帰宅後は片岡愛之助さんのアナザースカイを忘れずチェック。
明日土曜はガルロチ・オーナー村松さんインタビューで
パセオ新年号本文4頁記事を作成。
質問のポイントはこんな感じか。リアル本音での回答は了承済み。

 

◆エルフラメンコを引き継いだきっかけ。
◆「開かれたタブラオへ」の意図。
◆スペイン料理のテコ入れについて。
 さらに料理監修者山田チカラ氏との出会いの経緯。
◆継承する伝統、そしてこれからの革新。
◆〝ガルロチ〟命名の理由。
◆ガルロチの見どころ。
◆フラメンコ愛好家に伝えたいメッセージ。

 

他に聴きたいことがあれば書き込みよろしく

 

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2016年9月30日(金)その2686◆フラメンコが歌える!

レクチャーの参加対象は入門者~プロまで、
バイレ・カンテ・ギター・観る聴く専門まで。
そうしたバリアフリー感の中、
リズムと音程に若干問題のある私も毎度参加するので、
「気分的に助かる!」と受講者仲間は共感を隠さない。

カンテを歌ってみたい人に、
優しく巨大な門戸を解放してくれたカンタオール石塚隆充。
そのパセオ発行CD付カンテ教本は今月半ばに発行以来、
想定を上回る売れ行きで年内にも初版完売の勢い。

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その出版を記念する大人気のパセオ講座
「石塚隆充/誰にも歌えるフラメンコ!」第三回目は、
みんな知ってるロルカの名曲『ラ・タララ』を歌う。
歌う歓びを満喫ながらフラメンコへの理解が深まる新鮮レッスン、
百聞は一見に如かず。

日時◆2016年10月9日(日)13時~14時半(12時半開場)
受講料◆90分/3,000円(当日受付にて)
会場◆スタジオ・アルソル(丸の内線「東高円寺」徒歩6分、
   JR・東西線「中野駅」徒歩10分/フラメンコ協会の1階スタジオです
★当日テキストは無料配布、必要な持ち物もありません。
★レクチャー終了後はCD付カンテ教本(2,500円税別)のサイン会を!

定員は30名、予約はお早目!
☎03-6382-4611 メール:paseshop@paseo-flamenco.com
主催◆月刊パセオフラメンコ

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2016年9月30日(金)その2685◆片岡愛之助VS佐藤浩希

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今晩23時アナザースカイ
パセオ最新号を飾ってくれたこのお方。
稀代のフラメンコ演出家&バイラオール佐藤浩希との対談もこの折実現!

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2016年9月29日(木)その2684◆新宿ガルロチ

9/30金曜。
月末の各種締切スケジュールをツメツメに巻き、
明晩の楽しみは新宿のタブラオフラメンコ〝ガルロチ〟のオープニングパーティー。
  
ここに漕ぎつけるまでの険しい道のりを察するだけで、
人ごとながら冷や汗が吹き出す。
莫大なリスクを呑みこみ、フラメンコの未来に人生を懸ける村松さんの
頼もしい決断行動に直接感謝を伝えたい。
後日改めて、ガルロチ・オーナーの心境をインタビュー(パセオ新年号に掲載)する。

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2016年9月28日(水)その2683◆川島桂子ソロライヴ

 三十年近く前、バイレ初級者で超優秀なグラフィックデザイナーだった川島桂子とパセオ編集部の面々がつるんでカラオケに行ったことがある。彼女の素人離れした本格歌唱には一同ド肝を抜かれたものだが、当時はまさかここまで大成しれくれるなんて誰ひとり予想できなかった。
 初回ライヴではオーソドックスなプログラムで、律儀に真っ向勝負してくれた川島桂子。終演後のフエルガで歌ったこの酔いどれ歌姫のソレアには魔物が降りて来ていた。川島劇場はライヴ終了後も続くのである。
 意図したわけではないが、この10月は川島桂子&今枝友加の極上カンテソロライヴの二本立てとなる。今枝からはフラメンコ愛を、川島からは人類愛を聴く私。まったく持ち味の異なる極めて魅力的な歌い手の、それぞれの熱唱を深く記憶に刻めることのできるこの秋の幸運。以下、本人コメント。

「昨年五月に出演させていただいてから、今回が二度目のパセオライヴになります。カンテ以外にも歌うようにご要望をいただいているので、プランニング中です。今回も伴奏はエミリオにお願いしました。彼の操る魔法の絨毯に乗って、アリちゃん、ユウスケ、ヨウスケと頼もしい男子に支えてもらいながら本番を楽しみたいと思います。個人的には、今回のライヴは日本のフラメンコの先輩たちへのオメナへの気持ちを捧げたいと思っています。楽しんでいただけるよう頑張ります」
                  (月刊パセオフラメンコ2016年10月号より)

パセオフラメンコライヴVol.35 川島桂子 ソロライヴ
2016年10月27日(木)20時開演/高円寺エスペランサ
※予約受付中!
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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写真「2007年新宿エルフラメンコにてペペ島田氏と」Ⓒ大森有起

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2016年9月27日(火)その2682◆

きのうの早退夏バテ静養が効いて、
全快とまではゆかぬものの回復感は上々。
酒を抜いたノンストップ爆睡七時間もよかったみたい。
横になって、古今亭志ん生(唐茄子屋政談)、桂文楽(船徳)、桂三木助(芝浜)、
三笑亭可楽(らくだ)、三遊亭圓生(百年目)あたりを久々にみっちり聴いた。
圓生がアントニオ・マイレーナに、 三木助がダビ・ラゴスに聞こえた。

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2016年9月27日(火)その2681◆今枝友加ソロライヴ

「かくも重層的で骨太なルーツを持つ今枝友加という存在には、今後の活躍と日本フラメンコ界の行く末をも左右するであろう力を感じさせるに十分なものがありました。太くたくましい根で大輪の華咲く大木、それが今枝友加のフラメンコ」(石井拓人/本誌公演忘備録より)。
 協会新人公演の奨励賞ダブル受賞(カンテ&バイレ部門)の唯一の達成者である。「初めてフラメンコを観る方から年季の入ったフラメンコ通までを一挙に魅了!」という原則以外はすべて主役次第という当企画だが、二度目となる今回は「出来ればカンテ中心で」とつい要望したのは、親しい私の周囲にそれを熱望する今枝ファンがあまりに大勢いたから。以下は今枝のコメント。

「念願だった俵氏とのカンテライヴが遂に実現します! 基本的にはファミリアみたいに大所帯でのライヴが大好きですが、俵さんとは絶対にサシでと決めていました。しかし、スペイン滞在中も、パセオライヴ初回でもバモス公演でもラブコールをかけ全てフラれてきました。そしてやっとスケジュールも合い、彼にしか出せない漆黒の音を堪能できる日が来ました! この日はただただ、俵氏のギターと共に純粋にカンテを楽しもうと思います。パルマには尊敬する我が先輩、井山直子さんを迎えてお送りします。彼ら2人のフラメンコ愛に支えてもらいつつも、私も培ってきたものを誇りを持って全て出し尽くすつもりです」(月刊パセオフラメンコ10月号より)

パセオフラメンコライヴVol.34 今枝友加 ソロライヴ
2016年10月13日(木)20時開演/高円寺エスペランサ
今枝友加(カンテ)
俵英三(ギター)
井山直子(パルマ)
※立ち見席(椅子付き)数枚あり!
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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(写真は大森有起)

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2016年9月26日(月)その2680◆明日には全快

微熱でふらふらするので、朝イチでパセオそばの医院へ。
風邪かと思ったら、遅れてきた夏バテだって。
漢方と熱冷ましを処方してもらい、そこそこ具合が良くなった。
今日締めの企画書が済んだら早退の段取り。
横になって名人たちの古典落語を存分に聴きたい気分。
そのまま爆睡で、明日は全快の見込み。

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2016年9月24日(土)その2677◆ソレアを踊る最強レクチャー

「どんな心情で踊れば?」

ソレアに初挑戦する踊り手は異口同音にそう云う。
身体能力や技術がどんなに達者でも、ソレアの壁は厚い。
内なるセンスや教養が伴わないと、いつまでたってもソレアは降りてこない。

カンテフラメンコ研究の第一人者エンリケ坂井による
「カンテフラメンコ奥の細道」、その第二回目は「ソレア・デ・カディス」。

上は三枝雄輔(超一流プロ)から、下はパセオ社長(三流ど素人)までが
こぞって絶賛する、誰もが参加できる間口の広い深淵レクチャー。
9/25(日)午前11時より90分、お申し込みは(↓)
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/09/626_1.php#005931

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場違いに思えて参加をためらった6月の初回レクチャー(ソレア・デ・アルカラ)。
受講の楽しさと清々しさ、そして芸道の奥の細道を垣間見た、
受講後の頼もしい充実感を想い出したよ。

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2016年9月24日(土)その2676◆大吉

声や雰囲気が、役者の船越英一郎さんそっくり。
本人は「いえ、人殺しみたいな顔ですから」と謙遜するが、
なるほどドンピシャである(汗)。
パセオやフラメンコ協会の二軒おとなり〝大吉〟の大将、
もっと云うと焼き鳥と占いの名人である。

週にいっぺん、その大吉で独り呑む。
カウンター奥の私の指定席には、竜王戦(読売新聞の将棋欄)のページを
切り取った一週間分のストックが用意されている。
この春、愛読する〝週刊将棋〟が廃刊となり、週明けにそれを読み読みここで
呑むのを極上の歓びとしていた私がその喪失感に悄然とするのを見かねた大将が、
頼みもしないのにこんな手の掛かる特別サービスを始めてくれたわけ。

まあそうは云いつつ、食い物の旨さと客商売で磨き抜かれた彼の
絶妙な対話センスを楽しみに通っているわけで、
気取らず落ち着いて呑める昭和な郷愁感というのが、
若干くたびれたこの老いぼれにはたいそうありがたい。
持つべきものは行きつけなりか。

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2016年9月23日(金)その2675◆快心のエミリオ!

昨晩のエミリオ・ソロライヴは完全燃焼の大盛り上がり!
協演の平松加奈、朱雀はるな、塩谷経、三枝雄輔も本領発揮。
観客席も川島桂子、今枝友加、屋良有子などなど豪華絢爛。
俳優の長谷川初範さん(はるなちゃんつながり)もご来場。
そのアンコール、舞台に呼ばれた今枝友加ちゃんがブレリアを一節歌って、
そのまま帰りの最終新幹線めざしダッシュで抜け出る姿が印象的(笑)

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2016年9月22日(木)その2674◆片岡愛之助&佐藤浩希

20日発売のパセオフラメンコ、
表紙は片岡愛之助さんと我らが佐藤浩希だよーん!

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2016年9月21日(水)その2673◆躍進する徳永兄弟

第118回スーパーリクライニングコンサート
徳永兄弟フラメンコギター・デュオリサイタル
2016年9月16日(金)/東京(代々木公園)Hakuju Hall
【ギター】徳永健太郎/徳永康次郎

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 理想的な音響で知られるHakuju Hall(白寿ホール)は、クラシック音楽通には夢のような豪華テアトロ。そのホール主催の人気シリーズ企画に徳永兄弟が招かれたことには大きな意味がある。すでにメジャーシーンで大活躍を続ける沖仁に続き、いよいよ徳永兄弟も一般音楽シーンに漕ぎ出す、そんなエポックとなるであろうこの注目の単独劇場公演。観客席はまずそのスタイリッシュで精妙なアンサンブルと、技術性・音楽性の高さにびっくりしたに違いない。えっ、フラメンコギターってこんな高度なこと出来るのっ?みたいな嬉しい裏切られ感がまんべんなく会場全体に漂う。

 デュオ曲はお馴染みのオリジナル、ブレリア(解放)、アレグリアス(夜明け)、ファンダンゴス(魂の旅人)、そしてみんな知ってる〝赤とんぼ〟(山田耕筰作曲)のカヴァー。ソロでは兄健太郎が師匠ペドロ・シエラの仄暗い詩情の超絶技巧ファルーカを鉄棒の内村航平のように完璧に決めた。弟康次郎の古典(シギリージャ・デ・ヘレス)は口うるさいフラメンコ通を唸らせる極渋の凄味ある名演。おお康ちゃん、そこまでやれんのかいっ!と、正直わしゃぶっタマげた。新作落語の売れっ子噺家が古典落語の大作を一発で仕留めるような痛快感。
 そして、ラヴェルのピアノ曲のようにナイーブに洗練されたフラメンコ版〝赤とんぼ〟は、現代フラメンコだけに可能なファンタスティックな作品に仕上がっていた。このアレンジに要した期間は一週間ほどだと云うが、演奏効果も高いあの精密な構造を短期間で仕上げる力は尋常でない。11/16パセオライヴではバッハの名曲シャコンヌを彼らにリクエストしているのだが(汗)、こりゃ早くもゾクゾクの予感。こんな私の無茶振りの如く、いろんな方面から様々な要望を託されることの多い兄弟は、実は確かなセンスで冷静に自分たちの現在・未来を見据えている。

 曲間のMCも達者になった。健太郎はビセンテ・カリージョのカニサレスモデル、康次郎はテオドロ・ペレス、バランス良く伸びるお気に入り愛器について語る彼らはとても楽しそう。兄弟のオリジナル、伝統フラメンコ、他ジャンル曲のフラメンコヴァージョン、そして様々なミュージシャンとの協演、オーソドックスなバイレ・カンテ伴奏。これら多種多様な局面において徳永兄弟は、手抜きのない高いクオリティで果敢に攻め続ける。毎回毎回結果を出しながら前進するのが徳永兄弟の流儀なのである。(小山雄二)
    
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2016年9月20日(火)その2672◆ダビ・ラゴスのブレリア講座

ダビ・ラゴスのブレリア・クルシージョ。

縁あってあのダビ・ラゴスのクルシージョを担当することに。
参加対象はカンテ練習生、プロの歌い手、
そしてブレリアを踊るコツをつかみたい踊り手、そしてダビのファン。
ブレリアの最も深い領域への理解を深め、
フィエスタで歌に乗りながら粋に踊るためのコツをつかむ欲張りなクルシージョ。
ぶっち切りの実力者〝ダビ・ラゴス〟、この機会を逃す手はないぞっ!

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10月10日(月・祭)
開講15時(開場14時40分、終了は16時半の予定)
講師◆ダビ・ラゴス
通訳とギター/エンリケ坂井
会場◆スタジオ・カスコーロ(有楽町線&副都心線「要町駅」徒歩7分)
参加費◆6,000円(パセオ定期購読者は5,000円)
予約◆ paseshop@paseo-flamenco.com

★ダビ・ラゴス/プロフィール
ヘレス出身。叔父故アギラール・デ・ヘレスの影響でプロの道に進む。
2000年ビエナルでデビュー 。
2009年発表のCD「エル・エスペホ・エン・ケ・メ・ミロ」で優秀ディスク音楽賞を受賞。
2014年ラ・ウニオンのカンテ・デ・ラス・ミナス賞など、同時に5つの賞を受賞。
スペインの著名アーティストと数多く共演し、フラメンコ界を代表するカンタオールとして活躍中。(https://youtu.be/uJy9fdv4Blc

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2016年9月19日(月)その2671◆レッド

「〝愛〟の反対語は〝憎悪〟ではなく〝無関心〟」

巧みなストーリーと辛辣なユーモアで、
世界中の読書家に愛されたサマセット・モーム。
かつての日本でもモーム・ブームは永らく続いたから、
その翻訳ものは学生時代にすべて読み尽くした。

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映画にもなった『レッド(赤毛)』は、
冒頭のテーマを奇抜なストーリーで描き切っていたが、
二十歳そこそこでそういう男女の込み入ったニュアンスを実感できるはずもない。

冷静で皮肉なモームの人間観察は両刃の剣であり、
それをそのまま学習・実行してしまうと、
世渡り的には裏目と出るケースも多いだろう。
まあ、少なくとも私の場合はそうだった(涙)

優れた文学というのは、がっつり本質を突いてしまうから、
劇薬と良薬の両側面を持つ。
五十代の私の十年間というのは、
そういう劇薬からの解毒期間であったようにも想えてくる。
しかもまだまだ抜けちゃいない(汗)

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2016年9月16日(金)その2670◆徳永兄弟のテアトロライヴ

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今宵は徳永兄弟の単独劇場公演。
ホール主催のクラシック系シリーズ企画なんだが、そのプロデューサーの慧眼に拍手!

会場は以前住んでたご近所の白寿ホール。
生ギターの音響の良さでは都内トップの劇場だろう。
(ちなみにライヴハウスならエスペランサの吹き上げ二階席がダントツ)

外側の注目をも集める彼らだから、旧知の音楽関係者もたくさん押し寄せることだろう。
同窓会のような打ち上げ(なぜかイタリアンらしい)ののち、
余力あらば懐かしの行きつけ代々木八幡どさんこへ。
おっと、忘備録(パセオ12月号)も書かなくっちゃな。


しゃちょ日記バックナンバー/2016年09月①

2016年09月01日 | しゃちょ日記

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2016年9月15日(木)その2669◆隆充のCD付カンテ入門

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いよいよ本日発売!
石塚隆充のCD付カンテ教本、2,500円税別。
代表的な全十曲を収録。
     
ソレア
アレグリアス
ティエントス
ブレリア・デ・ヘレス
シギリージャ
マラゲーニャ
タンゴス
セビジャーナス
タラントス
マルティネーテ
   
タカミツの超人気講座、発売記念レクチャー(10/9)はこちら

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2016年9月15日(木)その2668◆危ねえ予感

屋良有子、石川慶子、宝。

何かやらかしてくれそうなスーパーな予感。
今宵はご近所、座・高円寺でこれ。
ぶっ飛びトライアングルをずっと楽しみにしてた。
忘備録(パセオ12月号)は小倉編集長。

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2016年9月14日(水)その2667◆本音のエミリオ

「こちらのやりたいことを一瞬にして察知してくれる。
そしてそれを実現してくれる引き出しが豊富であること」

 何故エミリオなの?と、信頼できる踊り手・歌い手たちに問うと、異口同音に冒頭のような返事が返ってくる。六月のフラメンコ協会新人公演でも17人の出演者のギター伴奏を務めた、いま最も売れっ子のギタリストなのである。
 そんな彼にこのシリーズライヴ出演を依頼したのは昨年暮。任せてくれよと胸を張った頼もしい笑顔は忘れ難い。バイレやカンテの伴奏に明け暮れながらも、彼にはソリストとしての充分な実力も矜持もある。じゃあ、思い切り好きなようにソロライヴしてくれよというのが唯一私の要望。日頃から彼の熱いサポートを受けるアルティスタたちにこそ、彼の本音のフラメンコを聴いて欲しいと切に願う。

「9/22カサ・デ・エスペランサのソロライヴは、私にとってとても重要なライヴです。ギター伴奏者としてのエリリオ・マジャを知る人は多いですが、ギタリストとしてのエミリオ・マジャを知る人は少ないからです(笑)。
 だからこそギター中心のソロライヴをやりたかった。スペインではもちろん踊り手や歌い手と一緒にステージを創りましたが、ソリストとしてステージに立つことも多くありました。皆さんに楽しんでいただけるようなフラメンコをするので、この機会に是非、いつもと違う私のギターを聴きに来てください」(月刊パセオフラメンコ2016年9月号より/小山雄二)
           
パセオフラメンコライヴVol.033
エミリオ・マジャ ギターソロライヴ

9月22日(木)20時開演
於:高円寺エスペランサ
エミリオ・マジャ(ギター)
塩谷経(ギター)
朱雀はるな(パーカッション)
平松加奈(ヴァイリオン)
三枝雄輔(バイレ/パルマ)

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そして、当夜のプログラムは。
Minera
Solea
Seguirillas
Buleria
Tangos
Jaleos
Rumba
Fin de fiesta ( baile yusque bulerias)

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2016年9月13日(火)その2666◆アルバロを偲ぶ会

アルバロを偲ぶ会

誰からも愛されたアルバロ急逝から早一年。
彼の甥ダビ・ラゴスの願いで、この秋その一周忌を。
アルバロの歌や人柄を好きだった方なら、
プロもアマもなく誰でも参加オッケー。
みんな遠慮がちみたいで、参加予約はまだちらほら。
肩の凝らない会なので、寂しがり屋のアルバロのために、
どうかみなさん遠慮なく押しかけて欲しい!

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10月11日(火)19時~高円寺エスぺランサ 参加費3,000円
参加申込はこちら
アルバロを慕う参加者でいっぱいにしたい。
22時ころまではやっているので、スタート時間に遅れても大丈夫。

日本の仲間からアルバロの写真・録音・録画を集め、
世話になった彼を追悼するアルバムを制作したいというダビの心がうれしい。
資料を持ってる方はどうぞご協力を!
ダビもきっと歌ってくれることでしょう!

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2016年9月12日(月)その2665◆希望のともし火

「人間同士の対戦に意味があるのか?」

人工頭脳の飛躍的進化。
囲碁や将棋のプロ棋士たちは、危機的テーマに直面している。
死活問題でもあるのだが、真摯な彼らにとっては、
それよりも〝使命〟の行方のほうが遥かに重要問題なのだ。
この先もさまざまなジャンルで、こうした難問が発生するだろう。

「人工頭脳との協働」による新たな創造という選択肢が急速に現実的になってきた。
まっ先に「お茶ノ水博士&鉄腕アトム」のイメージが浮かぶ。
希望のともし火。うーむ、やはり手塚治虫は偉大だ!

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2016年9月11日(日)その2664◆運慶

「なに、あれは眉や鼻を鑿(のみ)で作るんじゃない。
あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、
鑿と槌(つち)の力で掘り出すまでだ。
まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」
             ――― 夏目漱石『夢十夜』(第六夜の運慶)より
               
木曜晩のディエゴ・ゴメスのカンテライヴ。
三曲目のティエントの途中で突如、こうした状況が発生した。
予測はしていたし、だからこそディエゴに出演依頼したわけだが、
こうして超上質のアルテが現れる瞬間とその真摯に安定した持続の時は、
それなりに苦しい人生に、生きる意味を明快に自覚させる。

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人それぞれ対象は異なれども、こんな快感を思う存分
自ら発見できるのが人類の特権なのだろう。
至福のライヴからの家路、こうした傾向のアルテの似たもの探しをしていた。
将棋の中原誠・第十六世名人の、太陽のように強く大らかな自然流、
落語の八代目三笑亭可楽の、渋い低音の不思議と上品なべらんめえ調、
ギターの原善伸の、精密な構築性から生じる豊潤にして芳醇な生命力。
これらは個人芸だが、協働芸においてもバロック音楽の名門ラ・プティットバンドなどにも、
運慶のエピソードを連想させるアルテの至福があったことが想い当たる。

ついついケレンやゴマカシに走る自分とはまるで対極となる世界なのだが(汗)、
こうしたセンスを大切に身の内に入れて置くことで我が身を救おうとする、
何ともハンパで猪口才なバランス感覚に苦笑。

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2016年9月8日(木)その2663◆縮図

「反則すれば即負け」。

そういう世界に永らくいたので、審判それぞれの主観を重んじるサッカーなどは、
どこまで反則がオッケーなのかがバラバラで、妙にシラけることが多い。
つい先日も世界戦の中継を観ていて、そのジャッジがあまりに不可解・・
というより不愉快だったので、前半途中でニュース番組に切り変えてしまった。

「それも含めてのサッカーなんですよ」
スポーツにも詳しい若者に諭され、このひと言で腑に落ちた。
つまりサッカーというのは、一筋縄では行かない現実の国際情勢くらいに微妙で複雑なのだと。
単純にいわゆるスポーツマンシップの括りで観ること自体、とんだ勘違いであると。
国際情勢の縮図、なるほどそういう視点ならば、ジャッジ基準の曖昧性も含め、
むしろ限りなく人間の現実に踏み込む奥深いスポーツだと看做すことも出来る。

ところで。日本の相手国・タイの選手のプレイマナーにはやたら好感を持った。
だからタイは弱いんだというサッカー通の声が聞こえて来そうだが、
強くったってマナーや気性のいいプレイヤーは、どんなジャンルにもたくさんいる。

もちろん勝負の世界は大好きだし、
また同じ日本人の活躍に大盛り上がりするのも大好きなんだが、
実は勝ち負けよりも勝負のプロセスそのものに興味や希望を見い出してしまう性癖というのは、
バッハやフラメンコなど異国の文化にやられた人間の宿命なのかもしれない。

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2016年9月7日(水)その2662◆夢の中へ

6時起床。
朝風呂に軽いストレッチ。
ニュースを観ながら、豆乳カフェオレと、
フルーツ・ヨーグルト・蜂蜜の軽い朝食。

8時半パセオ出社。
メール・チェックでウォーミングアップ。
9~12時で本日メインの仕事を全力で片づける。
本気の限界は1日3時間という、ややくやしい体力的現実。

正午きっかり、編集部に配達されるランチ。
ご近所の高級割烹の本格チョー旨弁当なんだが、
500円味噌汁付という最良コスパゆえ、すでに一年近くとり続けている。
技と出汁で食わせる薄味なので、血圧がずいぶん下がったのは望外のラッキー。

昼めしのあとは小1時間〝夢の中へ〟と溶ろけつつ(昼寝)、
むっくり起きて各種実務を淡々と片づける。
で、くたびれる頃(18時)にはパセオを出て徒歩5分で帰宅。
風呂上がりのビールの快感を全身で味わい、これで酒はおしまい、
ニュースを観ながら野菜&肉か魚介の軽めの夕食。
寝っ転がってバッハやパコや落語を聴く。
何かのためにではなく、ただその瞬間を聴くために聴く。
それから小1時間は肩の凝らない読書。
何かを学ぶためではなく、ただその瞬間を読むために読む。
で、眼がくたびれてきた頃合いで就寝。

身の丈に程よい半隠遁生活・・・みたいな。
まあこんな安穏なバランスも、ライヴ・取材・呑み会やらで
週に二日がいいとこなんだが、こういう大人しい生活が妙に新鮮で好ましい。
飽きの来ない素朴なルーティンの案外な楽しさ。
これも見つけにくい〝探しもの〟のひとつだったのかもしれない。

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2016年9月6日(火)その2661◆やられたわ

【月刊パセオフラメンコ11・20発売号・公演忘備録/第一稿】

加藤美香とスタジオ・アルバ
2016年9月1日(木)/東京(高円寺)エスペランサ
【バイレ】加藤美香/遠藤美穂/上野尚子/大津絵里香
【カンテ】森薫里
【ギター】鈴木淳弘
【カホン】岡田欣士

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 華やかなオープニングがもたらす生理的快感が、このフラメンコライヴの充実を早くも予感させる。初めてフラメンコに触れる人々をも一気に魅了するであろうエキサイティングなスピード感の群舞。シンプルで分かりやすく、長過ぎず短過ぎず、かつドンピシャな構成演出がキラリと光る。

 バイレソロ一番手は大津絵里香のアレグリアス、続いて上野尚子のタンゴ・デ・マラガ。スタジオ・アルバのこの美人ルーキー二人は、絵心を感じさせる美しい踊りでステージ前半を盛り上げる。共にまだ体幹は弱いが、健気で瑞々しい魅力がその弱点を上回り、大津の伸びやかさと上野の緻密な美しさは、そのまま彼女たちの明るい未来を照らし出していた。短い休憩をはさみ、鈴木淳弘はスペインの詩情豊かな情景を映し出すオリジナルギター曲『丘の風』を快演。淳ちゃんのユーモア&ペーソス満載MCにもびっくり。

 そして2011年協会新人公演の奨励賞受賞以来、久々に観る遠藤美穂。あの折のシギリージャの尋常ならぬ集中力に深い感銘を受けた私は彼女を本誌対談に担ぎ出したものだが、五年ぶりに観る遠藤は見事なまでの成長を遂げていた。すでに風格さえ感じさせる静と動のコントラスト。表現は幅を広げ、特徴だった彫りの深さはより深くなった。そのソレアの後半、孤独の慟哭の中に静かな微笑を浮かべるシーンは、彼女の着実な深化を象徴していた。

 その遠藤が対談の中で神のように慕っていた彼女の恩師・加藤美香がラストを締める。加藤のステージを観るのはおそらく二十年ぶり。スタートしたばかりの協会新人公演で準奨励賞を受賞した頃から注目していたが、派手に表舞台に立つことは少ない彼女の、奨励賞受賞者を多く輩出する教授面の確かな手腕だけは伝え聞いていた。複数の信頼筋からの熱い薦めによってこの忘備録取材を決めたのだが、加藤美香のアレグリアスは想像を遥か上回るクオリティ。その力強さと優美さ、瞬発力と持久力、表現と渾然一体となる高い技術。全篇に漲る明るい艶と、一瞬たりとも客席を飽きさせないエンタテインメント性、そしてまたしても絵心抜群の絶妙な構成力。若い頃から突出したダンサーだったが、ここまで〝大人の女性のフラメンコ〟を磨き抜いた昨今の加藤美香を知らずにいた自分のトホホぶりに呆れた。終演後も超満員の観客は興奮のあまり家路をためらう。その対応に追われる加藤と直接話すことも出来なかったので、これからパセオライヴ出演依頼のメールを書く。(小山雄二)

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2016年9月5日(月)その2660◆フラメンコ 奥の細道

「これこそが、プロの踊り手たちが学ぶべき内容ですよ」

正直ちょっと意外だったのだが、
ぶらり受講生として訪れたあの三枝雄輔はそう絶賛した。
よく踊るために「カンテを聴け!」という認識は、
すでに日本の踊り手に浸透しつあるが、それ以前の問題として、
最低限のイメージは必須だと彼は云う。
なるほど、例えばテクニカが同等の場合、
そうしたイメージ有無は決定的な差を生むはずだ。

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本誌エンリケ坂井連載にもリンクするこのレクチャー企画は小倉編集長の発案。
マニアックすぎて受講者集めが難しいと私は直観したが、
やりながら少しずつ受講者は増えてゆくだろうという見切り発車でスタートした。

初回〝ソレア・デ・アルカラ〟を受講した観る聴く専門の私は、どう変わったか?
いや、このボンクラが一回くらいで変わるはずもない。
「ソレアを踊る踊り手の心象風景を捉えるセンサー」。
あるとすれば、その芽を育てようとするチャレンジのスタート。
次回は〝ソレア・デ・カディス〟

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2016年9月4日(日)その2659◆夢の伏線

会社員らしき私が仲良しの同僚たちに声を掛けオフィスを出ると、
日比谷公園の緑が広がっており、前を走る日比谷通りには
路面電車の線路が複線で敷かれている。
五十年ほど前に廃線となったはずだが、おそらくまた復活でもしたのだろう。
何の疑いも抱かず、そのオランダ風のモダンな車両に乗り込み、
終点であるはずの〝西荒川〟近くにある生家へと向かう。
一時間ほどかかるはずだが、隅田川のかかる両国橋を滑るように渡った記憶のみを残し、
京葉道路を快調に飛ばすそのニュー都電は、
終点から五つ前の〝亀戸九丁目駅〟に差しかかる。
ここからは都電の専用車線で、彼はびゅんびゅん高速で飛ばすのである。

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見ればその懐かしい停留所の右脇に、別の電車の始発らしき駅が新築されており、
どうやら今日はその開通日であるらしい。
乗り物大好きな私は躊躇なく都電を下車し、行く先を確かめることなく、
その真新しい駅舎のホームから未知の乗り物に乗り込む。
乗車料は1コインだったので、それほど遠くには行かないはず。
       
早まったことに気付いたのは発車直後、その未来風電車は
超高速ジェットコースターだったのである。
屋根のない先頭の運転席では日本人ではない東洋人が、
大声を張り上げながら重たそうな旗を力いっぱい振っているのだが、
むろん意味はわからない。
やがて高所恐怖症のオレは、高低の落差と恐ろしいスピードにやがて目をまわし、
正気を取り戻したのは終点に到着するころだった。

降車ホームから眺める風景は、ひと目ヨーロッパ風であり、
駅内にはフランス語やら英語やら訳わからんアナウンスが飛び交っている。
こりゃかなり遠方だと察するのだが、こうなりゃヤケクソだ、
ついでに観光でもしたろーかと改札に向かい、ふと見上げた時計にギクリとする。
し、しまった、今晩はパセオライヴだ、遅くも19時までには高円寺に行かなくては!

その前にトイレをと駅舎内をうろつくのだが、すぐ近くに発車のベルが鳴り響き、
これまた行き先を確認することなく、そのロケットのようにとんがった乗り物に飛び乗る。
今度目覚める頃には火星あたりかよとツッコミつつ待望の車内トイレを発見。
同時に今度はほんとうに目が覚める。
本物のトイレに向かいながら、就寝前に読んだ
筒井康隆のドタバタ短編が夢の伏線であることに思い当たる。
よし、今晩も筒井康隆だなと、懲りないオレ。

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2016年9月2日(金)その2658◆ディエゴの真髄

来週木曜は、とっておきの抒情派カンテ。

カンテ(フラメンコの歌)にいまひとつ馴染めない方も、
この歌い手の熱唱に一晩浸れば、そうした壁は一掃されるに違いない。
唯一無二のしっとり美しい情感が、聴き手の心を耕し潤す。
どフラメンコではないが、彼のカンテには大いなるフラメンコ愛が満ち溢れている。
また、その突出した歌唱に導く何かが、即ちライヴ現場で発生する
彼の超人的インスピレーションの冴えであることは、
彼の前回パセオライヴに明らかである。
「聴きに来てよかった」。観客席のつぶやきが早くも聞こえてくる。

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パセオフラメンコライヴVol.032
ディエゴ・ゴメス カンテソロライヴ
9月8日(木)20時/高円寺エスペランサ
Ⓖ尾藤大介 Ⓟ齊藤綾子/松橋早苗
☎予約03-3383-0246/メール予約selva@tablaoesperanza.com

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2016年9月1日(木)その2657◆加藤美香ライヴ

天高く、わし太る秋。

体調不良のきのうは昼過ぎに早退し、家でノンストップ5時間爆睡。
夕べに起き出し、酒抜きでたまご雑炊。
レモン蜂蜜漬とウイスキー少々の紅茶の飲み、さらに6時間とどめの爆睡。
久々に絶好調の朝を迎えた。
今宵は、複数の信頼筋から熱烈に薦められたバイラオーラ加藤美香さんの
パセオ12月号・公演忘備録取材(高円寺エスペランサ)。
久々に絶好調の体調と、常に絶不調の文章力とは、
果たしてどのようにリンクするのであろうか?  

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