7月30日(金)晴れ
従姉kemiちゃんと怖い話は続く。
kemiちゃん「だいたい、男の人はトイレから、女の人はキッチンから出るらしいよ」
霊の話です。
kemiちゃんのお友達のお母様が亡くなられる瞬間、個室の病室に子供達が集まって看取る。
誰も入っていないトイレから水がジャーと流れる音がして、ベッドの上のお母様が両手を差し伸べられた。
「お父さんが迎えにきたんだね」
従姉kemiちゃんの話。
kemiちゃんのお母さん(ワタクシの叔母)が亡くなって、今後の話し合いやら諸々をkemiちゃんと長姉M姉ちゃんとしてた時。
彼女は三姉妹の末っ子で、次女は遠方に嫁いでいる。
遺産のことで少々口争いになった時、台所で、落ちるはずもないまな板が落ちて、ものすごい音を立てた。
「お母さんが来たんだ。怒ってるんだよ、ケンカするなって。」
ここでワタクシ、少々の疑問を聞いてみる。
「おばちゃんが、kemiちゃんとM姉ちゃんのどちらの肩を持ったかの判断はどうやって決めたの?
まあ、喧嘩しないで仲良くしなさいと言う解釈でうまくいく話ならいいけどさあ。」
こんなことを言うのにはワケがある。
ワタクシの実家は、しがない公務員だった父がやっとの思いで手に入れた住宅街の中の小さな一軒家である。
歩いて行ける距離にスーパーや病院、銀行に郵便局、バス停があり、歳をとってから住むには便利な場所だ。
しかし、都会から帰ってきたばかりのワタクシは、もう少し田舎を満喫したいということで、辺鄙なところに家を買うわけだが、
20年くらい経って、足腰が弱まって、車の運転もおぼつかなくなったら、またここに帰ってこようかと思うようになった。
いや、それまではここにはなんの魅力も感じていなかったし、老母さえ許せばとっとと売っぱらって一緒に住もうと提案もしたのだが、母は死ぬまでここに住みたいらしい。
まあ、いいでしょう。
ワタクシ達の家も、ここから車で5分ほどのとこだし、毎日顔を見に来られるし、母のお世話もできる。
じゃあ、20年後くらいにワタクシ達がここに住めばいいねと当たり前のように考えていた。
先日、母の留守中に、兄がやってきた。
父の四十九日以来だ。
ああ、ワタクシには兄がおりました・・・
兄「初盆、どうする?」
老母と夫とワタクシで決めていた段取りを話し、じゃあそういうことで、と話し合いは5分で終了。
その後の世間話からなにげに兄が言う。
(お母さんが死んだら)この家を売って山分けしようぜ。
ワタクシ、カチ〜ン。
ワタクシ「この家はワタクシがもらう。お父さんのこともお母さんのことも、何一つ面倒見ないくせによくそんなことが言えるねっ(怒)」
しかし、敵もさる者、怯まず「まあ、この話はまたいずれゆっくり、ってとこだな。」
こいつ、まぢでこの家を売ったお金を半分もらう気だなっ。
ああ、とうさん!どう思う!?
誰も入っていないトイレの水が突然流れたとして、その判断はどう読めばいいのだ???
兄妹仲良くしなさい、なんていう意味だったらあたしゃキレるよ。
山分けしようぜというなら、母さんの病院の付き添いやら、盆提灯買いに行ったり、戸籍謄本取りに遠路はるばる役所へ出向いたり、めんどくさい書類書いたり一つでもやれや!
かと言って、父さんに出てこられてもあたしゃ困るよ、怖いよ、あたしゃ父さんだろうがじいちゃんだろうが、霊は怖いんだからね、出るなら兄ちゃんとこに出て、父さんの意見を言って!
いや、だからと言って兄ちゃんが血相変えてやって来て「お父さんが枕元に立って、家を売ったお金は兄妹で仲良く山分けにしろって言った」と言っても、あたしが信じないだろうしねえ〜
兄ちゃんは兄ちゃんでたとえお父さんが「あの家はnに譲れ!」と枕元で言ったとしても、口が裂けてもあたしには言わないだろうしねえ。
ああ!欲にまみれた兄妹である。怖や怖や。
従姉kemiちゃんと怖い話は続く。
kemiちゃん「だいたい、男の人はトイレから、女の人はキッチンから出るらしいよ」
霊の話です。
kemiちゃんのお友達のお母様が亡くなられる瞬間、個室の病室に子供達が集まって看取る。
誰も入っていないトイレから水がジャーと流れる音がして、ベッドの上のお母様が両手を差し伸べられた。
「お父さんが迎えにきたんだね」
従姉kemiちゃんの話。
kemiちゃんのお母さん(ワタクシの叔母)が亡くなって、今後の話し合いやら諸々をkemiちゃんと長姉M姉ちゃんとしてた時。
彼女は三姉妹の末っ子で、次女は遠方に嫁いでいる。
遺産のことで少々口争いになった時、台所で、落ちるはずもないまな板が落ちて、ものすごい音を立てた。
「お母さんが来たんだ。怒ってるんだよ、ケンカするなって。」
ここでワタクシ、少々の疑問を聞いてみる。
「おばちゃんが、kemiちゃんとM姉ちゃんのどちらの肩を持ったかの判断はどうやって決めたの?
まあ、喧嘩しないで仲良くしなさいと言う解釈でうまくいく話ならいいけどさあ。」
こんなことを言うのにはワケがある。
ワタクシの実家は、しがない公務員だった父がやっとの思いで手に入れた住宅街の中の小さな一軒家である。
歩いて行ける距離にスーパーや病院、銀行に郵便局、バス停があり、歳をとってから住むには便利な場所だ。
しかし、都会から帰ってきたばかりのワタクシは、もう少し田舎を満喫したいということで、辺鄙なところに家を買うわけだが、
20年くらい経って、足腰が弱まって、車の運転もおぼつかなくなったら、またここに帰ってこようかと思うようになった。
いや、それまではここにはなんの魅力も感じていなかったし、老母さえ許せばとっとと売っぱらって一緒に住もうと提案もしたのだが、母は死ぬまでここに住みたいらしい。
まあ、いいでしょう。
ワタクシ達の家も、ここから車で5分ほどのとこだし、毎日顔を見に来られるし、母のお世話もできる。
じゃあ、20年後くらいにワタクシ達がここに住めばいいねと当たり前のように考えていた。
先日、母の留守中に、兄がやってきた。
父の四十九日以来だ。
ああ、ワタクシには兄がおりました・・・
兄「初盆、どうする?」
老母と夫とワタクシで決めていた段取りを話し、じゃあそういうことで、と話し合いは5分で終了。
その後の世間話からなにげに兄が言う。
(お母さんが死んだら)この家を売って山分けしようぜ。
ワタクシ、カチ〜ン。
ワタクシ「この家はワタクシがもらう。お父さんのこともお母さんのことも、何一つ面倒見ないくせによくそんなことが言えるねっ(怒)」
しかし、敵もさる者、怯まず「まあ、この話はまたいずれゆっくり、ってとこだな。」
こいつ、まぢでこの家を売ったお金を半分もらう気だなっ。
ああ、とうさん!どう思う!?
誰も入っていないトイレの水が突然流れたとして、その判断はどう読めばいいのだ???
兄妹仲良くしなさい、なんていう意味だったらあたしゃキレるよ。
山分けしようぜというなら、母さんの病院の付き添いやら、盆提灯買いに行ったり、戸籍謄本取りに遠路はるばる役所へ出向いたり、めんどくさい書類書いたり一つでもやれや!
かと言って、父さんに出てこられてもあたしゃ困るよ、怖いよ、あたしゃ父さんだろうがじいちゃんだろうが、霊は怖いんだからね、出るなら兄ちゃんとこに出て、父さんの意見を言って!
いや、だからと言って兄ちゃんが血相変えてやって来て「お父さんが枕元に立って、家を売ったお金は兄妹で仲良く山分けにしろって言った」と言っても、あたしが信じないだろうしねえ〜
兄ちゃんは兄ちゃんでたとえお父さんが「あの家はnに譲れ!」と枕元で言ったとしても、口が裂けてもあたしには言わないだろうしねえ。
ああ!欲にまみれた兄妹である。怖や怖や。