マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

靴の脱ぎ方がなっとらん?

2011年09月11日 06時33分10秒 | ひとりごと
驚いた。あまりにも簡単に閣僚が辞任するからである。それも、まだ何もやっていない段階ではないか。私たちは政治家に政策を期待するけれど、人格や潔癖さを期待したことはない。あくまで政治家は政治能力がすべてであり、女にだらしなく金にだらしなくても、良い政策を残した人が偉大な政治家なのである。

私が若いころ長者町の大手繊維問屋に勤めていた時のことである。私は理科系人間ということで電算機の担当にされ、花形の営業にはなれなかった。そこの呉服部門に配属されるとある試練が待ちうける。なにせ呉服というのは古い業界で、常識が違うのである。名古屋市内のある呉服屋の担当になることが営業で出世する条件だったそうで、まず最初は担当になったあいさつに訪れる。「毎度どうも。●●のXXです。」と名乗ると、「声に元気がない。今日は会う気にならない。出直せ。」と門前払い。仕方がないので後日もう一度訪れ、今度は明るく元気に声を出す。すると、「おお、わかった。座敷にあがれ。」と最初の関門を突破。靴を脱ぎ、座敷に入るや、「おい、おまえはどういう教育を受けたんだ。靴の脱ぎ方がなっとらん。帰れ!」
まあ、こんなことの連続で、口のきき方、領収書の切り方、あいさつの仕方、すべてがチェックされるのである。とにかく、無事に集金が出来るまで数カ月は必要だったとか。
ただ、その店になじむと、もはやどの店も怖くなくなるそうである。誰もが行きたがらない店だが、会社としては新人教育には欠かせないお客であり、そうやって人を育てていくんだと若い私は実に感心したものである。

つまり・・・、民主党は若い。自民党やマスコミのいやらしさ、発言の重みなどを徐々に学び、政治家になっていくのである。いわば、今は研修期間みたいなものだ。今回の鉢呂氏は靴の脱ぎ方が悪かった程度のことである。会社は何度でも出直させるのだが野田首相はいとも簡単に辞任させた。これでは人は育たないし、閣僚を守れない首相に命をささげる人はいないだろう。もちろん、そんな軽い閣僚の言うことを聞く官僚はいないだろうな。

私の大嫌いな政治家はもちろん小泉だが、彼が唯一すごかったのは、閣僚を簡単にやめさせなかったことで、「一内閣一閣僚」という原則を最後まで守ったことである。
それと、国民は、閣僚を辞任させることに夢中の自民党を決して快く思っていないことで、自民党は日本を混乱させる張本人ということになる。つまり、やればやるほど自民党の支持率は下がるばかりだろう。野球選手はグランドで活躍すればいいみたいなもので、閣僚は日本のために政策を打ち出すことが重要である。自民党は正々堂々と論戦で民主党を圧倒すべきであろう。まったく、実にくだらない政党である。

今日は911事件から10年ということで、昨日は久しぶりにニューヨークのビル崩壊の様子をテレビで見た。そうそう、これが私の陰謀研究家へ変身した始まりであり、アメリカの没落の始まりだったのだ。それから10年。一体何がわかったのだろう。実は何も分かっていない。しかし、歴史書には「アルカイダのビンラディンが起こしたテロで、主犯はオバマ氏の指令でパキスタンで殺された。」と記録されるであろう。歴史とはそういうもので、それが真実から遠いことは誰もが思うのだ。しかし、百年もたてば、書かれたものが真実となるのである。よく「賢者は歴史から学ぶ」などと言うが、嘘だらけの歴史書から何を学べというのだろうか。そうではない、賢者は歴史の裏から学ばなければならないのだ。私たちは911から多くの物を学んだ。問題は、何もわかっていないし、今後も何も分からないだろうということである。

平成23年9月11日の10年前が911テロなら、11年前のその日に名古屋豪雨が起きた。私も長いこと生きているが、過去にあれほどのすごい雨は記憶がない。とにかく出張先から戻る途中で豪雨に遭遇したが、ワイパーがまったく追い付かないのである。地下鉄で帰宅した女房に連絡すると自宅へ向かう道路が冠水し、危ないから道を選んで帰るようにとのことだった。幸い高台を通る道を選び、無事に家に帰れたが、名古屋市内の被害は伊勢湾台風以来の惨状だった。思えば、この気圧配置が一つのモデルとなり、それ以後の豪雨の見本になったのである。
私は歴史の研究の中で海流と気流は軍事情報で、一般には知らされないことを知った。つまり、ジェット気流も軍事情報なのである。今回の台風12号は通常なら偏西風の影響でもっとはやく東へカーブするはずである。しかし、今年のジェット気流はなぜか北の方にあり、日本海に到達した後で東へ折れ曲がった。また、台風の向かう先に大陸性の高気圧があり、それが行く手を遮り台風が歩くような速度で停滞した。記録的な豪雨はそのような偶然が積み重なった結果である。自然災害とするなら、まさに1000年に一度の偶然だったのだ。

これらの中のどこに人為的な操作が介入したのか、私のような素人の知るところではないが、肝心の専門家である気象予報士は国家資格の制限の中で、知っていても真実を話せないのである。彼らがお得意のマニアックな知識を披露するなら、現状の気象操作は簡単に説明できるはずである。なぜ気象予報士という資格が出来、テレビなどで自由な予報が出来なくなったのか、そのあたりを国民は知るべきではないか。過去にもたしかに豪雨や地震はたくさんあった。だからと言って、現在の災害すべてが自然災害と決めつけるべきではない。まず疑い、見守り、警戒する。このことが気象操作をしている連中に対するささやかな抑止効果になるのだ。

国土の危機なの?

2011年09月04日 06時42分26秒 | ひとりごと
「国土の危機・・・いま、自衛隊が戦後日本で最も必要とされている。それはつまり非常事態である。」
これは例の小林よしのりの国防論のコマーシャルである。ただ、「・・・」の部分は外海の脅威と書いてあるが・・・。
この認識は全く正しい。今、日本国土は空前の危機である。福島原発を吹き飛ばした人工地震・津波はもちろんだが、昨日からの台風も、かつて経験をしたことがないような規模と速度でゆっくりと列島を横断している。そうでなくても、毎週のようにゲリラ豪雨が各地に被害を及ぼしているのだ。
これらの大半が誰かによる人為的な攻撃だとするのが私の考えだが、その本当の意図は全く読めない。ただこんな時には自衛隊に頼るしかないのが現実で、最初に書いたように非常事態なのは間違いない。日本で安全・安心に暮らそうと思うと、高層マンションか、潜水艦のような家に住まなくてはならないようになるだろう。世界一安全だと言われ日本が放射能に汚染され、さらに風水害に襲われる、早く日本から出て行けということなのか…。
毎週のように百年に一度の豪雨が起きる確率は一体どのようなものだろうか、学者よ計算してみなさい。
二つの台風が発生していた時、女房は私に尋ねた。「両方が日本を襲うことがあるかしら?」、それに対し、私はこう答えた、「韓国では世界陸上が開催されてるから、韓国へ台風が行くことはないだろ。つまり、ひとつは西へ、もう一つはまっすぐ北上するんじゃないか。」、「ふーん、世界陸上か…」
はやい話、国際的な催事が行われる場合、気象は部分的に操作され、結果、不自然な気象になるのは常識なのである。

さて、その空前の非常事態時に誕生した野田内閣だが、恒例の世論調査の結果が新聞に載っている。日経とテレビ東京の緊急調査では支持率67%、共同通信の調査では62,8%とかなり良好な数字である。笑ってしまうのは復興増税の賛成は58,7%(共同)、63%(日経)であるし、消費税引き上げに対して、賛成は49%(日経),49,7%(共同)と、相変わらず、国民の真の声とは思えない。

輿石さんの幹事長就任や平野氏の入閣で、挙党一致の原則は守られた。野田氏が良くやったというより、最大会派の小沢派・鳩山派を排除してきた菅内閣が異常だったのである。
野田内閣は財務省の息がかかった内閣であり、しょせんは緊縮財政を進めていくだろう。やはり国民としては来年の代表選まで待つしかないな。

興亡の世界史「モンゴル帝国と長いその後」(杉山正明著)という本を読んだが、十分に頭に入らないのでもう一度読み直している。皆さんは「ブハラ・ハン国」や「ブハラ・アミール国」という国をご存じだろうか。私はもちろん知らなかった。「1920年、中央アジア・・モンゴル帝国の残影はついにこの地上から姿を消した・・・・」とあり、チンギスカンがモンゴルを統一してから714年が経過していた。
つまり、チンギスの打ちたてた帝国の一部はつい先日、第一次大戦のころまでかろうじて残っていたことになる。しかも、モンゴル帝国は滅びたわけではなく、消えただけなのだ。それはスキタイ、匈奴、突厥などと同様、隠れたともいえるのである。
いわゆる中央アジアで生きてきた遊牧民達に国境とか首都とかは意味がなく、不利と見れば撤退し、また時が来れば集結出来るのだ。それは明日かもしれない。

世界は二つの陣営に分かれ戦っている。スキタイとフェニキアである。フェニキアは表の支配者であり、現実の世界を牛耳っている。しかし、フェニキア陣営はいつも見えない影を意識しおびえながら戦っているのだ。スキタイは自らは姿を見せず、各地に派遣した王族に指令を発することで世界を動かしてきた。匈奴、フン族、突厥、モンゴル、キタイなどである。
問題は、そのスキタイの王族は英国のいう地政学で中央アジアに押し込められている。それはアフガンかもしれないし、ウズベキスタンかもしれない、ただ、場所など関係ない。そこからの指令は絶対で、指令があれば必ず動き出すのだ。私の仮説は皇室はそのスキタイの血流であるということで、それがツランである。
さあ、私の研究はまだ始まったばかりである。

現在の研究に使っている書籍でございます。横に寝てるのがシバちゃんです。