パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

譲る 譲られる 譲り方 モロモロ

2013年02月01日 | Weblog
2月1日(金)晴れ

友人A夫人と銀座三越ライオン前にて待ち合わせ。
時間厳守なワタクシは当然早めに着く。
ウロウロして・・・ライオンと反対側のほうに行ったりしてたら・・・
目の前を、白いトレーナー姿の「阿藤快氏」が通った。
はっ!阿藤快だ!と思うも、周りはだれも気付かない。
ここの待ち合わせ人口の平均年齢は60~70歳と思われる。
こういうときこそついった~で「銀座三越前にて阿藤快氏と遭遇なう」とつぶやくべし!と
慌てて携帯をいぢるが、やったことないので手間取り、結局断念。
ライオン前に行くとA夫人すでに到着。
なんだかワタクシが遅刻したみたいではないか!!!
「阿藤快が通ったんだよ!」と報告し、しばし芸能人遭遇話をするのであった。

と、今日は、そんな話をしたいのではなかった。
電車とかバスとかの席の話。
電車で銀座に向かう時、3人がけの優先席に制服の高校男子が座った。
なんのためらいもなく。
制服の着こなしから、ヘアスタイルから、持ち物から、全てにおいていかれぽんちだ。
「年寄りが来たら譲るからよぉ、座っててもいいだろ、空いてんだから。」という気持ちなのかもしれないが
高校生のくせに、それも、男子のくせに(出た!逆セクハラ思考)そこまで席に座っておしゃべりしたいか???
2週間ほど前のほぼ日小ネタ劇場「今日のこども」に載ってた話を思い出す。
小学男子が、空いた座席にランドセルを置き、そのまま隣の車両に行ってしまう。
投稿者は少し不機嫌な気持ちになる。
しかし、その小学男子、隣の車両から連れてきた妊婦さんをそこに座らせたというのだ。
なんというパワフルな男子なんだ。どういう育て方をしたらそんなガッツある親切心を持った子になるのだ。
ずっと前に読んだ「吉本ばなな」のエッセイにも、そういう感じの高校男子の話があったなあ。

先日のボランティアの集まりの時、還暦を数年過ぎたMさんが言う。
彼女はユニクロ派というか、カジュアル派。
スリムな体型に、ユニクロのスキニー穿き、ユニクロのヒートテックフリース、その上にユニクロのダウン。
ショートカットにキャップをかぶり、電動機付き自転車で遠路図書館まで来られる。
お化粧は全くなされない。
年齢不詳のご夫人である。
お昼ご飯食べながら彼女が言う。
「先日、電車に乗ったのよ。そしたら、座ってた若い男の子がツンツンってあたしをつつくの。
何?って思ったら、どうやら席を譲ってくれるってことらしくてね。
ありがたく座ったけど、複雑だったわぁ~。
だってさぁ、前の電車であたしはおばあさんに席を譲ったのよ。
席は譲るものと思ってたのに、譲られる側になったんだと思うと動揺したわぁ~」
それを聞いていた、同じく還暦を数年過ぎたおぢさまが
「よく、年寄りに席を譲れという教育はするけど、年寄りにも「気持ちよく譲られろ」という教育が必要だと思うよ。
かたくななじーさんとかいるからね。
そういうのに当たったら、席を譲る勇気とかくじけちゃうからねえ。」
そういえばだいぶ前に席を譲ったら「いや、わしゃ、男だから」と断ったじーさまがいたなあ。
さすが男尊女卑?いや、ちがうちがう、九州男児のなれのはて。

というワタクシも、ずっと席を譲られることは苦手だった。
妊婦の時も、赤子抱えてる時も座らなかった。
今思えば、体力があったんだなあ。
娘が2歳くらいの時だったか、二人で福岡の友人のところへ遊びに行った時のこと。
遊び疲れて寝てしまった娘を抱っこして、大荷物を持って立っていた車内で
若いサラリーマンがどうぞと席を譲ってくれた。
しかし、ワタクシは頑なに拒否した。
同じくらいの子を持つパパだったのかもしれないし、
あるいは、チビでやせっぽっち(当時)なワタクシが、健康優良児で丸々と太ってる娘を抱っこしてる姿は
痛々しかったのかもしれない。
でも、「席は譲るもの」という認識のワタクシ、にこやかに「大丈夫ですっ!」と断った。
あの時のサラリーマンの「赤子連れのママに席を譲るという勇気」がくじけてませんように。

今日の一枚は、ルミネの中のカフェで食べた巨大なチョコケーキ。
バイトが終わって合流した娘が残りを食べてくれた・・・
ケーキを残すなんて、ワタクシとしては珍しいことだ。
お昼の梅林のトンカツが響いたのか。
A夫人と別れた後、娘とぶらぶらショッピング。
あ、北海道物産館のソフトクリーム、人が並んでない!

ふたりでひとつ食べよう。(・・・君たち、食ってばかり)
久々に、禁じ手のレトルト&チルド餃子の夜でありました。
コメント
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