

オシロイバナ
夕方、6時過ぎに綺麗に咲いていました。
花言葉は「内気」「臆病」「柔和」「病気」「あなたを思う」なんとも奥ゆかしい花言葉なのでしょう。
別名「夕化粧」というらしいが、よく似た名前の赤花夕化粧とは少し花が違う。
洋名では、
「フォー オクロック(午後4時)」・・・開花の時刻にちなむらしいが、本当に暑い日差しの中では蕾んでいる。
花びらに見えるのは、萼。
薄暗くなった夕暮れ、いっぱいに花を開かせている様は 暑さを忘れさせてくれる。
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山の世界では、「梅雨明け十日」というそうだ。
暴れまくった梅雨前線が、もうこのくらいにしてやろうと、梅雨が明けてから十日間は天気が安定して、登山に最適な時期がくることから そういうらしい。
ところが、この10年くらい、空梅雨かと思えば長梅雨だったり、台風がとんでもない時期にやってきたりと、長い経験から導き出されたセオリーが通じなくなってきた。
セオリーでも何でもいいけど、ホント暑い暑い毎日で、アイスクリームのように溶けそうです。
この異常な暑さは人災だ、絶対に人災だ!!と叫んでいる暑さが大の苦手の私です。
路面を覆うアスファルトや、上に上に伸びたビルのコンクリートに蓄積された熱で夜間でも温度が下がらない。エアコンがなければ眠れないので ガンガンつける。でエアコンから放出される輻射熱で、日本中ヒートアイランド現象になる。灼熱地獄になる。
これを人災と言わずして何を人災という。
昔はよかった。家の窓を開け放ち、蚊帳をつって寝れば朝までぐっすりだった。
家族がみんなで蚊帳の中で寝た。
蚊帳といえば
『起きて見つ寝て見つ蚊帳の広さかな』
加賀千代女が夫の死を悲しんで作った俳句で有名だけど、「広ければ入ってやろうかお千代さん」という粋な返句も有名よね。
蚊帳というのは家族のありがたさとか存在を感じる。それだけに千代女さんも一人になって今までより蚊帳が広くて寂しく感じたのでしょうね。
話が次々と飛ぶけど・・・
家族のきずなと言えば、100歳以上の高齢者の所在不明が続々と明らかになっている。
♪ いかにいます 父母~・・・という唱歌を歌い、常に家族の身を気遣った日本人の心の原点は今は消えたのか、家族バラバラ、人間砂漠。
そして聞くのも読むのも心が痛む、育児放棄死の事件もそう。
これらの事件をニュースで知り 唖然とした。いくらなんでもそれはないでしょうと・・・
でも、それより何より私の頭の中を占領したのは、母親の壊れ方だ。
我々が若者の時は、大人社会への畏怖があった。漠然としてだけど、考え方にしても生活技術にしても、まだまだ到底かなわない、対等に渡り合えないという気持ちがあった。
だからそういうところを見習いながら生きていかなくては、そう思っていた。
しかしここんところの、むごい犯罪を見ると、大人社会なんてどうってことない、未成熟の子供たちがたんに年取っただけ、その延長線上にあるだけという気がするのだ。
母親は「離婚後、子育てが面倒くさくなった。育児が嫌になった。自分の時間がほしかった。」と語ったらしいが、なぜ、外部に救いの手を求めなかったのか。
室内がゴミだらけ、という話。その生活意欲の乏しさ、生活の根本を投げ出している、投げやり、ほったらかし、ゴミも我が子も・・・
昔は、こういう未成熟な親をバックアップする、親族や地域社会が存在したが、今はそれらが希薄化している。
その原因の一つに個人情報保護法があると思う。
この法律が人と人のつながりを断ち切る流れになってしまったのだ。
民主党政権のいう「社会全体で子供を育てる」とは地域社会のそういうところから育てなければならないのではないかと思う。
晴れ 35℃ 猛暑日 暑い暑い・・・