１０月になり、衣替えというのに、また夏に逆戻りで、一日中じんじん暑い。今日は どうした事か、久しぶりに一日店が賑わった。
朝 来る時信号が全部青だったからかな。
バタバタして、パソコンを開ける暇もあまりなかった。いいような 悪いような・・・
某スーパーも売り出し日でチラシが入っていたので、珍しく車が多い。
店長が、卵を特別に売ってくれる、心でお礼を言う。でも「昨日は 半額シール貼った商品ばかりで、買ってあげたいけど、みな買えば、わたしゃ破産するよ。」とイリコさんが言ってたな。
さて、買出しから急いで帰ってみたら、カウンターに朝日新聞のＭ記者が座っていた。以前お芝居の話になった時、息子が、お芝居に明け暮れていると言っていたので、聞いてみたら、34歳にもなって、貧乏していると、言ってた。
今はフリーの舞台俳優らしい。
インターネットで調べてみたら、大阪を基盤に何度か公演していて、演出や、脚本も手がけているとか。
「私は、凄く憧れる、あと40年若かったら、そういう仕事を、きっと裏方でもやっている。」
そう言ったら、Ｍさんは、「金になりませんよ、兄弟で一番貧乏している。」
それでも、「私の人生じゃありませんから、息子の人生、好きにしたらええがな・・」とぽつり。
「夢は、高くてかなわないものと、思いがちだけど、息子さんの夢は、親の理解と、周りの理解と、それをかなえる為の努力する気力と時間が許せば、達成できるものだから、手が届きそうですね。」そう言ったら、
「親のすねかじってたら、たまりませんがな、」
「それでも、いつかテレビで息子さんを見れる日が来たら、サインくださいね。」
「それまでにこちらがくたばります。」
そういいながら、自分の夢に向かって、やりたい事に没頭している息子を語る目がとても優しそうだった。
その後、鮎釣り名人の電工のＭさんが、真っ黒に日焼けしてやって来た。
「今日は 鮎つりは？」
「今日から、５日間自然保護の為、禁猟よ。」
なんでも、解禁になってから今日まで、１００キロ以上、釣り上げて、針も８００本以上くくったと言っていた。
今年は ２９センチが一番大きい鮎だったらしい。
凄いねといったら、「ほんのささやかな趣味よ。」
私もこの趣味のお陰で、鮎が食べられるので、辻説法で耳たこなんて、口が避けても言えない。
晴れ ３１℃ 暑い一日。
