パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

病と闘う子供達

2007年12月14日 | 子供ネタ
12月14日(金)晴れ
朝日新聞の連載記事「患者を生きる」
今、子供の闘病記が続いている。
つらくて、朝から私の涙腺はぐずぐずになる。
子供がつらいと親も泣きたかろう。闘病中の親子は一心同体であるから。
そんな闘病生活の中で、子供の心の支えは友達である。
つらい抗がん剤治療放射線治療・・・そこに届くクラスメートからのビデオレター。
クラスに居場所がある。
自分を待っててくれる友達がいる。
そんな思いが、子供に、病を蹴散らす力をくれる。
娘の学校に、難病を抱えた同級生がいる。
詳しい事はわからないのだが、入退院を繰り返したりしている。
「エリちゃん、また入院するんだって」
ある日、娘が言う。
母は、小学校の同級生が入院した時、仲良しでなかった事を理由にしてたわけでもないのだが、お見舞いにも行かず、
あまり気にも止める事無く過ごしていた。
ある日、中学生になった私たちに、小学校の先生から連絡が入る。
「○○さんのお見舞いに行ってあげて!」
当時のクラスメート5・6人つるんでお見舞いに行き、
ゲラゲラ笑ったり遊んだりして、○○さんを囲み楽しいひとときを過ごした。
そしてそれからしばらくして○○さんが亡くなった事を知らされる。
どうしてもっとお見舞いに行ってあげなかったんだろう。
手紙書いてあげれば良かった。
死というのものと一番かけ離れた場所にいるはずの私たちは、愕然としたのであった。
そんな苦い思い出もあり、私はしつこく娘に「お見舞いに行ってあげたら?
どこの病院なんだろう?聞いてみたら?」と言い続ける。
すると、娘は「でも、あんまりしつこくそういうこと聞くのって失礼かなあと思うんだよね」
母は、何度読んでも泣いてしまう「ハチクロ」のシーンを語り始める。
「はぐちゃんがけがした時、あゆは、彼女にどう接したらいいか悩むでしょ。
そんなあゆに野宮さんが言う。『みんな多分そう思ってるよ、で、全員で彼女を遠巻きにするんだ。
私には何もしてあげられそうにないからって。
で、まんまと彼女はひとりぼっちってわけだ。ー中略
君は残りなさい。残んなきゃダメだ。友達なんだろ。」
娘はエリちゃんにメール送る。
しばらくメールのやりとりがあった後、娘が泣きそうな顔で
「今エリちゃんからメール来たんだけど「○○(娘の名前)大好きっ!」って」
母の涙腺まで、ぐずっとゆるむ。
エリちゃんもいろいろ不安なんだよ。
サポーターは多けりゃ多いほどいいんだよ。
あなたも力の限り彼女をサポートしてあげて!
それ以来、娘は、エリちゃんに「マイベストソング」を集めたCDを渡したり、
(なんかこういうのって一昔前の時代の彼氏のようでちょっとおかしい)
メールを送ったりしているみたいで、母は少しうれしい。
エリちゃん頑張れ!
心ならずも病にかかってしまった子供達、くじけることなく頑張ってほしい。
母は祈るよ、世界中の子供達の幸せを。
コメント
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