


陸奥の 忍ぶ捩摺誰ゆゑに 乱れ染めにし吾ならなくに・・・・河原左大臣
<陸奥のしのぶ文字刷りの模様のように、乱れ始めたのは私のではなくあなたに出会ったからです。>
そうです、百人一首にも詠まれている『もじずり草』です。
こんなに優しい風情の花にさえ人間の激情を重ねてしまうなんて、本当に昔の方は情が深いと言おうか・・
この花が神代の昔から日本にあった花とは、なんとも風にさわさわと揺れながらも 生命力の強さを感じて大好きな草花、当店の鉢に咲いています。
さて。
この花は別名 ねじれ花とも言うそうです。
恋焦がれるねじれ花はなんとも情緒があってしんみりするが、情緒も何もないのが 我が国の只今の政治。完全なねじれ国会だ。
先の参議院選での完敗に、菅総理の奥様はこんなこと言ってらした。
「今回の惨敗は菅の責任もあると思いますが、首相に就任してまだ一カ月でなにもしていません。昨年の衆議院選挙で勝ちすぎた分の揺り戻しです。一人区で自民党に負けたのは民主党の県議が少ないから。これから地方の支持基盤を固めなければなりません。」と・・・
私もそう思う。
小泉総理が郵政選挙で302議席で圧勝した時も、「いくらなんでも それはまずいんじゃない?」と思ったけど今回も同じような思いだった。
だから参議院選挙でねじれるのでしょうね。
小泉元総理といえば[小泉ー竹中]改革の目玉だった、日本振興銀行のそれこそ竹中元金融相のブレーンだった元会長が銀行法違反で逮捕されましたよね。竹中さんや小泉さんは、なんとも目覚めが悪いでしょうね。
創業理念であるところの、中小企業のための金融はどこでどう間違ったのか、商工ローンへの高利貸しで暴利を得ていたとか新聞に書いてあったけど、人が一番いい加減な金の使い方をするのは他人の金を他人のために使う時なんだって、ノーベル経済学者の偉い人が言ったとこれもいつだか新聞に書いてありました。
人様の金でも自分の金でも何でもいいから、勝手気ままに使いたいと思うのは私だけではないでしょうね。
ところで今朝は 久々の本当に久々のお日様です。
雲の形はあいまいだけどでも梅雨明けは近そう・・



青空と白い雲の饗宴。空の最も高い所に出来るといわれるすじ雲が美しい。そう刷毛ではいたような雲。
この空を見ているともうじき梅雨明けの気配。
久しぶりだけど、空を翔る雲は、見ていて飽きない。
それにしても 朝からじりじり熱い。
さぁ 仕事です。
と思っていたら、なんとなんと、午後から大雨 この雲どもに騙されました。
晴れ 29℃