パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

『風立ちぬ』

2013年07月21日 | 本・マンガ・テレビ・映画
7月21日(日)晴れ

ジブリ大好きな我が家としては、何が何でも「風立ちぬ」は見なければ!
ってことで、試写会に応募しまくる。
当たった!
げっ!新三郷ツアーの日の10時からだ。
夫がうれしそうに「じゃあ俺が行こう!」
また当たった!
げっ!またも新三郷ツアーの日の2時からだ。
娘が「その時間ならあたし行ける!」
ちぇっ!結局当たった本人は行けずじまいかと思いきや・・・
当たった!(どんだけいろんなとこに応募したんだい?)
ってことで先週の水曜日、見に行った。
夫と娘からはそれぞれに感想を聞いていた。
ジブリを、宮崎駿を、こよなく愛す我が夫は、「風立ちぬ」がらみのテレビを見、
宮崎駿氏の本を読み、気持ちを盛り上げてから見に行く。
そして妻が予想した通り、静かに、「良かったぁ~」と感動している。
娘に感想を聞くと「う~ん、淡々としていて、いいといえばいいけど、私としてはもうちょい期待してたかな」

あ、ここからは、ピントのずれた感想というか、そこはどうでもいいんじゃん?的ネタバレになります。
これから見る方はご遠慮下さい。
文句は受け付けませんからね~~自己責任ってことでヨロシク!

絵の綺麗さ、特に緑とか青とかの綺麗さは、さすがジブリ。
あと、気が遠くなるような作業が想像できる緻密な描写も、さすがでした。
さんざん話題になっている主人公二郎の声も、宮崎氏が推したという先入観もプラスされて
違和感不快感なし。
かえって味があっていいと思えるのはジブリマジックか?
トトロの、さつきとメイのパパの声もいいもんね、味があって。ヘタクソはヘタクソなんだけど。
それから、ヒロインの声の滝本美織ちゃんはいかがかなものかなあと不安視してたんだけど、意外と気にならなかった。
少しクセがあるじゃない?あの子の声って。
でもそのクセが押さえられてたし。
全体的なストーリーは、ワタクシの琴線に触れないタイプの話(・・・身もふたもない言い方)
ワタクシ、つくづく夢もロマンも持ち合わせていない人間だと痛感。
まず、飛行機ってものに、そんな思い入れがないもの。
ましてやそれが『戦闘機』となるとなおさら。
それから、今回は実在するモデルがいるということもあり、
ファンタジーな部分は、全て次郎が見た『夢』(←眠ってる時に見る方のね)で表現される。
この手法は、ワタクシあまり好まない。
もっと細かい事を言いましょう。
肺結核を病んでいるヒロイン菜穂子は、病院を抜け出して二郎に会いにいく。
そしてそのまま結婚し、二郎がお世話になってる上司のお家にお世話になる。
もう、吐血とかもしてるし、かなり悪化してる状態。
ここで常識人のnは思う。
「ワタクシだったら、いくら二郎に会いたくても会わない、会ったとしてもとんぼ返りする。
だって、当時の肺結核でしょ。愛する人に移したくない。
さらには、上司への遠慮だってある。親切過ぎる人たちだから、なおさら遠慮するわ!」
次に二郎。
病床の菜穂子の近くで仕事をしている。
ヘビースモーカーな彼は煙草が吸いたくなり、あろうことかその部屋で吸う。
ありえん!
いや、時代的に、今ほど嫌煙だの分煙だの禁煙だのという意識がないことは承知している。
娘と一緒に映画を見た彼氏が「あんなにどこでも自由に吸えてたんだ!」とうらやましげだったらしい。
しかし、菜穂子は病気だよ、それも肺の。吸っちゃいかんだろ!吸っちゃ!
と、ヒジョーに細かいところで興ざめしたのであった。
ということで、ワタクシの、ジブリ映画ベストテン入りにはならないと思います。

今日の一枚は、この試写会でいただいたもの。
あんず油とマンゴーオーレの素とプリンターで作るシール。
お土産付き試写会ってのは初めてだったわ。
コメント (2)
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