パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

帰京

2005年08月18日 | おでかけ
8月17日(水)晴れ
夕方の便で帰京。
5日間の帰省を振り返ってみると・・・
8/12(金)夕方の便の飛行機に乗るためイチを連れて電車へ乗って間もなく
夫が「臭い・・・」
震度5の地震にも気付かない鈍な私は臭覚も鈍ってるのか
そお?と思いながらモノレール乗り場のトイレへ。
ケージ開けたとたん強烈な臭い・・・
夫よ、正解です。
綺麗に掃除して今度はモノレールへ。
飛行機の搭乗手続きでイチは4000円也。
九州に到着してイチを引き取り、バス乗り場へ向かうと
新幹線への対抗策だとかで、私の実家前を通るバスの本数激減。
私の怒りを買うのであった。
「こんな辺鄙なとこへ来る旅行者は、
15分くらい時間が短縮されることで
新幹線か飛行機か迷うようなことはないよっ!」
一時間ほど待たされてやっと来たバスに乗り、35分で到着・・・
こんなことなら空港まで迎えに行けばよかったねえ~と母。
私の実家に一泊。
老猫ちびは想像より元気そうで一安心。
これならお正月の帰省にも会えそうだねと、欲が出てしまう。
当然イチには威嚇の態度。
実家でももう元気一杯走り回るイチ。

8/13(土)朝ごはん食べてから、母の車を借りて夫の実家へ向かう。
かなりの秘境・・・まず15分ほどフェリーに乗って
その後ひたすら走る。
お昼過ぎに到着。
11日から滞在中の義弟一家と、義母ともう1人の義弟と
車二台連ねて神社へ。
2月に生まれた甥っ子の安産のお礼参りだ。
帰宅するとお昼寝から覚めた義父が
「起きたら黒猫がいてびっくりした!
クロの生まれ変わりだと思ってうれしかった。」
なんと実家にいた二匹の猫ちゃんのうちのクロが
車にはねられて死んでしまっていた・・・
その後も義父はイチを「クロ」と呼び続け
娘に「この猫は置いて帰れ、じぃが可愛がるから!」と
しつこく交渉しては娘を困らせていた。
夜は親戚の叔母さん達も来て宴会。
たくさんの人に圧倒されてさすがのイチもおとなしい。
おりこうさんな猫ちゃんねえ~ということになっていた。

8/14(日)皆で海へ・・・もとい、出不精の義父を除いて・・・
湾内のせいか想像よりは綺麗ではなかったが
娘は大喜びで海水浴。
五ヶ月の甥っ子流風君は足だけ海水に浸かっていたが
すぐ寝てしまう。ほんと良く寝る子だ。
大人たちは砂浜に続く階段に腰掛け、海の音にしばし癒される。
遠くにヨットがたくさん浮かんでいる。
夫の出た高校にはヨット部とカヌー部があったらしい。
夕方の便で帰京する義弟一家を車で空港まで送る。
はじめはバスで空港へ行く予定だったが
「赤ちゃん連れで2時間もバスに揺られるなんて
大変だろうし、周りにも気を遣うだろうし、かわいそうだよ。
私も運転するからさぁ~」と夫を説得し、3人で送ることにする。
夫は「どうせ君の運転する助手席では眠れないから」といい、
往復4時間運転し続けた・・・
帰宅後、義母も一緒に近くの温泉へ。
疲れをとって帰宅すると庭にバーベキューの準備が完了している。
義父と義弟、犬のホールに猫のヤスがスタンバイしている。
イチは初めホールが怖くて外に出られないでいたが
だんだん慣れてきて木に登ったり、庭を走り回ったり、満喫してる様子。
食べているうちにだんだん暗くなってきたが
月明かりの下、涼しい風は通るし、星は綺麗だし
家に入りたくない気分だった。
 
8月15日(月)すぐ上の小高い山の上にあるお墓に3人とイチとで行く。
こちらにきてから毎日お墓参り。
不信心な私であるが、ここにくると先祖とかお墓を守るということを
考えさせられる。
イチは私達の後を犬のようにちゃんとついて来る。
走ると大慌てで走ってくるのが可愛くておもしろい。
お墓の横の芝生の広場で走ったり木に登ったり楽しそうなイチ。
家の横に田んぼ用なのか小川が流れているのだが
そこをのぞいていたイチ、何か動くものを発見して
思わず飛び込み、バシャバシャ大暴れ。
慌てた娘に助けられ、びしょぬれになって家に帰ってきた。
こんなに楽しい事だらけの田舎から
またマンションに閉じ込められる生活に引き戻すのかと思うと
複雑な心境。
猫もそうだが、人間も同じだなあ。
ここにはクーラーもないのだが
前に建物もないせいか田んぼを渡ってきた風が心地よくて
あまりいやな暑さというものを感じない。
トイレはボットントイレだし、大きなクモや
蟻が家に上がってきては思わず悲鳴を飲み込む嫁・・・
でも、小川で冷やしたすいかを庭で食べ、
野菜はほとんど菜園で取れたもの、
井戸水で冷やしたそうめん、
自然の風を受けての散歩。
小さい頃に両親の実家で経験したことがよみがえってきて
懐かしいような、いろいろ反省するような気分になった。
義父をのぞく皆で公園へ。
川底が大石で、浅いところは石を渡りながら反対岸へ歩けて、
川の水がとても気持ちいいところだった。
そのあと大滝を見に行き、水しぶきを浴びてリフレッシュ。
帰宅後高校野球を観戦しつつお昼寝。
夕方私の実家へ。義母が菜園で取れたモロヘイヤや
手作りの混ぜご飯を持たせてくれる。
実家に着くと、母は母でご馳走を作ってくれている。
ありがたいと思いつつ、クーラーのガンガンに冷えた部屋、
お刺身の盛り合わせ、こじゃれた料理・・・
う~む・・・

8/16(火)神社巡りの好きな夫のためにと
母の運転で神社や山陵、池、大楠などを見に行く。
世間ではお盆休みも終わったせいか
お昼を食べようと入るお店がことごとく定休日。
久々に定休日女と異名をとった私の本領発揮だ。
ほとんどもう実家近くになってからやっとおそばやさんで昼食。
空腹のせいかとっても美味しかった!
夜は焼肉。
うちは肉信仰の感ありで、
気軽なお客様や、何かイベントの際は焼肉!というのが多い。
しかし魚派の夫はいまいちすすまない様子が気になるが
久々のお肉に盛り上がるのは私と娘である。
ま、美味しい海老もあったのでよしとしておくれ。
父は目がほとんど見えなくなってる上に
生来のマイナス志向で、不眠やうつ状態が続いていたようであるが
この帰省中は気合を入れて迎え入れてくれ
夫相手のお酒のほうもだいぶ進んだようでご機嫌であった。
今回の帰省は、ずいぶんうちの実家に気をつかってもらい
ただただ夫には感謝あるのみであった。

8/17(水)高校野球を観戦後、両親に空港まで送ってもらい
帰京の途に着く。
7時半頃自宅に到着後、近くの中華屋さんに食べに行く。
5泊の帰省は長いような短いような・・・
どっちにしてもやはりここ東京の自宅が落ち着くのは
やはり少しずつではあるがここを生活の拠点としてやっていこうという思いが
根付きはじめているせいだろうなあ。
いろいろ心配はしたがイチも元気に過ごしてくれたし、
もちろん娘も楽しい日々を過ごせた楽しい帰省になり
本当に良かった。
田舎では静かな日々が戻り、ホールやヤスが「あのちび、うるさかったなあ」と
語りあい、義父母もまた穏やかな日常を取り戻し、
うちの父母も老猫のノミを取りながら静かに暮らして
またお正月を待つのであろう。
皆さんお世話になりました。


コメント
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