goo blog サービス終了のお知らせ 

ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

一服の清涼剤

2010年10月08日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

                                 海辺の家
                       

 日本海までの新川沿いをウォーキングしていると、廃墟と錆に浸食された家ばかり。
日本海から怒涛に乗ってやってくるビョウビョウ季節風が、塩害を引き起こし、金物の寿命がなにもかも短い。アルミサッシだって錆びるのですから。
私の顔がソバカスだらけなのは、この塩害のせいではなかろうか。最近そう思う。

 さてもさても、話は変わるけど・・・
世界的規模の金融危機や,尖閣諸島問題をはじめ暗いニュースばかり続く中、突然の明るいニュースに、国民みんなが スーッとしたのではなかろうか。
そうです、ノーベル化学賞にまたもや日本人の偉い先生が二人も受賞したニュースです。
「有機合成クロスカップリング」 なんて舌をかみそうな発明で受賞された二人の博士。

自慢じゃないが弱いものだらけの私。その中でも取り立てて弱い化学、聞いても全然ちんぷんかんぷん。平たく言えば亀の甲と亀の甲を自在に接着して、有用な物質をいろいろと作れるようにしたらしいが、平たく言われたってよくわからない。

新聞見ると何だか北海道大学の鈴木先生って、穏やかで学者風でありながら、いかにも浮世離れした感じを漂わせていて 笑顔の写真を見ると気のいい好好爺風。またもう一人の根岸先生もノーベル賞の受賞の報を受けるとすぐ奥様に報告して「ドリームが現実になった。」と喜びあったんだとか。いいですねぇ、ほんとほのぼのとして。

ノーベル賞なんてものいがなければ テレビの世界でこんなに騒がれることのない人達だ。我々の知らない世界でこうして亀の甲を引っ付けて なにかを生みだすなどという わけのわからない研究に没頭してきた人たちの研究が、抗がん剤の進化とか、エイズ治療薬とか、抗生物質などの優れた医薬品の開発につながったなどということを、ノーベル賞受賞で初めて知り、地味な研究にもスポットライトが当たると、「ああ日本にはこんな立派な人たちもたくさんいるんだ。」とホッとする。
サイレントマジョリティという言葉とは少し違うかもしれないけど、一昨年の4人の科学者の受賞に続きまたも今回の受賞は、「世の中どうであろうとまっとうな人たちだって、ひっそりかもしれないけど、ちゃんと頑張っているんだ。」と思わせてくれる。

これぞまさしく、「一服の清涼剤」だよね。

雲り時々雨 23℃

正義の定義

2010年09月24日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。
                             
                        

 一晩中降っていた秋雨は午後にはやんだ。
その土砂降りの雨のせいで、日本海はたちまち泥の海と化してしまった。
昨日 買い物の途中に寄った和木海岸です。  

じゃ今夜は本当の十五夜が見れるかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・
                                          
 今年の夏は暑くて暑くて、ホント冗談抜きにしてアイスクリームのようにと溶けそうだった。どれだけ汗かいたか 量りたいくらい。
秋は一体全体どこに行ったの?彼岸花だって全然咲いてないしね。そう思ってため息の日々だった。
ところが、23日のお彼岸の日を境になんと、いったい、なんなの、今日の気温は・・・
明け方なんか肌寒い。

急にやってきた秋。   
まだまだ当分先のことだろうとあきらめていた体も心も 急にやってきた秋を受け止められない。
気まぐれにやって来てくれたって困るのだ。 ためがなくちゃ、ためが・・・
夏に疲れた体が ぶつくさいってるじゃありませんか。
というわけで、安光姫など毛布にくるまってテレビを見ていました。
                                         
・・・・・・・・・・・・・・

 さて話は変わりますが・・・。
私はいつも不思議に思う。この国の正義の構造とは一体どのようになっているものなのかと。
いつでもいいから池上彰さんにでも詳しく解説してもらいたい。

それというものも厚生省の元局長村木さんに無罪判決が出た郵政不正事件は、なんと大阪地検の特捜検事が押収資料のフロッピーデスクをを、村木さんを犯人にするべく改竄したらしいのだから、なんとも恐ろしい。
証拠をでっちあげることができる検事は怖いものなし。嫌いな奴とか虫の好かない奴とかより取り見取り、どんな人でも犯人に仕立て上げられる。
なーんか戦後の思想犯の事件をでっちあげた公安の特捜検事見たい。

愛想なしが子供の頃、推理小説が親に似て好きだったので、「大きくなったら一杯勉強して弁護士になったらいいね。」といったら、「同じなら検事のほうがいい、だって弁護士は犯人の味方をするもんね。」といっていたのを思い出すけど、「検事霧島三郎」のような正義感あふれた検事は小説の中だけなのかなぁ。
                                       
・・・・・・・・・・・・・・

追記

『満月に吠える女のレポート』・・・・9/23日
 


午後9時過ぎ
夜空に満月が見えました。コンデジだからはっきり輪郭が見えないけど、磨きあげたかのような、十五夜。
空を、まあるく、くり抜いたみたい。



午後10時
風に流された雲ははやい動きで、月は見えたり隠れたり。
月明かりに照らされた雲は、夜だというのに真っ白で、洗剤を泡立てているように見えた。

月に向かって吠えたのかって?
勿論、「ワォ!!」とうなっていましたとも・・・。

晴れ 23℃

束の間の名月

2010年09月23日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

↓ 写真左から 金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、火曜日、のお月さまです。

    

「月々に 月見る月はおおけれど 月見る月は この月の月」
そして昨日は中秋の名月。
なのに、皮肉にも雨。それも大雨、せっかく写真を撮るべく待機していたのに・・・ 

神代の昔から、月の呼び方には風情があり、本当に日本人の感性って素晴らしいと思うのですが。
たとえば、三日月(眉月)、七日夜(上の弓張り)、十三夜、十四夜(待宵・まつよいの月)、十五夜、十六夜(いざよいづき)、十七夜(立待月・たちまちづき)、十八夜(居待月・いまちづき)、十九夜(寝待月・ねまちづき)、二十日夜(更待月・ふけまちづき)真夜中の月、三十日月(みそかづき)
古来、十三夜と十五夜のどちらかの月しか見ないのは片身月といわれ、不吉とされているというとのこと。
何度も言うようだけど、せっかくの中秋の名月、残念でした。

諦めて仕事を終えて家に帰り、洗濯などをしていたら、なんか月が私を呼んでいる。そんな予感がして、縁側から覗いてみたら、なんと雲の切れ間から覗いているではありませんか。

                        

遅くなりました。これが諦めていた、我が家から見た”中秋の名月”です。
今の今まで雨を降らしていた憎まれ雲は、月明かりに照らされてもやはり鼠色で、「おいおい、邪魔のもは消えろ!」といわんばかりに折角顔を出したお月さまを あっという間に連れ去ってしまったのでありました。
まるでSFXをつかった映画の一場面のようだ。こんな雨の夜空に出てきたことが不思議なのだ。なんだかわけがわからないけどフランケンシュタインとか、オオカミ女がむせび泣きそうな、万葉の月ではなくてゴシック・ロマンの月だなぁ…

自称”月に吠えるオオカミ女”は前にも書いたけど、満月を見ると万葉集の(馬鹿の一つ覚え)”わたつみの豊旛雲に入り日さし 今宵の月夜あきらけくこそ”を お題目のように口ずさむのだけど、夕べは写真撮るだけで精一杯で、しみじみと味わうことができなかった。

それにしても豊旗雲とはどんな雲ぞや、と日本大百科事典を調べて見たら、
『万葉集』にある短歌「わだつみの豊旗雲に入日さし今宵(こよい)の月夜あきらけくこそ」に出てくる雲。旗雲の用例はほかにもあり、白い長い雲をさしたようである。豊は分量が多いことを表す形容詞で、豊旗雲は長い帯状の巻雲(けんうん)または巻層雲をさしたものと思われる。
と書いてあった。
今夜も雨らしいから、むせび泣かなくていいかな。

大雨のち晴れ 24℃ 

写真のノウハウ

2010年09月22日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

 少し秋らしくなってきたかなぁと思ったのも束の間、ここのところの夜の蒸し暑いことと言ったらない。
エアコンをタイマーにして寝ていても切れると汗びっしょりかいていて目が覚める。
熟睡できないからか、よく夢を見る。
それもドジの夢ばかり。今朝がた見た夢は、東京だか大阪だかわからないけど、夜行バスに乗るのに駅まで行ったら切符を忘れているのに気づき、家まで帰り自分の車でバスをどこまでも追いかける夢を見ていた。ホントに間抜けよね。

夢に出てくる話というのは深層心理で、心の奥にそういう思いがあるからで、現実の世界でも忘れ物ばかり。
今も仕舞い忘れて出てこないものに、除草剤がある。
草がすぐ伸びるし再々刈るのも面倒なので、ホームセンターで値段の高いよく効くのを購入して撒いた。
残りは孫が来て触ったら怖いからと、いつものところではなくて、別の場所に覚えをしてしまったはずなのにそれがどこに行ったか思い出せない。
ボンヤリならまだ救いようがあるけど、わからなくなったら困るから、わざわざどこか安全なところにしまったのが思い出せないのだ。
年齢からくるものもあると思いたいのだけど、たぶんプチアルツが進行したのだと思う。

そんなわけだから写真なども上達するわけがない。
この前のひまわりの写真ですが、どの写真もどうも暗くてうまく撮れていない。
逆行だったから、液晶画面が光って全然見えないということもあったのだけど…。
それでめくらめっぽうシャッターを押しながら、待てよ、強制発光にして見たらどうだろう、と試してみた写真です。

 

元より写真に関する基礎的な知識など全然ないものだから、構図や技術の良し悪しなど判断できない。
それでも、見ていてその写真から何かを感じることがある。
花一輪を撮ったものでも、植物図鑑みたいに美しいだけの花ではなく、それを撮ろうとしたその人の、歓びとか驚きとか切なさとか哀しみが、映りこんでいるような写真。
撮る人が被写体を見て感じた物語というか、被写体に潜む物語かな。
そういうものを感じさせてくれる写真に出逢うと、しばし見惚れてしまう。
まるで詩や小説の世界に入り込むように、その中にのめり込んでいってしまう。

でもでも、あたしのような素人に、そんな写真がそうそう撮れるわけもない。
そんな写真を撮ってみたいと思えば思うほど、真似したいと構えれば構えるほど難しくなる。その前にデジカメの使い方も完全にマスターしてないのだからどうにもならない。

 

中々うまくいかないものですね。
これ以上の写真など到底無理なのかも、と弱気な私です。

雨 30℃

敬老の日に寄せいて

2010年09月20日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

                           
                           

出雲発伊丹行きの(Q-400)機
いいえ、別に大阪まで行ったわけではありません。たまたま近くに行ったら頭上を飛行機がが飛んでいたので、写真に撮ったのです。(写真をクリックしてくださいね。)

で この話はまた明日にでも・・・

・・・・・・・・・・・・・・・ 

定休日の昨日、早朝からボランティアの町内一斉秋の川掃除の日。
私は人間ができてないから、ホント、大儀!折角のお休み、こんなことでつぶされたくない。でも住民なのだから仕方ない。
あ~、川掃除のないところに住みたい。
大体、この川掃除から、私は地獄の秋の花粉症に突入するのだ。ヨモギの花粉から始まり、セイタカアワダチソウの花粉がこの美しい美鼻孔(どこが?)を刺激してくすぐり くしゃみの連発と相成るのだ。
そんなわけで、二重マスクに首タオル、軍手に長靴、つばひろ帽子、まるで田圃のかかしみたいなスタイルで、参加しました。

掃除で始まった昨日、そのあと、敬老会に出かける安光姫を公民館まで送り、家の前の草むらの草刈り、障子貼り替え、お墓参り、と秒刻みのスケジュールで たまの休みにしなくてはならない家事を淡々とこなしました。本当に忙しい。
といっても、草刈りも障子の張り替えも全部、サンコー社長さんがしてくれたのですが・・・
障子に水掛けて紙をはがし、乾かして糊入らずの障子紙をはればいいだけなのだけど、それがなかなかうまくいかない。
車屋から経師屋に早変わりしたサンコー社長が、綺麗に貼ってくれました。もたもたしている私の作業を見るに見かねて。お陰で仏間が明るく綺麗になりました。いつもありがとうございます。

お昼、敬老会から帰った安光姫、地区で88歳のお祝いをしてもらっていて、記念品までいただき ご満悦。
「88歳のお年寄りは少なかったでしょう?」「いいや、数十人はいたと思う。」
やっぱりね、島根は日本一の長寿県だと新聞に出ていたけど、やはりそうなんだ。。

厚生省が発表した人口10万人当りの100歳以上のお年寄りの数で、今年は37年連続で一位だった沖縄県を島根が抜いたと。
よくよく新聞を読んでみると、沖縄県は人口が6000人増えて、島根は7000人減少したためとか、なんじゃそれは。
ただたんに過疎化が日本一ということじゃないのかな。

私が思うに、寝たきりのお年寄りも、元気なお年寄りも一緒にした長寿ではなくて、心も体もピンピンの方が多い県が本当の長寿県なのでは?そう思いませんか。

私だって敬老会予備軍。
安光姫のように、あれ食べたらだめ、これも食べたらだめ、アルコールもだめ、食事のたびに薬を大量に飲んで、ただ生きているのは嫌だなぁ、このまま充分身体に配慮をして、薬は一切飲まずに死ぬまで元気でいたい。これ願望です。
アルコール禁止にでもなったら、死んだ方がましだものね。

 さて。
お昼から、温泉にでも行ってゆっくりしようよ、とサンコーさん夫婦が誘ってくれて、出かけたの温泉は?

それは明日のお楽しみ。

晴れ 30℃

同じ穴の狢

2010年09月14日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。


                          

 日曜日 午後から曇った。今にも雨が降りそうな感じ。
その時 近所の小学校の上空だけ、まるで映画「第9地区」のヨハネスブルグの上空に現れた巨大円盤のように怪しい雲が・・・(少々大袈裟?)
しかし、雲は秋ですね。
でも、日中の暑いことと言ったらない。もううんざり・・・
「暑い暑い、一体全体いつまで我慢すればいいの、このうだるような暑さを」と連日口走っていたら愚かなトンボが「暑い暑いといっても涼しくなるかね、俺は足のほうが冷たくて朝方目が覚めるよ。」と愚かなことを言う。
「おかしいんじゃない、体が、自分で体温の調節ができないイグアナ人間かね。」
絶対におかしいですよね。秋とは名ばかりで、真夏日が続いているというのに。
そういえば、この小学校も運動会も、熱中症対策で早めに競技を切りあげたり、時間ごとに水分補給をしていたとか、本当に気持ちのいい秋は来るのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて。
いよいよ民主党の代表選挙が今日ですね。
連日連夜 メディアはこのニュースをトップで伝えている。
しかし 我々に投票権はない選挙だから、ただ見つめるだけで、どうすることも出来ない。
それに、民意と随分かけ離れた特殊な選挙なのだからなおさらだ。
でも、「政治とカネ」とか、政策の違いとかマスコミは騒いでいるが、一番肝心なことは、民主党の代表とはすなわち総理大臣なのだから、いま問われているのは一にも二にも日本の政治を安定させる指導力だと思いますよね。

大体、その民意のアンケートの仕方にも問題ありと思うけど、「首相にふさわしいのは」との設問は困ったでしょうね。だってこの二人のほかに選びようがないのですから。
なら「首相としてどちらがましなのか」と聞いた方がいい。
「菅さんも、もの足りなくてダメだけど、小沢さんはもっとダメ。」というところでしょうね、民意は・・・
大体小沢さんって剛腕だの策略家だの言われているけど、古い政治の中での策略家でしかないと思う。
もうそんな考え方は置いといて、若い政治家に任せたらどう?って思うもの。
それにしても私は不思議でたまらないことがある。
我々国民がが選挙で政権を変えたということは間違っていないと思うのに、どうして期待した民主党はこうまで民意とかけ離れたことを平気でするのだろう。どうして国民にこれだけ嫌われている小沢さんを必死で担ぎ出して、応援するのだろう。谷亮子なんて、政治がわかってそれで応援しているのだろうか?そのうえ今こんな時期こんなことで騒いでいていいのか、もっとほかに急いですべきことがあるでしょう、が民意じゃないのですかね。

旧政権は”永田町の倫理”とやらで、聞く耳を持たず、一般社会から遊離してしまって国民からそっぽを向かれたのに、なんだか民主党も同じ方向に向かおうとしている気がする。少し早いんじゃないですか?今ならまだ軌道修正できますよ。といいたい。

してみると、政権与党っていうのは我々一般庶民が想像もつかないくらい「いい思い」をするものなのか。勿論金銭的にもそうだろうけど、気分的にもちやほやされると、有頂天になれるものなのかもしれない。人は一度そういう禁断の木の実を食べて味わってしまったら、もうメロメロになるものなのか・・・
世間の風や、動きが感じ取れないくらいに・・・

ううーん、やはり同じ穴の狢なのですかね。

晴れ 28℃

秋は来ぬ。

2010年09月03日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

                      
先日のウォーキングでまるで、ボールペンの試し書きのような影を見つけた。
ここのところの狂った陽射しは 影も焦がしている。

暑いから今日の写真は昨日の続きの日本海ウォーキングの写真です。

誰かが並べたのでしょうか。
波よけブロックの塀にきちんと並べて置いてありました。 

                      
この嘉久志海岸は遠浅ではないので、知る人ぞ知る海水浴場。危ないからあまり泳ぐ人もいないけど、でも近くに方たちは泳ぎに来ている。
片足だけのビーサン二足、もう片方はどうしたのでしょうね。

海岸には色々なものが落ちている。
海藻、貝殻、ペットボトルの蓋、お菓子のパッケージ、硝子瓶、等々・・・
硝子瓶は、誰かが捨てていった物だろうか。
それとも、遥か彼方から波に乗ってきたものだろうか。手紙は入っていなかったけど。

 しかし それにしてもこの散歩コース、日本海までのたった1キロくらいだのに、廃墟の多いことといったらない。
立派な家なのに、草どもが侵入してガラス窓の裂け目からも入り込んでいる。雑草のすごい生命力。
きっと何かの理由で若いものが都会に出てしまい 留守をする年よりも独り暮らしができなくて、住めなくなったのだろう。

そんなこと考えながら歩いていたら、ふと目の端に動く影が、目にもとまらぬ細かい動きで飛びまわっている昆虫がいた。
バッタかな?と思ったらどうも赤トンボ見たい。数が半端じゃない。異常発生しているのだろうか。
バッタと間違うのも無理ない、だって大きさが(胴体)普通のトンボの半分くらいしかないし、飛ぶ姿が落ち着きがないのだ。
トンボって普通、何かに止まって休む時は羽根を飛行機のように水平にしたり 閉じたりするものでしょう。ところがこのトンボはなかなか止まらなくて。止まっても羽根を広げないのだ。本当にトンボなのかな、それともバッタとトンボのあいのこの”バッタトンボ”なのかな、なんて勝手に昆虫を作ったりして。

帰って昆虫図鑑を見たけどよくわからない。
やはり、アキアカネなのかなぁ。
してみると秋は確実に近づいているのだ。

でも残念!!写真に収められない、なにしろ止まらないのだから。

晴れ 32℃                     

大臣の品格

2010年09月02日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

 いまだ、炎害とやらで燃えるような陽差しの中、久しぶりに嘉久志海岸にカメラウォーキングして見ました。
完全武装をして行ったにもかかわらず、ふくろはぎがじりじりと痛い。
低温やけどしそうなほど・・・
相変わらず残暑は厳しい。

ゆっくりと打ち寄せる波も ほとんど音がせず、まるで盥の中みたい。

浜に隣接する草むらの草も熱中症のように元気がない。
そんな中、紫の可愛い花を見つけた。

調べてみたら、ハマゴウという名前の、海岸の砂地に生える落葉小低木だそうです。茎は砂の上を這うようにして伸び、よい香りがします。線香に使われたり、灰汁は染料,実は薬用となるそうです。
知りませんでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて。
私はわからない。自分のこと?いいえ、鳩山元総理のことです。
民主党代表選はついこの前まで「菅総理を支持します。」といっていたのに、一夜明けたらころっと「小沢先生を応援することこそ大義」と平気で言ってのける感覚が。
そしてまた、政治とカネを巡る国民世論の不信に応え、小沢幹事長を道連れに首相を辞した。それなのにその舌の根も乾かないうちに「小沢首相」づくりの先頭に立つという神経が、私はわからない。

鳩山元総理はこうも言った。
「私は小沢さんに総理にまで導いて頂いた。ご恩返しをすべきだ。」オイオイちょっと待って。
鳩山さん個人の栄達、鳩山さんと小沢さんの貸し借り、そんな個人的なことでこんな大事を決める神経が。
国政は二の次、三の次なのかと。いやだいやだ・・・

鳩山さんの言う「友愛」とはそういう意味なのか、大義とは、「余は大儀じゃ」の大義と違うのか、調べてみました。

大義とは、人として守るべき道義。国家・君主への忠義、親への孝行など。
大儀とは、1 即位式・朝賀など、朝廷で行われる最も重要な儀式。大典。→中儀 →小儀2 重大な事柄。大事なこと。3 やっかいなこと。また、そのさま。おっくう。めんどう。
人遍がつくとつかないとでは当たり前だけど、随分意味が違うのですね。

いつだか、鳩山さんが総理になった時に、インタビューで記者団に「朝三暮四」という言葉知ってますか?と聞かれて、「知ってますよ、朝出した命令を夕方にはもう改めるということでしょう。」と答えていたのを覚えているけど、これだから一夜にして信念を変える、二股膏薬、二枚舌と言われるのではないですかね。(それはちなみに朝令暮改ですよ。)

言葉というのは難しい。
良薬にもなるが、時に刃物にもなる。

鳩山さんは財布は重たいけど、言葉は軽いのですね。

晴れ 35℃

8月も終わりました。

2010年08月31日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

昨日の和木海岸です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 記録づくめの猛暑の八月も終わった。
表に出れば熱風が身体にまとわりつく。暑いのが苦手の私には拷問を受けているような月だった。
気温30度をこす真夏日なんて当たり前、35度の猛暑日だってもう驚かなくなった。
暑さに打たれて熱中症にかかる人も続出した。

そんな月始め、あやかしさんが島根に来て 2年ぶりに木馬でお話しした。楽しかった夢のような時が もう一月も前のことなんて、月日のたつのは早い。

そしてここにきての(8月の) 円高、株安、経済に弱い私はどうしたらいいのかなんて全然わかりません。
ただ 地方経済が冷え切っているのだけは実感している。

そんな中、民主党の代表選挙が9月1日告示ということで、菅総理と小沢さんとの一騎打ちが新聞を賑わしている。
政治にも疎いけど、傍目八目に面白がってばかりはいられない。自分たちに降りかかってくることだから・・・

しかし、世の中には怒るほどじゃないけど、なんとなく面白くないことってある。
私には今回の小沢さんの代表選の立候補の意向がそうだ。
この方はどうしてここまで民意とかけ離れたことができるのか、不思議で仕方がない。
政治とカネの問題で、「責任を痛感した」と、幹事長を辞してまだ、いくらもたっていない。それどころか、検察審査会で起訴相当の議決を受け、3度目の議決を待つ立場にあるのに。
菅総理が絶対とは思っていないが、「下種の勘ぐり」と顰蹙を買いそうだけど、小沢さんは偉い方だから、強制起訴となる前に憲法の規定により起訴を免れるのではないかと思ってしまう。

菅さんも、総理になってから、いつもの強気な発言が消えてしまい、どこか元気が無くなっていた。ところが久しぶりにいい顔している菅総理を見た。それは、党代表選に向けて決意を述べた時だ。
「どんな日本を作るか、命をかける覚悟で、総理としてすべての時間を費やす覚悟だ、正々堂々と代表選を戦っていきたい。」といった顔、目が輝いていた。
これでなくちゃ そう思った。

”地位が人を作る”とよく言うけれど、どうも菅さんにはそれが見えなかった。
しかし調べてみたら面白いことが分かった。
リーダーとそうでない人に関しての実験をしたらしい。
結果分かった事は、
血液中のセロトニン(神経伝達物質)の量が、リーダーほど高くなり、中でも人望の有る人ほど、より高くなっていたんだとか。
人は想像以上に、環境に左右されやすい動物のようで、環境によって、体の中の化学物質の量が変わり、その結果行動が変わり、性格までも変わってしまうということらしい。

ううむ、菅さんはまだ総理としてしどろもどろの時に代表選挙があり、確かに大変とは思う。が、しかし、総理になったのだからしっかりとしてもらわなければならぬ。
地位が人を作ってもらわねばならぬ。

参議院選挙の敗因は総理が消費税増税を掲げたことだと民主党議員の誰かが言っていたが、国民はそこまでバカではない。増税という痛みに理解を求める総理の覚悟が伝わらなかったからだと思う。
総理になりきってないからだと思う。あの輝く目が消えていたからだと思う。
子供の代にツケを回すような財政運営が漫然と続き、社会保障もあてにならず、我々高齢者の不安は増すばかり、こんな日本でいいわけがないと 昔の野党時代のような強い菅さんが、「命をかける覚悟」で訴えれば、党内は勿論、世論も味方するはずだと思うが、違うだろうか。
クリーンという点においては、絶対に菅さんが上だからね。

私はいつまでも続く残暑にうんざりしながら 暇な木馬で八月をぼんやり振りかえり、そんなことを強く思ったのでした。

晴れ 34℃

秋の気配

2010年08月30日 | 四方山話
日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。


                      

布袋草の群生を見つけた。
秋を見つけに嘉久志の奥の新谷に行った時に・・・
ね、すごいでしょう?

                       

それは、私の背丈もある大きな足つきのまーるい水槽からこぼれるように咲いていたのだ。
私は そばにあった大きな石に乗っかって写真を撮りました。
ぎらぎら残暑の厳しい土曜日の午後のことです。
本来なら何を入れてる水槽なのでしょう。深さは1・5メートルくらい、円の面積は直径1メートルくらいはある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて、話は変わるけど・・・

太平洋高気圧は、いまだ列島の上にどっかりと居座ったままだから、残暑が厳しのなんのって、もうホント 如何に過っては”鉄の女”と言われた私もへたりそう。

しかしどことなく秋の気配を感じる。それは空に漂う雲が少しばかり形を変えてきたから。
星高山にかかる入道雲の輪郭がすこーし崩れてきた。

 日曜日、カウンターの窓フレームからです。↓ 
    
    朝                     昼                 午後

  

いくら地上の時空が狂っていても、天空では確実に季節が変わろうとしている。
夏の雲と秋の雲は天空で鬩ぎ合っている。
天空の鬩ぎ合いはすざましい。絶えず雲は変化しつづけ、留まることがない。今の雲とさっきの雲は同じということはない。おしくらまんじゅうをしていて どちらかが押し込んでいるのだ。
でも、たとえどっちが勝ったところで、その時だけのこと。とわに支配し続けるなんて、できっこないのだ。
無情のようであるけど雲は文句など言わない。恨んだり、悲観したりすることもない。
ひろーい心の空がゆったりと包んでいるから。

そこへ行くと地上の鬩ぎ合いはどうなのでしょう。
同じ穴の狢どもが、足の引っ張り合いをしている。
人と人の鬩ぎ合いは どこかむなしい。

晴れ 34℃